レコーディングでの録れ高はどのくらいを目指せば良いの?良いテイクはどうやって録音する?

 スタジオを使った本格的なレコーディングから自宅で手軽にできる宅録まで、歌や楽器を録音する方法は様々ですが、実際のところ、その録れ高はどのくらいのクオリティーを目指せばよいのでしょうか?

 今回はそんなレコーディングの音声について、最終的にきれいに仕上げるためにどのくらいのクオリティーで収録すればよいのか?また、そのためにはどんな作業を並行して行っていけばよいのかについて紹介していきます^-^ノ

 
 

レコーディングで録る音はほぼ完成した音を目指す

 レコーディングというのは、”ほぼ”完成された音を収録する作業のことです。

 簡単に言えば、「レコーディングで録った音をそのまま他の楽器と合わせても十分な完成度になるような音源を目指す」のが本場のプロエンジニアの仕事ともいえます💡

レコーディング時の印象を後から変えるのはかなり大変

 以前録音したレコーディングの音源を後から修正して印象を変えるのはかなり大変

 というのも、録音時の発音方法や細かなニュアンス、空気感というのは、最近では優れたソフトも多数登場していますが、それでも整えるのは時間と手間のかかる作業です。

レコーディングとは世界観を仕上げるための作業

この部分もうちょっと口角をあげてやわらかく発音して!」、そんなフレーズの印象をすぐに変えて音を作れるのもレコーディング時ならでは💡

 レコーディングをするにあたっては、予めこの部分はこんな世界観で、この部分は明るく、ここはちょっと暗めに、など、プランを立てておくことが大切です。

良いテイクとは世界観がマッチしていて、技術も伴っている音源

 良いテイクとは曲のコンセプトにあった世界観をしっかりと作れて、さらに歌唱力(演奏力)など技術的にも優れた音源のことです💡

 でも、1回の歌唱(演奏)で完璧な音源を作るのはなかなか難しいですよね?そこでレコーディングでは、エンジニアによっても手法は異なりますが、様々な編集を並行しながら世界観を仕上げていく工程があります。

レコーディングと並行してテイクコンピングを行う

 本来は1テイクで完璧な音源が収録できれば最高ですが、ちょっとこの辺り世界観が違うんだよな〜とか、もしかすると音程、タイミングがズレすぎていたりすることもあります。

 そこで登場するのが「テイクコンピング」という作業です。

複数テイクの中で一番良い部分を使うこと

 テイクコンピングでは同じ箇所を複数回歌って、その中から一番良い箇所を選んでつなぎ合わせていきます。

1曲通して複数テイクを録ったり、一部分だけ録りなおすことも

 テイクは、1曲まるまる通して歌ったほうが歌いやすい(演奏しやすい)ということもあるので、その場合はスタジオの時間と相談しながらまるまる1曲分の長さを収録します。

 また明らかに取り直したい範囲が決まっている場合は、その部分だけループレコーディングで数テイク録ってコンピングを行います。

 この辺りは歌手(演奏者)さんの技術や、レコーディングに使える時間と相談しながら行っていきましょう💡

ピッチ補正やタイミング補正を並行することも

 製作する音源が最近流行りのボコーダー効果を使うものだったり、歌手(演奏者)の技術が充分でない場合にはピッチ補正やタイミング補正を使うこともあります。

最も良いテイクに対して補正を掛ける

 補正は、テイクコンピングで選んだ最も良い音源に対して行います。

 技術的な問題によって補正を行う場合は難しいですが、その場合は次の順でテイクを優先していくと補正が楽にできます💡

世界観がマッチ」>「ピッチがGood」>「タイミングがGood

 補正にはメロダインAuto-TuneWaves Tuneなどを使用します。

さらに微妙な箇所があれば録り直して同じ工程の繰り返し

 時にはここで音源が完成せず、再度録り直しが必要になることもあります。

 その場合にはもう一度テイクの録り直し&コンピングからやり直します。

完璧な録音の完成

 この作業を繰り返してやっときれいな音源が収録できます💡

 きれいな音源はすぐに収録できることもあれば、長々と時間がかかることもあります。

綺麗な音源を録るためのレコーディング手順

  1. コンセプトや細かい表現の事前確認
  2. 当日の流れを計画
  3. 機材のセッティング
  4. マイクの距離で空間調整
  5. 録音
  6. コンピング
  7. 編集
  8. 確認
  9. 完成

 レコーディングでの録れ高はどのくらいを目指す? のまとめ

 レコーディングでもっとも大事なことはは「世界観を作り上げる」ということです💡

 これは、歌唱(演奏)者と一緒に作り上げていかなければならないので、現場での作業・指揮が重要なんですね💡

 そう考えると、本当の意味でのレコーディングエンジニアというのはただ録音を行う人ではなく、「プロジェクトの方向性を理解して的確に指示を出せる指揮者」なのかもしれませんね^-^ノ