プリフェーダーとポストフェーダーの違いとSENDエフェクトでの使い分けについて

 CubaseなどのDAWでSENDを使ってエフェクトを使用する際、プラグインをプリフェーダーかポストフェーダーで使用するかを選択できます。

 ところでプリフェーダー・ポストフェーダーってなんでしょう(?)今回はそんな2つの違いや使い方、使い分けについて紹介していきます。

 SEND(センド)やINSERT(インサート)については前の記事で紹介しているのでそちらをご覧ください。

DTMプラグインをINSERTとSENDでかける違いと使い分けについて
 CubaseなどのDAWでエフェクトプラグインを使用する場合、INSERT(インサート)とSEND(センド)の2つの使用法があります。 ...
   

ポストフェーダーとは

 ポストフェーダーとは、DAWがデフォルトで使用する設定で、トラックで鳴らした音はフェーダーで音量調節され、SENSに送る場合はこの段階で送られます。

 つまり、フェーダーが「-∞」になるとSENDにも全く音が送られません。

プリフェーダーとは

 プリフェーダーの場合、SENDへ送られる音はフェーダーを通る前に送られます。

 つまり、フェーダーが「0」でも「-30」でも「-∞」の場合でも、AUXには元の大きさのまま音が送られます。

プリフェーダーモードはどんなときに使用する?

 プリフェーダーでは、フェーダーの値に関わらず、常にSENDへ一定の量が送られるため、主にフェーダーを「-∞」にして元音を無音にして使用する場合にこのモードが役立ちます。

元音もフェーダーからマスターへ送る場合

 通常は、SENDからの戻りに加え、元の音もそのままマスターに送られます。

フェーダーを-∞にして元音はマスターに送らない場合

フェーダーを-∞にして使用する場合とは

 先程の図にも既に書いてありますが「リバーブ」を複数使用する場合など、元の音が空間づくりの邪魔になる場合があります。

 例えばこのサイトで公開している《プリディレイ計算機》を使用する場合にもこの方法を使ってリバーブプラグインを使用することになります。

プリディレイ計算機 ver.1.1
 このページでは空間を直方体として考えた時、6面からの初期反射が直接音に対してどの程度遅れて届くか(プリディレイ)を空間サイズや楽器、マイク...

 ※通常SENDではDAW側で送る量を決めるのですが、この方法の場合DAW上では100%送り、各プラグインのWET/DRYの項目で細かく調節していくことになるので注意しましょう。

CUBASEでプリフェーダーを使う方法

 CUBASEでSENDを使用するとデフォルトではポストフェーダー設定になっていますので、切り替える方法を説明します。

ポストフェーダーの状態

 デフォルトではこのように文字の背景が青色になっていますが、この状態が「ポストフェーダー」です。

切替方法

 切替方法は簡単で、文字部分を右クリックして「プリフェーダーへ移動」を選択します。

プリフェーダーの状態

 このように背景が緑色になっている状態がプリフェーダー設定です。

ボタンでも変えられる

 既にお気づきかもしれませんが、画像赤丸部分、小さなスピーカーのようなマークをクリックすることでも「プリフェーダー」↔「ポストフェーダー」を切り替えることができます。

まとめ

 今回は普段はあまり使われる機会がないプリフェーダーを中心に解説しました。当サイト公開の《プリディレイ計算機》を使用する際には必須の機能ですので是非覚えて使ってみてくださいね^-^ノ

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