EDMの作曲方法とは?具体的な手順や要素など必要な技術を公開!

 今回はEDMの作曲方法について、これさえ知っておけばEDMがすぐに作れる技術や手順、曲の要素について紹介していきます。

 EDMの作曲方法といえば、DAWソフト上で手軽に作れるので楽譜も必要なければ楽器を演奏できる必要もなく、誰でもすぐに参入できるところが魅力です💡

 でもいきなりEDMを作曲しようと思っても、EDMの作曲ってどうやるの?メロディは作れるけど他にどんな音をどのような要素で入れていけば良いのかわからないよ?となりますよね💡

 この記事ではこれからDTM作曲を始めたい方向けに、よくつまずくポイントや疑問になりやすい箇所を紹介して、はじめての方が1曲を仕上げるために必要なすべての手順・方法を順番に説明していきます^-^ノ

 

EDM曲を構成する要素とは?

  1. メロディ
  2. リズムパーカッション・効果音
  3. 白玉和音(パッド)
  4. ベース(対旋律)
  5. 和音の刻み(バックビートなど)
  6. ハモリ
  7. オスティナート(アルペジオのような音形の繰り返し)
  8. フィルイン ←(対旋律やパーカッション、オスティナートがフィルインの役割を果す)
  9. 保続音(ペダルポイント)

 EDMに限らず、一般的に曲を構成する要素には「メロディ」、「ハモリ」、「ベース」、「白玉の和音(パッド)」、「和音の刻み(バックビートなど)」、「オスティナート(音形の繰り返し)」、「リズムパーカッション・効果音」、「フィルイン」、「保続音」などがあります。

 これらすべての要素を使わなければならないというわけではなく、この中から曲の展開に合わせて必要な要素をコード進行に合わせて乗せていくというのが基本的な作曲方法です。

 名称だけ見てもイメージしづらいと思いますので、ひとつずつ要素を実際に見ていきましょう。

リズムパーカション・効果音

 メロディが完成したら、まずはメロディに合わせてリズムを作りながらドラムやパーカッション、効果音を入れてみましょう。

 EDMといえばダンスミュージックです、ダンスと言えばリズムがとても大事ですね💡

 ここで付けたリズムはこの先の要素すべてにずっと影響を与える大きなものとなるのでしっかりと仕上げることが良い作品を作るためのポイントです。

 パーカッションは曲全体に入れる必要はなく、曲中に表情を付けるようにパーカッションを入れない箇所や、たくさん入れて盛り上がる箇所を作ってメリハリを付けたり、パーカッションが入るタイミングもフィルイン(後述)をうまく活用してお洒落に仕上げていきます。

 メロディに合ったリズムをどうやって付けたら良いかわからないという方は、「メロディに合ったリズムを付ける方法は?」をご覧ください💡

 リズムを付け終わったら次は「ドラムが入ると曲の印象はどう変る!?」を参考にドラムを入れてみましょう💡

 また、ドラムの音色は曲の年代やジャンルまでも決める要素となるので、EDMの場合は電子ドラムセットなどを選ぶのがおすすめです

 ここまで、「メロディ+ドラム」で良い仕上がりになっていればこの先の要素を足しても大きく失敗することはありません。

リズムパーカッション・ドラムとは?

  • パーカッションやドラムを入れると曲に簡単にリズムを付けられる
  • ダンスミュージックと言えば踊れるリズムが大事
  • ここで付けたリズムは他の要素のリズムにも影響するので納得行くまで頑張る

白玉和音(パッド)

 白玉和音とはとても簡単で、コード進行に合わせて和音を長く伸ばして入れる最も簡単な要素です。シンセサイザーの音色ではパッドと呼ばれるグループが白玉和音を打ち込むのに適しています。

 EDMでは楽譜は使いませんが、2分音符や全音符のような長く伸ばす音符は中が白いため長く伸ばす音を白玉と呼びます。

 EDMの作曲方法では、メロディを作ったら次にこの白玉和音を足して「メロディ+白玉和音」の状態まで仕上げていきましょう💡

 コードの付け方がわからないという方は「コードってどうやって付けるの?メロディにコードを付けてみよう!」を参考にしながらコードを付けてみてください💡

 白玉和音は動きがないため静けさを表現するのに向いている要素です。

白玉和音とは?

