ここではこのブログのタイトル「Yugoの不思議な音楽の国」がどのように誕生したのか💡このブログがどのような世界観で作られているのか、その秘密を少しだけ紹介します^-^ノ
Yugoの不思議な音楽の国の誕生秘話!3日半の不思議な旅!
不思議な音楽の国という題名が誕生する以前、小説のあらすじとして書き下ろした「3日半の不思議な旅」という物語がありました。
不思議な音楽の国が誕生するきっかけとなったお話、「3日半の不思議な旅」のあらすじをご覧ください^-^ノ
第一章:森の中の巨木
これは昔、まだ人々が自然の中で暮らしていた時代のこと、森の奥深く、太古の巨大な木の中に住んでいる一家の少年は、工作が好きで自分で木をくり抜いて部屋を作るのが趣味だった。
ある日、木の中腹部分に自分の部屋が完成しようとした夜のこと、少年が部屋に向かうとそこにはきらきらとした不思議な世界へ繋がる道ができていた。
第二章:ここは不思議な音楽の国
少年が光を見ていると、次第に周りの景色が変わっていって世界へ入り込んでしまう。
途方にくれていた少年は、そこでひとりの少女に出会う。
不思議な国を少女に案内され次第に町を楽しんでいた少年だったが、元の世界が恋しくなってくる。戻ろうとするが来た道は消えてなくなっている。
第三章:意地悪魔女の隠れ家
不思議な国ともう一つの世界については、この町で一番の意地悪な魔女の老婆が知っているというのを耳にしたことのある少女は、少年とともに老婆の隠れ家へ行く。
しかし、いじわるな老婆が簡単に元の世界へ戻る方法を教えてくれるはずがない。
老婆は病を患っていて直すための薬草が必要だった。老婆も魔力が戻れば元の世界へ戻してやることもできるがこの体ではどのみち無理なのだと言う。
老婆には、もう自分で薬草を取りに行く体力もなく、かといって意地悪な老婆のために薬草を持ってきくれる町人はいない。
老婆にとってこれはまたとないチャンス、薬草を手に入れて、老婆の病が直ることを条件に元の世界へ戻れることになった少年は、少女とともに薬草探しの旅にでる。
第四章:薬草探しの旅 – 本当は善人?それともやっぱり悪人?
旅にでるといっても、少年も少女もどこに薬草があるのかなどわからないので、老婆から一枚の紙切れを渡された。この紙には魔法が掛かっていて、離れていても文字でやり取りができるのだ。
旅に出た少年と少女は、道に迷いながらも紙を使ってやり取りをし、あんなに嫌いだった老婆とも次第に冗談を言い合ったり、気持ちが通じるようになってきてしまう。
第五章:二度と開かない道
険しい道を進み、いよいよ薬草を見つけることができたが、様子が少しおかしい。
老婆が言うには、不思議な国からもう一つの世界へ通じるエネルギーが弱くなっているため、もうすぐ完全に閉じてしまうらしい。
そして、一度閉じた道はどんな魔術を使っても開くことは二度とない。
少年と少女は急いで老婆の元へ戻り始める、2人は日が暮れてからも走り続けるが、いよいよ元の世界への道は閉ざされようという限界に来ていた。もう、間に合わないかもしれない。
第六章:助けたい気持ち
老婆は何を思ったか、最後の魔力で道が閉じるのを止めようとしていた。そんなことをしたらもう老婆の体が持たないことは本人もわかっているが、2人に対する愛情が湧いてしまっていた。
それは少年と少女も同じで、最初は少年と少女は魔女のことが苦手だったが、旅の中で、2人とも老婆のことが家族のように大切な人になっていた。元の世界へ戻るためという目的から、いつのまにか老婆を助けるために薬草を探していたのだ。
老婆は、自分のために最後まで尽くしてくれた2人のために、自らの命と引き換えに最後の魔法を使って世界が閉ざされるのを止めた。
第七章:人の心を映す鏡
少年と少女が老婆の元へ戻ったとき、既に老婆は力尽き、手に握られた最後の手紙でその全てを知ることになる。
2人が泣き崩れたのを見て、そして経緯を知った町人たちの老婆への誤解が解ける。
老婆の魔女は本当は意地悪ではなかった。ただ魔力を持っていたことで恐れられ、他の町人と違うという理由だけで避けられ、追われ、嫌がらせを受け、町人が本当に意地悪な魔女を作り上げてしまったのだった。
そんな最後の魔力を、信じてくれた少年たちのために使うことができて、老婆には迷いなど何もなかった。
善いことも、悪いことも、誰かにやったことは自分自身に返ってくるのだ。それは、まるで自分を映し出す鏡のように。
第八章:そろそろ帰らなきゃ
そしてもう一つ変わったことはというと、旅を共にして、少年は少女のことを、少女も少年のことを好きになっていた。
しかし、少年は別の世界に暮らす人で家族も心配しているので、元の世界へ戻らなければならない。それに、少女にも不思議な国の家族がいた。
心配しているから行かなきゃ、またいつか、必ず会いに来る!そう言って少年は涙ながらに元の世界へ戻ることになった。
それはたった3日半の、短いようでとても長い旅だった。
~おわり~
あとがき
老婆は、道は一度閉じたら二度と開かないと言っていました。でも、老婆の最後の魔法によって道は今日もどこかでひっそりとつながっているようです(?)
少年と少女がこのあとどうなるかは、楽しみですね。
不思議な音楽の国という題名について
「不思議な音楽の国」という題名は、この物語を完成させ、まさに不思議な国の数年後を今ここに描き続けたいという想いから誕生しました。
今もどこかで繋がっている2つの世界を、いつまでも行き来できるように💡
もしや、あなたもこの世界に迷い込んできた一人のようですね(?)不思議な仕掛けがたくさんのこの世界を隅々まで旅してみてくださいね^-^ ♪