メロディを作る時はコード進行から作る?メロディ単体で作る? それとも!?

 作曲でメロディ作る際に、「コード進行から作る方法」と「メロディ単体で作る方法」どちらのほうが良いの?と聞かれることがあります。

 今回はそんなメロディの作り方について、メロディが思い浮かばなくて迷っているという悩みも解決できる、効率よくメロディを作っていく秘訣について紹介していきます^-^ノ

そもそもメロディってなに?

 音楽の3要素といえば、「リズム、ハーモニー、メロディー」ですが、実はメロディ単体を聴くと、既にハーモニーやリズムの一部が含まれているのです。

メロディに含まれる要素

 メロディを単体で作った場合でも、既にメロディの中にはハーモニーやリズムを絞り込むための要素がたっぷり詰まっています。

  • 和音構成音
  • 非和声音(経過音、刺繍音、掛留音、倚音、先取音、逸音、保続音)
  • リズム

メロディを単体で作っているつもりでも実は頭の中ではコードが一緒に鳴っている!?

 皆さんはメロディを作る際に、多くの場合は調の主音(ハ長調ならC)から始まって主音で終わったりトニックコード(ハ長調ならCやAm)の構成音から始まってトニックコードの構成音で終わることが多いと思います。

 もちろんサブドミナント始まりなどの曲も現代では増えていますが、皆さんがこうして調の規則に則ってメロディを作れるのは、実は頭の中でメロディと同時に知らぬ間にコードが鳴っているからです。

 コードのを聴き分けなんてできないという方でも、実はぼんやりと進行が流れていたりします。

メロディの大部分が和声音、一部が非和声音で出来ている

 メロディの中でも特に長く伸ばす部分というのは和音の構成音(和声音)から成っている場合が多く、たまに9thなどで知られるテンションノートを使うこともあります。

 そして、長い和声音の間を経過音や刺繍音などの非和声音が埋めていくように、メロディは作られているはずです。

コード進行とメロディ作りはほぼ同時にやるのがおすすめ

 最初にコード進行を完全に決めてしまう(進行縛り)とメロディが思うように進まずに支障が出る場合がります。これではある意味お題や罰ゲームのようなものなので^-^;

 あくまでメロディが先行しつつ、ほぼ同時にコードも付けていくというのが一番効率が良い方法です💡

 一見難しそうですが、今はDAWで簡単に音も確認しながら作れるので、1フレーズずつ確実に確かめながら作っていけば、メロデイが出来上がった後にコード付で迷うことがありません。

 この方法で慣れていけば、数ヶ月程でまっさらなメロディ1本にコードをすぐ付けられるようにもなっていきます。

 人気のDAW「Cubase」では、コードトラックという便利な機能を使ってDAW上にコード譜のようなマークを簡単に記していけるのでメロディ作りにおすすめです。

Cubaseコードトラックの使い方と便利な活用法を紹介!!
 Cubaseにはコードトラックという便利な機能が付いていて、トラック上にコードを表示しながら制作することができます💡 今回はそんなコードトラックの使い方と知っておくと曲作りがスムーズになる活用法を紹介します^-^ノコードトラックとは!? ...

まとめ

 メロディを作っているのに頭のなかでコードも鳴っている、というと驚かれる方もいるかもしれませんが、実は誰でもそのような調性とコードの感覚は持っていて、あとはそれを訓練によってどれだけ響きと名称が一致するかを習得していくだけで、実はあまり時間がかからなくても習得できてしまいます。

 メロディの作り方の順番で迷っている方は是非参考に、機会があればコードの聴音練習などもやってみてくださいね^-^ノおもしろいですよ