  • コード進行に合わせて和音を長く伸ばして入れる要素
  • シンセサイザーの音色では「パッド」を使用する。
  • メロディを作ったらまずはこの白玉和音を足して「メロディ+白玉和音」を作る。
  • 白玉和音は静けさを表現するのに向いている。

ベースライン(対旋律)

 白玉和音まで仕上げたら、次はベースライン(青色部分)を仕上げていきましょう。

 と言ってもEDMの作曲方法ではあまり禁則などは気にせず、まずはコードの基本形(Cならド、Gならソ)を使ってベースラインを作っていけばOK💡

 本格的に対旋律として独立したベースラインを作ってみたいという方は「世界一簡単な対位法!?和声的な自由対位法を使ってメロディにバスの対旋律を付ける方法!」で詳しく紹介していますのでご覧ください。

ベースラインとは?

  • まずはコードの基本形でRoot(根音)を最低音にしてベースラインを作ってみよう
  • さらに本格的なベースラインを作りたい場合は対位法を使ってみよう

和音の刻み(バックビートなど)

 
 ベースまで仕上げたら、次は和音を細かく刻んでバックビート(裏打ち)を入れてみましょう。
 バックビートのリズムは単純に拍の裏で鳴らしたり、最初にパーカッションを入れるときに付けたリズムに合わせて変化を付ける箇所を入れると曲の展開が豊かになります💡

 EDMを作曲する場合は、シンセサイザーで硬めのアタックが強く発音が短い音色を使う方法が一般的です。

 和音の刻み方については「リズムをつけながら和音を入れてみよう!」を参考にしてみてください。

和音の刻みとは?

  • 短いアタック感のある音色で和音にリズムをつけて刻む要素。
  • 拍裏で入れたり、パーカッションの動きに合わせて鳴らす。
  • 動きがあるのでノリの良さを表現できる。
  • EDMではノートを短く切って打ち込んだり、シンセサイザーのトランスゲート機能を活用して打ち込む方法もある。

ハモリ

 メロディに厚みを出したり、他の要素となじませるためにハモリを付けてみましょう💡ハモリを付けると音の響きが豊かになります。

 ハモリは最初に付けたコード進行に沿って付けていきます。ハモリの付け方については「ハモリってどうやって付けるの?」で詳しく紹介しているのでご覧ください^-^ノ

オスティナート(アルペジオのような音形の繰り返し)

 オスティナートというとあまり聞き慣れないかもしれませんが、EDMではよくアルペジオとして使われる要素です。

 シンセサイザーのアルペジエーターを使えば手軽にノリの良さを出せるので時間短縮技として隠し味として有効な方法でもあります💡

オスティナートとは?

  • アルペジオのように同じような音形を繰り返す要素のこと
  • EDMではアルペジエーターを使ったり、コード構成音上の音を使って自分で打ち込んで作る方法がある

フィルイン 

 フィルインとは、曲の中で場面が切り替わる時に、小節の後半から次の小節へ向けて入れる、合いの手のような短い対旋律のことです。

 また、楽器を加える際にいきなり加わると不自然になってしまうことがありますが、そんなときでもフィルインを通して楽器を加えると自然に足していくことができるというメリットがあります。

 このように短いフィルインを演奏しつつパートが加わったり、ドラムが加わる際にもフィルインを活用するだけでクオリティがグッと上がります。

 ドラムフィルインの作り方については「誰も教えてくれない!?ドラムフィルインの作り方」をご覧ください。

フィルインとは?

