人気オーケストラ音源の比較とおすすめを紹介!

 今回はDTMで使える人気のオーケストラ音源を比較してみました。

 オーケストラの音源はたくさん種類が増えてきて、機能や音質、価格も多種多様でどれを選ぶべきなのか迷ってしまいます。

 そこで、人気のオーケストラ音源を「機能別、使いやすさ、コスパ」に注目して比較をしてみたので、この記事を見ればもう音源選びも迷わないはず♪

 目的や自分の使い方にあった音源を見つけていってくださいね^-^ノ

   

VIENNA SYMPHONIC LIBRARY

公式サイト:https://www.vsl.co.at/

 VIENNAは言わずと知れた老舗メーカーです、古い音源ですが今も再生エンジンの開発が続けられているので新しい技術もどんどん取り入れられている熱いメーカーです。

 VIENNAの使い方は当サイトでも紹介しているので参考にしてみてください。

VIENNA INSTRUMENTS PROの使い方
 オーケストラの音源も種類が増えてきたので選ぶ楽しみがでてきました。  今回はそんな中でもVIENNAの音源に絞って、VIENNA音源をよ...

VIENNAを選ぶなら選択肢は2つ

  • 容量が軽量だけどほぼ全ての楽器が揃う「SPECIAL EDITIONS」を購入する
  • 必要な楽器を単体で購入して揃えていく

 VIENNAの買い方には、全てのオーケストラ音源がお得に揃う「SPECIAL EDITIONS(軽量版)」を購入する方法と、必要な楽器(完全版)を単体で揃えていく方法があります。

 ※容量が軽いのは半音飛ばしで収録し、音をずらして増やしているのとベロシティレイヤーを減らしているため。

SPECIAL EDITION Vol1

 とりあえず、1つのパッケージを買ってすぐにオーケストラの曲を完成させたいのであれば「SPECIAL EDITION VOL1」を選びましょう。

 パケージ1つで弦、木管、金管、パーカッションの4つのセクションが揃います。

VIENNAのメリット・デメリット

  メリット デメリット
音質 オーケストラ弦と木管の音源が素晴らしい。 金管とSolo弦が弱い印象。
操作性 ベロシティクロスフェード機能やスロットクロスフェードなど、リアルタイムでの操作性も良く、表情が付けやすい。

キースイッチ切り替えに使うマトリクスが少し使いづらい。

機能が多いので慣れないと誤操作が多発して作業が進まなそう。

価格 高いと言われているけど、実際そこまで飛び抜けて高い音源ではない。 単体で購入する場合は使わない楽器まで購入するともったいない。

EASTWEST

公式サイト:http://www.soundsonline.com/

 EASTWESTも昔からある音源で、発売当初は高級音源でしたが現在は入手しやすい音源になりました。

EAST WESTを選ぶなら選択肢は2つ

  • Symphonic Orchestra(入門向けパッケージ)
  • Hollywoodシリーズを購入

 EASTWESTでオーケストラ音源を揃えるなら、「Symphonic Orchestra」と呼ばれる入門用の音源を購入するか、プロ向けのHollyWoodシリーズを購入する方法があります。

 HollyWoodシリーズは数年前まで数十万円という値段で発売されていたのですが、最近は入門用とそれほど価格差がなくなってきたので今はHollywoodシリーズを購入することをおすすめします。

EASTWEST HollyWoodシリーズ

 オーケストラ一式を揃えるには「Hollywood Strings、Hollywood Brass、Hollywood Orchestral Woodwinds、Hollywood Orchestral Percussion」の4つのシリーズが必要です。

 購入する際はこれら4つがバンドルになっている製品「Hollywood Orchestra」を購入するのがおすすめ!

