DTMプラグインをINSERTとSENDでかける違いと使い分けについて

 CubaseなどのDAWでエフェクトプラグインを使用する場合、INSERT(インサート)とSEND(センド)の2つの使用法があります。

 プラグインを使用するだけなのになぜ2種類の方法があるのでしょうか(?)今回はINSERTとSENDの使い分けについて紹介していきます。

INSERT(インサート)とSEND(センド)とは

 ミキサーでは、トラックに直接エフェクトを挿す「INSERTS」ともう一つ、トラックからケーブルで音を送って他のトラックに戻す「SENDS (AUX)」があります。

※ AUXはAuxiliary(オグジュアリ:補助)の略称で出力名として使用されています。

SENDとは

 INSERTでプラグインを使用していくと、プラグインを重ねるごとに元の音がどんどん加工されていきます。

INSETでプラグインエフェクトをかける場合の流れ

 ◯ INSETを使用する場合は次のような流れでエフェクトがかかっていきます。

 元の音に「EQ」がかかり、さらに「EQがかかった音にコンプがかかり」、「EQとコンプがかかった音にリバーブがかかる」という流れを経てマスターへ送られます。

◯ 上の場合であれば、特に問題なく使用することができるのですが、次の場合はどうでしょう。

 リバーブのかかった音にさらにリバーブが繰り返し掛けられてしまっています。これではもわもわになってしまうため問題があります。

SENDとは

 そこでSENDを使用してエフェクトをかけることで次のように解決することができます。

 SENDを使用してエフェクトを掛けると、送り元の音は変化させず、SENDで送った音にエフェクトを掛けて、それを元の音とどの程度混ぜるかで音を編集することができます。

 そのため、空間系のエフェクトではSENDを使用したほうが良いと言われています。

SENDを使用したほうが良い場合

 このように、重ねがけを避けたいエフェクトにはSENDを使用します。SENDを使用した方が良い例を掲載しておきます。

リバーブを複数使う場合

 これは先程紹介した例です。複数のリバーブ、例えばホールタイプとプレートリバーブであったり、このサイトで紹介している《プリディレイ計算機》によって算出された値で6つのリバーブを使用する場合にもSENDを使います。

 ただし、プレートリバーブはあくまで音作りとして使用するので、プレートリバーブをINSERTで使用して、ホールタイプをSENDで使用するという使い方は問題ありません。

プリディレイ計算機 ver.1.1
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リバーブとディレイを使う場合

 ディレイは特殊効果として使用するので、ディレイのエコーをリバーブに送ったり、反対にリバーブのかかった音をディレイに送るともやもやになることがあります。

 プレートリバーブ同様に音作りの目的で使用する場合はディレイをリバーブに送ることも問題ありません。

音の補強としてSENDに送る使い方

 例えばよくあるのはキックドラムの音をSENDで送り、送り先のみにEQやコンプ、倍音付加のエフェクトを掛けて合わせるという使い方があります。

 この方法は元音のイメージを残しつつ迫力や繊細さを足すことができ、キックドラム以外にもあらゆる楽器で効果のある編集方法です。

同じエフェクトを数トラックにかけたい場合

 例えばあるプレートリバーブの設定を複数のボーカルトラックに使用したい場合、各トラックにリバーブプラグインをINSERTするよりも、複数のボーカルトラックをSENDで1つのトラックに送った方が使うプラグインが少なくて済み、CPUの負荷も少しだけ抑えることができます。

まとめ

 SENDを上手に活用するとミックスの技術も格段と上がります。INSERTとSENDの元音の変化の違いに注目しながら目的の音に仕上げてみてくださいね^-^ノ

 ♪作曲や編曲、ミックス、音源の修正、DTM教室などお気軽にご相談ください(*´∀`*)♪

 

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