  • 小節の半分程度〜2小節程度の、曲を盛り上げるための短いフレーズのこと
  • 楽器を足す際にフィルインを演奏しながら加えると自然に足すことができる

保続音(ペダルポイント)

 保続音とはコードが変わってもずっと同じ音で演奏を続ける要素で、身近なところだとバイオリンの高音域などで頻繁に使用されています。

 EDMでも活用できる技ですが、音色選びやエクスプレッション(音量変化)の使い方によっては不自然になることもある高度な技術が必要な要素でもあるので、まずは他の要素を使いこなせるようになってから検討してみましょう💡

シンセサイザーを使って音色を作ってみよう

 EDMの作曲で欠かせないのがシンセサイザーですね💡

 シンセサイザーには「減算合成方式」、「FM(乗算方式)」、「加算合成方式」、「サンプリング方式」、「モジュラー方式」、やそれぞれを合わせたハイブリッド方式など様々な種類がありますが、使い方を覚えるならまずは減算合成方式の機種を使って学習していきましょう💡

 「EDM向けにおすすめシンセサイザー」で使いやすい機種を紹介しているのでシンセサイザー選びで迷っている方は参考にしてみてください。

シンセサイザーの音作りってどうやるの?

 シンセサイザーの音作りの基本は、オシレーターという発振器によって生じた音をどのように加工するかを考えることです。

 単純にフィルター(EQのような)で削って音を作ったり、デチューンと言って音程をずらして厚みを付けたり、波形同士をぶつけて金属的な音を生み出したり、覚えてしまえばそれほど難しいことはありません💡

 シンセサイザーの仕組みについてもっと知りたいという方は「シンセサイザー初心者向けの音作り・仕組みと使い方について」で仕組みやオシレーターの音を聴くことができるので参考にしてみてください。

ミックスで空間調整や音の棲み分けをして音圧を上げる

 EDMといえばなんといっても高い音圧競争が激しいジャンルです。他のジャンルでは音圧はさほど必要ありませんが、EDMを作るなら音の棲み分けを行って電子音楽らしさを十分に引き出しましょう💡

EDMではキックとベース(低音域)の棲み分けをEQで行う

 EDMでは、音圧を上げるために低音域を上手に棲み分けしてあげる必要があります。

 特にキックとベースでは音圧を上げたときに音が潰れてしまわないように、予め残したい音域を決めてそれ以外の領域をうまく削って調整してあげましょう💡

 さらに、EDMではドラムやベースにリバーブを掛けなくてもOKそこは電子ミュージックならではのミックス方法です💡

EDMの作曲方法・手順・要素のまとめ

  1. メロディを作ってリズムを付ける。
  2. 「メロディ・リズム・和音」までをしっかり作り込む
  3. それぞれの要素の特徴をしっかり把握する
  4. シンセサイザーの音色の特徴を把握して要素との相性を確認する
  5. 曲が完成したらミックスをして音の棲み分けをする

 こうしてみると、EDMといっても曲を構成する要素自体は他のジャンルと何も変わらないことがわかりますね💡

 そして使う楽器もブラス(金管楽器)をシンセサイザーでシンセブラスに置き換えたり、ストリングスをパッドの音色に置き換えたり、楽器を電子の音色に置き換えているだけだということもわかります。

 ストリングスであればバイオリン1&2、ビオラ、チェロ、コントラバスと5トラック使わなければならないところ、EDMであれば1トラックのパッド音色で表現できたり、金管楽器もシンセブラス1トラックで作れたりと、EDMはパソコンへの負荷も少なく取り組みやすいジャンルでもあります💡

 ただし、ミックス方法については先程も触れましたが、EDMと他のジャンルとではやはり少し性質が違ってくるので学習する際には分けて考えるのがおすすめです💡

 今回紹介した要素、組み立て方を参考に是非EDMの作曲を学んでみてくださいね^-^ノ

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