モニタースピーカーの置き方・設置方法とは!? 綺麗な音で聴くためにスピーカーを購入したら最初に読みたい記事!

GENELEC モニタースピーカー 8010APM 【ペア】

 DTM用のモニタースピーカーを購入したけど、実際に使用する際はどのように設置したら良いのか?きれいに聴こえるスピーカーの置き方で悩んでしまうということはありませんか!?

 スピーカーの設置といえば、音響専門の会社でなければ個人が一般家屋に本格的な施工をするのは少々難しいところはありますが、それでも基本を押さえておけば知らないよりもずっとずっと良い音質で聴くことができ、その気になれば業者の施工に劣らない設備を手に入れることだって可能です💡

 せっかく綺麗な音を聴くためにスピーカーを購入したのですから、正しい置き方で美しい音色を楽しみたいですよね💡

 今回はそんなスピーカーの置き方について、知っているだけで音質が10倍よくなる!?スピーカー設置の基本について紹介していきます^-^ノ

 
 

2ウェイスピーカーの仕組みと名称について

 まずは一般的な家庭で使われるモニタースピーカー(2ウェイスピーカー)の仕組みと名称について見ていきましょう💡

 図のように、「大小2種類のスピーカーユニットから構成されている」スピーカーのことを2ウェイスピーカーと呼びます。

ツィーター(高音域を担当)

 ツィーターは機種にもよりますが、一般的な家庭用モニタースピーカーでは2~3kHz以上の音域を担当する機種が多く、カツカツとした音の輪郭や空気感を表現するための重要なスピーカーユニットです。

 音は高音になるほど壁や障害物、空気などに吸音されやすい性質があります。

 2~3kHz以上の音は反射や空気減衰が大きいため、ツィーターから出た音が反射せず直接耳に入るように設置すると無駄がなく調整しやすいと言われています。

ウーファー(低音域を担当)

 ウーファーは、2~3kHz以下の音楽的な部分からドンドンという低音部分までを担当します。

 低音域の音というのは壁や障害物、空気によってもなかなか吸音されにくいという性質があります。太鼓の音は遠くからでもよく聴こえてきますね💡

 スピーカーを設置する際に、反響をどう処理するかを考えるのはこのウーファーの部分で、基本的には室内で反射した音も含めて聴くことを考えて作られています。

 それでは💡これらの性質を考えながら最適なスピーカーの置き方を考えていきましょう💡

ツィーターの直線上(最短距離)に耳が来るように設置する!?

 先程紹介したように、ツィーターの音は壁や室内の家具などに当たると吸音されやすく反射しづらいため、わかりやすく描けば直線的に進むという表現になります。

 一方でウーファーから出る低音は吸音材を入れている壁でも反射しやすく、部屋の中に拡散しやすいという性質を持っています。

ツィーターの音を基準にウーファーの音を調節するイメージがベスト

 このように、ツィーターの音というのは室内環境によって整えづらい要素でもあり、しかも音は各メーカーによって整えられた状態で出力されています💡

 まずは環境に左右されにくいツィーターの音がちょうどよく聴こえる高さで耳を合わせて、その後で室内の吸音材の量や壁からの距離などを調節してウーファーの音を調整すると効率よく環境を整えることができます💡

 スピーカーの高さはスピーカースタンドを使って調節します。ハヤミ工産のスタンドのように長さを調節できるものを用意しておくと微調整できて便利です。

1対のスピーカーとリスニングポイントの位置は正三角形の位置関係になるように設置するのが良い!?

 スピーカーを設置する際は、1対(2本)のスピーカーとリスニングポイントが正三角形になるように置くとバランスよく💡きれいに聞こえると言われています💡

 実際には正三角形でなくても良いのですが、あまりスピーカーから近い位置で聞くとツィーターとウーハーの音が分離してしまったり、少し位置がずれるだけで音が変わりやすくなってしまいます。

 モニタースピーカーはいつも同じ音で聞ける環境が大切なので、できる限り位置による影響を受けないよう、スピーカーから遠い位置で聴くようにしましょう💡

壁からは適度な距離を離して設置する!?コーナー適さない!?

