作詞のコツとは?自分だけのコツを見つけることも実は大切なこと!?

この記事は作詞家:つのだゆみこさんに書いていただきました
この記事はYugoの不思議な国グループメンバー「FreeTreeCoWrite」から、作詞家:つのだゆみこさんによる寄稿でお送りいたします💡
Yugo

今回は、作詞家のつのださんが普段作詞を行う上で大切だと考えていることや、実践の中からコツかな〜と思うことを書いてくださいました💡ありがとうございます^-^ノ

そして、そんな作詞生活の中でも、コツ自体がそれぞれ個人の選択であって、良いと思ったものを取り入れたり試してみて自分で方法を見つけていくことが大切だということも書かれていて、改めてそういうこともあるな〜と考えさせられました💡

皆さんが普段行っているコツと比較しながら、つのださんの作詞の世界をお楽しみください💡

▽それではいよいよ本編のはじまりです💡

 今回、コツについて書くにあたり、コツの語源を調べてみたんです。

 そうしたら、な、な、なんと、コツの語源は骨(ほね・コツ)なんだと知ってビックリ!!

 骨って身体の中心にあり、身体を支える役目を果たしていますよね?そこから、本質とかの意味になり、物事の本質を見抜き自分のものにすることを「コツをつかむ」と言うようになったんだそうです。何気なく使っている言葉も調べてみると面白いですよね?!

 例えば、そうですね~ご飯を炊く時のコツ。これは幾つか聞いたことがあります。氷を2-3個入れる・・・とか、お塩をちょっと入れる・・・とか、お酒をちょっと入れる・・・とか、そうそう、炭を入れるというのもありました。

 いろいろ工夫した人が、それがよかったと情報を流し、それがどんどん広がり、ついには家事が苦手な私でさえ知ることになるんですよね。

 そう考えると、本当に人には誰もその人なりのコツがありそうです。

 ・・・ってことで、作詞のコツも、例えば100人作詞家さんが居たら100人分あるのかなぁ~と。そんなには変わらないかもしれませんが、大切にしていることはそれぞれだろうし。

 そこで、今回は私なりに私が今大切にしている作詞をする時のコツ、とにかく曲を聴く、切り替えを早くする、耳障りに気をつける、言葉は生き物、をご紹介しちゃいます!

 
 

作詞のコツ その1:歌詞を付ける曲をとにかく何度も聴く(曲先の場合)

 もう、四六時中聴いて、鼻歌になって出てくるくらいまで覚えてしまう大げさに言うと、コレに尽きるんじゃないかなぁ~と思うくらいです。

 締め切りが明日まで・・なんて時は数時間しか聴いていられないけど、もう少し時間がある時はもうずう~っと聴いています。

歩いてみたり、ときには環境を変えながら

 特に歩きながら聴くと、風景とか物とか空気感とか・・机の前に居るよりインスピレーションが生まれやすいです。

 歩き疲れたら、外のカフェでひと休みするのもいいかもですよね。

 美味しいケーキやお昼時間だったらランチというオマケで癒されたり、隣の席の女子トークを聞くとはなしに聞いてしまう・・というオマケもあったりするし(笑)

イメージの指示がない場合は曲の雰囲気をつかんでみる

 設定や内容の指示があれば、それを頭に入れつつ聴くといいのですが、たまに、お任せされちゃうこともあります。

 でも、何もヒントが無い、そういう時こそ、何度も聴いているうちにホント不思議なことに曲が持ってる感情が伝わってくるんですよね。実は、先日も知り合いから「内容はお任せで」と頼まれちゃったのです。

 その曲を聴きつつ、年齢や声を思い浮かべると、ラブソングの曲じゃない気がするし、等身大の現在の気持ちを伝えたらいいのかなぁ~といつのまにか浮かんできていくつになっても錆びないぞ錆びさせないぞって気持ちを曲に乗せてみました。

 さて、反応は如何に?

