WAVES H-Compの使い方!NEVE2254を再現したコンプレッサー!

 WAVESの人気コンプレッサー、V-Compはビンテージ機材でもあるNEVE 2254をモデルに作られたコンプレッサーで、主にマスタートラックに使用して全体に統一感を与えるバスコンプレッサーとして作られました。

 現在では、バスコンプとしてだけでなく音作りにも活用されていて、パンチのある派手な音作りが得意なコンプレッサーとして人気があります💡

 今回はそんなV-Compについて、機能や使い方について紹介していきます^-^ノ

 
 

V-CompのモデルになったNAVE 2254とは?

 NEVE 2254は、有名なNEVE 33609の前身となるモデルで、マスターバス・トラックで使用するバスコンプとして196年に作られました。

 FETトランジスタを使用しているため、とにかくレンスポンスが早く切れのある掛かり方をするのが特徴で、パワフルで迫力のある音に仕上がります。

 WAVES V-CompはそんなNEVE 2254の特徴をそのまま再現したコンプレッサーとして誕生しました。

WAVES V-Compの各パネルについて

 V-COMPのパネルは「リミッターパネル」と「コンプレッサーパネル」、「その他の部分、の3つの部分から構成されています。

 コンプレッサー部分とリミッター部分が独立しているため、「コンプレッサーのみで使用」、「リミッターのみで使用」、「コンプレッサーとリミッターをあわせて使用」の3種類の使い方ができます。

コンプレッサーパネルの使い方

 コンプレッサーパネルは、V-Compをコンプレッサーとして使うためのメインのパネルです。V-Compのコンプレッサーはアタックタイムが固定で、ユーザーは「リリースタイム」と「レシオ」を設定して音を作る仕組みになっています。

コンプレッサーを使用するにはスイッチをONにする

 コンプレッサーを使用するには、スイッチを「ON」の状態にしておきましょう(起動時にONになっています)。

スレッショルドは固定圧縮量は「INPUT」ノブで調整する

 また、スレッショルドが固定されていて、圧縮量は「INPUT」ノブを回すことで調節できます。

INPUTと圧縮量についてINPUTを時計回りに回す(INPUT量を増やす)と圧縮量も増える

ディエッサーで耳障りな音をカット

 V-Compには耳障りな音域をカットしてくれる「ディエッサー機能」が搭載されています。ただし、スイッチのON/OFFのみで掛かり具合は自動なので、より細かく設定したい方は他のディエッサープラグインをしたほうが効果的です。

リミッターパネルの使い方

 リミッターを使えば、入力された音がピークを超えるのを抑え、機材が痛むのを防いでくれます。V-Compではコンプレッサーと独立したパネルで操作します。

リミッターを使用する場合もスイッチをONにする

 リミッター機能は起動時にはOFFになっているので、使用する場合はクリックしてONに設定しましょう。

リミッターのスレッショルドを設定する

 リミッターのスレッショルドは「+4 ~ +12dBu(-12dB ~ 0dB)」の間で調整できます。

 表示がdBuで少し分かりづらいですが、皆さんの馴染みのあるdBFSに読み替えると「-12~0dB」となります。

リミッターのアタックタイムを設定する

 リミッターのアタックタイムは「FAST」と「SLOW」の2つから選べます。ピークを超えないために使用するリミッターなので通常はFASTを使用します。

アタックタイムについて補足

  • FASTでは1マイクロ秒(1/1,000,000秒)
  • SLOWでは1ミリ秒(1/1,000秒)

リミッターのリリースタイムを設定する

 リミッターのリリースタイムは「100ms、200ms、800ms、AUTO」の4モードから選択できます。

 AUTOモードでは入力された音の信号を元に最適なリリースタイムが自動で設定されます。

Analogスイッチについて

 Analogスイッチでは、NEVEの機材から生じる独特のノイズを混ぜることができます。%を上げる毎にノイズ量が増えます。

 V-Compを数トラックで使用する場合、すべてのトラックでノイズをONにすると無音部分にヒスノイズが生じる原因となりますので注意しましょう💡

 その場合はアナログをOFFにするか、無音部分のヒスノイズ自体のみをゲート・エキスパンダーを利用して消すなどの対処法があります。

メーターの設定

 メーターの表示を「IN(インプットレベル)」、「GR(圧縮量)」、「OUT(アウトプットレベル)」から選択することができます。

 デフォルトではGR(ゲインリダクション:圧縮量)に設定されています。

OUTPUTレベルの設定

 音作りが完了したら、コンプレッサーを掛ける前と比べてかなり音量が変化しているかもしれません。そんなときにはOUTPUTノブを使って適切な音量に整えてあげましょう。

WAVES H-Compの使い方! のまとめ

  1. V-CompはNEVE2254をモデルに再現して作られたWAVESプラグイン
  2. 元々はマスタートラックにインサートして音に統一感を与えるためのバスコンプとして開発された。
  3. FETトランジスタを使用しているのでレスポンスが早く切れのある掛かり方をしてパワフルなパンチのある音作りが得意なコンプレッサー。
  4. V-Compではコンプレッサー部分とリミッター部分が独立しているので、それぞれに個別に利用したり、同時に利用したり使い分けることができる。
  5. コンプレッサーではアタックタイムが固定されている。
  6. コンプレッサーのスレッショルドは固定で、INPUTノブで圧縮量を調節する。
  7. DeESSERを使用すれば不快な周波数を軽減してくれる。
  8. リミッターを使用すればピークを超えないように音量を押さえることができる。
  9. リミッターのアタックタイムは「FAST(1μsec)」と「SLOW(1msec)」から選択できる。通常はFASTで使用する。
  10. リミッターのスレッショルドは-12db~0dBの間で指定する。記載されている文字がdBuなので読み替えて設定を行う。
  11. リミッターのリリースタイムでは「100ms、200ms、800ms、AUTO」のモードから選べる。
  12. AnalogスイッチではNEVE独特のノイズを音に混ぜる量を調整できる。
  13. メーターではIN,GR,OUTの3つから表示を切り替えることができる。
  14. コンプレッサーで音作りが完成したらOUTPUTノブを使って最終的な音量調整を行う。

 WAVES V-Compはお求めやすい価格のWAVES Goldバンドルから含まれていて、とても入手が容易なFETトランジスタ式コンプレッサーです。

 FET式というと、1176(WAVESでは上位のHorizonバンドルに含まれるCLA76)が有名ですが、まだ持っていないという方はV-Compを使えば同じ傾向の音作りが楽しめます💡

 そうでなくてもNEVEというメーカーはかなり人気があるので、NEVEってこんな音?こんな音を作るのに適しているの?バスコンプとして使うと音がまとまるという実感を是非実際に試して体験してみてください^-^ノ

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