EASTWESTのメリット・デメリット

  メリット デメリット
音質 最初からホールの残響も一緒に収録されているのでミックスが苦手な方でも使いやすい。 この音源で作るとみんな同じ雰囲気になってしまう。
操作性 最初から細かい演奏のニュアンスが多く収録されているので、表情を自分で作らなくても組み合わせで音楽を作ることが出来る。 ベロシティの変化などはあまり自分で表情を作ることを目的に作られていないため、パーツを組み合わせた曲しか作れない。

価格 価格が下がってきてかなりコスパの良い音源。 とくになし。

SAMPLE MODELING

SAMPLE MODELING公式サイト:https://www.samplemodeling.com/

 SAMPLE MODELINGはオーケストラの総合音源ではないのですが、Solo弦や金管、木管に関してイチオシの音源です。

SAMPLE MODELINGは物理音源

 SAMPLE MODELINGはVIENNAやEASTWESTの音源が採用しているサンプリング音源ではなく、物理モデリング音源という少し変わったタイプの音源です。

 2つの音源の違いは以前紹介しているのでそちらの記事をご覧ください。

物理モデリング音源とサンプリング音源の違いとは? 特徴と比較
 みなさんがDTMでよく使用している生楽器の音源は「実際の楽器から出た音色を録音した音声データを、MIDIノートに合わせて発音している」...

 使い方についてはこちらの記事がおすすめ。

Sample Modeling SWAMエンジンの使い方を徹底解説! the Violin レビュー
 今回はSample Modeling(サンプルモデリング)というちょっと変わった音源について紹介していきたいと思います。  ちなみに...

音源は単体またはバンドルで揃えていく

 SAMPLE MODELINGの音源はセット売りもされているのですが、弦と金管、木管がセットになっているバンドルはないので基本的には楽器やセクションごとに揃えていきます。

 管楽器のみ今すぐ揃えたいという方はこういったバンドル製品がおすすめ!

SAMPLE MODELINGのメリット・デメリット

  メリット デメリット
音質 素晴らしい音質で、こんなに鳴らしていて楽しい音源は他にない!100点満点! 完全に無響室で演奏している状態で鳴るため、空間を自分で作る必要がある。ミックスが苦手な人にとって最初は大変かも。
操作性

ものすごく操作性が良くておすすめ!ロングトーンからマルカート、スタッカートまで全てCC11によってリアルタイムに表現できる。

同じ演奏が2つとないのも実際の演奏に近く、出来上がる音源も完全に作りての癖が出るオリジナルの音源になる。

弦楽器ではトレモロやピチカートなどをキースイッチで切り替えなければならないのだけど、その操作性がものすごく悪い。

ただしそこはトラックを分けてあげることで解決できるので不自由は少ない。

価格 単体で必要な楽器を買うことができるので予算がない方でも手を出しやすい 全部の楽器を揃えるとなると、かなり気合が必要な価格。

ORCHESTRAL TOOLS

公式サイト:http://www.orchestraltools.com/

 ORCHESTRAL TOOLSはまだ日本ではあまり知られていないメーカーですが、海外で人気のオーケストラ音源メーカーです。

 弦や管楽器の音源ではまだ伸びしろを感じますが、グランドハープ音源とパーカッション音源のクオリティがものすごく高いです。

 グランドハープの音源は以前紹介したのでそちらの記事を是非見てください。

グランドハープ音源 Symphonic Sphereレビュー
 以前、iPadで演奏できるグランドハープのアプリを紹介しましが、パソコンでも使える素晴らしいグランドハープ音源が出ているので使い方とレ...

ORCHESTRAL TOOLSのメリット・デメリット

  メリット デメリット
音質 グランドハープとパーカッションの音源が素晴らしい。 弦や金管、木管はもうちょっと頑張って欲しい。
操作性

KONTAKT5を使用するので見慣れたインターフェイスで使いやすい。

KONTAKT5を持っていないと使用できない。

価格 とくになし。 値段がとても高い。相場の1.5~2倍くらいの印象で、組み合わせ販売なので必要のない音源まで同時に買わなければならない。

IK MULTIMEDIA MIROSLAV PHILHARMONIK 2

IK MULTIMEDIA公式サイト:http://www.ikmultimedia.com/jp/products/philharmonik2/

 IK MULTIMEDIAというメーカーから出ている音源で、価格はそれほど高くないのに機能、音質ともに良かったので紹介します。

コンボリューションリバーブが内蔵されている

 