作詞のコツ その2:切り替えの早さが大事

 さて、1つ作詞をしてNGになった場合その作品を諦めずにこだわって作り直していくのも1つの手ではあるのですが、私はもうその作品は忘れて次に行きます。

 以前、言われたことが、

「ラーメンが食べたい人のところに、どんなに美味しいカレーを持っていってもダメ」

 どんなに「こんなに工夫して美味しくしたから一口だけでも食べてみてよ」って言ったって食べたくないものはしょうがない

 もうラーメンになっちゃってるんですよね。例え徹夜で試行錯誤したとしても、ミシュランの星があるくらい美味しくても。。

 とにかくラーメンを出さなくちゃ!です。

依頼主の中にイメージが現れたらそれを優先すべし

 もし、前述の「内容はお任せ」と言われて書いてみた歌詞を見て依頼主が一言、「ラブソングのほうがいいな~」と言われたら、もちろん、速攻で書き直します。

 あれっ、曲を聴いた時、ラブソングのイメージじゃないって言ってなかったっけ?私・・・。いえいえ、切り替えた途端ラブソングに聴こえてくるんですよね、これが♪

 だって、クライアントに喜んでもらいたいし、気に入ったものを歌って欲しいし、その先にある聴いてもらえるであろう人達に届けたいですし。

 その人達が喜んでくれるなら、何回だって書き直せちゃいます!

作詞のコツ その3:書き終えた歌詞は自分でも歌ってみて耳障りな箇所がないか確かめる

 なんとなく歌詞が書き終わったら、自分でも歌ってみます。

 耳でメロディを聴きながら書いていても、声に出して歌ってみると、アレ?なんか歌いづらいっていうところがあったりします。

 メロディより言葉を優先しちゃってるんですよね、きっと知らないうちに。

 そんな時は、もっとピッタリな言葉やフレーズを探しながら何回も歌ってみます。英語のほうがハマる時は英語にしたりもアリです。

敢えて狙ってみて印象に残る雰囲気を作るのはあり

 でも、わざとフックにしたくて耳障りやイントネーションを無視する場合もないわけじゃありません。

 例えば~夕焼け小焼けの赤とんぼ~ これは「赤とんぼ」のイントネーションを無視してますが有名な童謡ですよね。

 また、例えば~負けないで もう少し~ これも「負けないで」自体のイントネーションじゃないけど有名な曲ですし、同じ曲の ~どんなに離れてても~ の「は な れてても」の「な」もそこだけ高い音だけど、そこがすごく印象的です。

 耳障りをよくするのはとても大切だけど、時には思い切ってちょっとだけ無視してみるのもいいかもですね。

作詞のコツ その4:言葉は生き物!活きのいい新鮮なネタを大切に

 以前、気になった言葉やフレーズを書き残すネタ帳みたいなものを作っていた時がありました。 多分、資料として作成している方もかなりいらっしゃるかと思います。

 でも、私が下手な資料の作り方をしてたのかもわからないけど、新しく作詞をする時に、そのネタ帳を取り出して見ても、どれもいまひとつピンと来ず・・・

「ん~」ってなってしまい、今は作っていないんです。

 どこにしまったかも覚えてないかったりして(苦笑)

 でもでも、アンテナは張っていて、気になる言葉を見つけることはしょっちゅう。

 そんな言葉を自分なりに咀嚼して、自分の中に残るものだけ(覚えているのだけ)残ればいいんじゃないかな?と思うに至ったのです。

 残るってことは、それだけパワーを持っている言葉だし、言葉って本当に生き物だから、活きのいい言葉を見つけるともう嬉しくなって使いたくなります。

 そういう言葉がたくさん見つけたときこそ、歌詞にも活気を与えることができるチャンスになります!

 そんな時に限って、暇だったりするんですけどね(笑)

コツを書いてみてのまとめ

 今回、私なりの作詞のコツを書いてみましたが、きっと、そうは言っても分析するのが一番だよとか、やっぱり資料を作るのが一番だよ・・等、思われる方が多々いらっしゃるかもしれませんし、もしかしたら、そうしたコツが一般的なのかもしれません。

 でも、もし今回の記事がどなたかの参考にちょっとでもなったらそれはもう本当に何より嬉しく思います。

 読んで頂いて有難うございました!

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