 大手老舗スピーカーメーカーGenelecによると、「コーナー付近では低音を-6dB」「壁際では-4db」低音を下げるトーンコントロールをONにすることを推奨しています。

 これは言い換えれば低音部分が「コーナー付近では+6dB(2倍)」「壁際では+4dB(約1.6倍)」に増幅されるということでもあります💡

適さないわけではなく低音の量を聴きつつ壁からの距離を変えて調節することができるということ

 ここで皆さんに勘違いしないでいただきたいのが、モニタースピーカーにも低音が強い、弱いなど機種によってかなり個体差があるということです。

 また、設置する壁の材質・吸音もそれぞれの環境によって全く異なりますよね💡

 ということで、大事なのは実際に音を聞きつつ、低音が強いと感じる場合はより壁から離し、低音が弱いと感じる場合には少し壁に近づけることで調節ができることを頭の隅に入れておくということです💡

 特に出力が弱くウーファーの弱いモニタースピーカーの場合は一概に壁から離すのが良いというわけでもないので様々な距離で調節してみてください。

 多くのスタジオでさえみんな音の特徴は違います💡大事なことは、その音のバランスで聴きやすいかどうかなので、ホームスタジオの場合は特に、慣れている音に近い出音になるように調節するのがベストだと思います💡正解はありません。

設置スペースがなくて低音が強い場合にはロックウール(吸音材)を使用して調節するのがおすすめ

吸音 断熱 防音ボード ロックウールボード 密度150kg/m3 ガラスクロス仕上げ 白 厚さ25mm 605mm×910mm 1枚 防音パネル

 とは言ったものの、なかなかスペースがなくてどうしても壁際に置かざるを得ないという方もいらっしゃると思います。そんなときには、無響室などにも使用されている最強の吸音材、ロックウールを壁に貼り付けるのがおすすめ💡

 こちらはグラスウールよりもさらに効率よく吸音してくれる比較的新しい素材で、密度が高いほど吸音率が上がります💡

 こちらのロックウールは150kg/m3とかなり密度の高い製品なので防音室にも使用できるものです。反響で悩んでいる方は是非お試しください♪

机に置く場合は天板が共振しないようにインシュレーターや石・ゴムなどを挟む

audio-technica ハイブリツドインシユレーター AT6098

 よく「インシュレーターを挟むと音が良くなる」といいますが、これは魔法の石ではなく、スピーカーから台へ振動が伝わって共振するのを防ぐためです。

 もともと条件が重なって共振が起こっていた環境でインシュレーターを挟むと音が改善されますが、もともと良い環境ができていた場合には変化がありません💡

 木のテーブルの上に直に置いているという方は共振が起きやすいのでインシュレーターを使用するのがおすすめです💡

 10円硬貨を重ねても同じ効果が得られますが、安定性と見栄えを気にする方は市販の物を購入しましょう。

 ちなみにGenelecスピーカーでは最初からゴム製の専用インシュレーターが付属した状態で販売されていますのでその場合は買い足さなくてもOK💡

 ライブハウスではよく大きなスピーカーをコンクリートブロックの上に乗せているのを見かけますがあれも多分インシュレーターの役目を果たしています。

モニタースピーカーの置き方・設置方法とは!? のまとめ

  1. 大小2種類のスピーカーユニットから構成されるスピーカーを2ウェイスピーカーという。
  2. ツィーターは2~3kHz以上の音域を担当し、出音は吸音されやすく減衰しやすい
  3. ウーファーは2~3kHz以下の音域を担当し、壁の素材による影響が大きいため念入りな調整が必要
  4. 設置はまずツィーターのポジション(高さ)を決めて、その後にウーファーの出音(壁からの距離や吸音など)を調整するのがおすすめ。
  5. 2本のスピーカーとリスニングポイントは正三角形か、それ以上にスピーカーから離れた位置で聴くのがGood
  6. 壁際や、特に部屋のコーナーは低音が増幅されやすいので適度に距離を保ちつつベストな音になるように調節する
  7. 壁から距離をとれない場合や反射が多い場合には密度の高いロックウールをガベに貼り付けることで解決する
  8. スピーカーを木製の机に置く場合にはインシュレーターを使用するのがおすすめ

 スピーカーは奥が深く、一概に何が正解というのはありません💡しかし、どのような条件で音がどのように変化するのか、その仕組を理解しておくことで目的の音にぐっと近づくと思いませんか💡

 様々な設置環境や好みの音などがあると思いますが、少しでも良い環境を作るための方法として参考にしてみてください^-^ノ

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