 この音源が今までの音源と違うのは、ソフト自体にクオリティの高いコンボリューションリバーブが内蔵されているというところです。

 楽器の配置や広がりなどもソフト上で見やすくなっているところがポイント。

 とにかく視覚的に使っていて楽しい音源なので、無機質ではなくておしゃれな音源を使ってモチベーションを上げたい方におすすめです。

  メリット デメリット
音質 同じ価格帯の音源の中ではかなり良い音。 とくになし。
操作性

お洒落で、眺めているだけで想像力が湧いてきそうなインターフェイスが高ポイント。

画面も見やすくて操作がわかりやすい。

キースイッチで奏法を切り替えることができる。

エクスプレッションによる表現があまり得意ではないので、主に用意されたサンプルで演奏を表現しなければならない。
価格 フルバージョンが安く手に入る。 とくになし。

LA SCORING STRINGS 2.5

AUDIOBRO 公式サイト:http://audiobro.com/lass-2-0/

 LA SCORING STRINGSは弦の音源なので管楽器は収録されていません。最近はVIENNAの弦に代わって人気が出てきています。

 ソロ(首席・副主席)、数人のアンサンブル、大勢のアンサンブルが別で収録されていて音の質感を調整できるのが特徴です。

 また、この音源にもクオリティの高いコンボリューションリバーブが内蔵されているのでミックスが苦手な方でも、プロのエンジニアによって調整されたミックスを使うことでクオリティの高い作品に仕上げることができます。リバーブはOFFにしてドライな音源にもできるので自分で空間を作りたいという方にもおすすめですよ。

LA SCORING STRINGSのメリット・デメリット

  メリット デメリット
音質 とてもきれいでリアリティのある音質でおすすめ。 とくになし。
操作性 自由に使いたいようにカスタマイズしていけるので、作りたい完成形をイメージしている人にとってはとても操作しやすい印象。

エクスプレッションの入力に工夫が必要で慣れるまでは不自然な音がでやすい。

人数の調整など、頭のなかで予め作りたい音をイメージしてから使う必要がある。

価格 高額なので買ってしまったら嫌でも技術が身につく(かも?) かなり高額な音源なので手が出しにくい

PROJECT SAM

公式サイト:https://www.projectsam.com/Home

 PROJECT SAMからもオーケストラを作るための音源がでています。これらはどちらかというとそれぞれの楽器を単体でスコアに沿って打ち込むというよりは、素材を組み合わせて雰囲気を作っていくトラックメーカー向けの音源です。

 各パッケージごとに異なる素材が収録されているので、どの雰囲気のトラックを作りたいかによって製品を選ぶのがおすすめです。

人気の製品はこちら

PROJECT SAMのメリット・デメリット

  メリット デメリット
音質 素材を組み合わせてトラックを作っていくので管弦楽の知識がほとんどない人でも雰囲気で作ることができる。 オリジナルの曲やソロを演奏するのは不向き。完成品はどれも似たような雰囲気になってしまう。
操作性

素材を見つけて配置していくのがメインの使い方なので簡単に使える。

劇伴制作で時間のないときなどの即席BGM制作に役立つ。

KONTAKT5が必要。
価格 実際に楽器を収録する手間を考えるとかなりお得。 素材集として考えると少し高いかも。

まとめ

 オーケストラの音源はまだ他にもたくさんありますが、そんな中でも特におすすめな音源を選んで掲載しました。デモ音源は各メーカーサイトにて聴けるの気になった音源があれば音を聴いてみてくださいね^-^♪

今回紹介した音源(メーカー)

  • VIENNA
  • EASTWEST
  • Sample Modeling
  • Orchestral Tools
  • IK Miroslav Philharmonik 2
  • LA ScoringStrings
  • Project Sam