【最新版】最強ストリングス音源はどれ!?おすすめランキング!比較紹介!選び方のポイントも!

ストリングスの音源はDTMの中でも特に需要が高く、歴史の長いメーカーだけでなく新参メーカーが続々と新しい音源を作り出しています。

そんな中でどの音源を選べばお得なのか!? 「機能、音質、用途、価格」に注目してDTMで使える人気のストリングス音源を比較して、おすすめ度順のランキングを作ってみました💡

これからどのストリングスの音源を買おうか迷っている方は是非参考にしてみてください^-^ノ

★第1位★ Spitfire Symphonic Strings

価格101,596円
音質★★★★★
音源の残響残響の深さを調整可能!
ソフト画面の見やすさ★★★★★★
オートメーションによる表現力★★★★★★
初心者へのおすすめ度★★★★★
おすすめのジャンル・映画オーケストラ(劇伴)
・ポピュラー音楽

数々のストリングス音源の中から、今回最も優秀な音源に選ばれたのがこちら!「Spitfire Symphonic Stgings」です!

この音源、素晴らしい点はズバリ3つ!

  • 本物の生ストリングス演奏を聴く感覚に最も近い音源!
  • 操作画面が見やすく、とても扱いやすい!
  • 打ち込みがしやすい!(パフォーマンスレガートが楽)

まず、この音源の最も素晴らしい点は、なんといっても本物のストリングス演奏を聴いているかのような素晴らしい音色です! 具体的にどこが綺麗かというと、まず、ストリングス全体のビブラートが非常に綺麗で自然!

ビブラートがとても綺麗!

このビブラート、オートメーションで自由にビブラートの深さを変えることもできるのですが・・!?

なんとこちらのSpitfire Symphonic Stringsは、本物のストリングス演奏のように時間変化に伴ってビブラートが自然と変化して、細かい調整などしなくてもとても美しい!

つまり、面倒なオートメーションなどを書かなくても、設定でビブラートを最大にしておけば自然ときれいな演奏を作ってくれます💡

非常によく作られている音源ですね!

さらに!?

マイクポジションで残響をコントロールできる!

そして、複数のマイクを使って、ホールで丁寧に収録されていることもこの音源の1つの特徴です💡

  • Close(近くにおいたマイクで録音したドライな音質)
  • Tree(Decca Treeというほどよく残響を含む音質)
  • Ambi(残響だけのアンビエンスマイク)

このように、それぞれ3つのポジションで録音された音源が収録されていて、これらを混ぜあわせたり、単体で使用することで、幅広い環境の音色を作ることができます💡

Yugo
Yugo

そしてこのホールの響きがとても美しい!

この音源は、実際のオーケストラの収録と同じ方法で録られているため、正直なところ、ドライな音源にリバーブをかけたものとは全くクオリティーが異なります!

今までも、EAST WESTから残響含んだ音源は出ていて、とてもクオリティーが高かったのですが、演奏の自由度や、残響の度合いコントロールといった面では、ようやく自由度の高い音源が登場したなという印象です!

操作画面もとても見やすい!

今までDTM用の音源を購入したものの、ソフトの画面が複雑でとてもすべての機能使いこなせない、なんて経験をした方も多いかもしれません(LASSなどがその例ですね…)。

ところが皆さん見てください!この画面!

設定するところなんてほとんどありません!(∩˃o˂∩)

これは、このソフトが実際のストリングスの収録を基準に考えて作られているからで、基本的にユーザーは、

  • マイクでの音作り
  • 演奏指示(打ち込み)

に専念をして、それ以外の部分はプレイヤーに任せよう!と言う方針のもと、このようなインターフェイスになったと思われます!

一言でいうとつまり!?

細かいところはプレイヤーの方で完璧にやるから、指揮とミキシングだけは頼むよ!といった音源です!

作曲者側に立って、とてもよく考えられた音源だと思います💡

打ち込みがしやすい!(パフォーマンスレガートが楽)

この音源のもう一つの嬉しい点は、打ち込みがとても簡単なところ!

ストリングスの打ち込み表現で悩みと言えば、

  • スラーでつなげるレガート奏法
  • 音を切ってはっきり演奏するデタッシェ
  • 短い音を跳ねるように弾くスピッカート
  • 弦を指で弾くピチカート
  • トレモロ
  • トリル

など、奏法の切り替えが多いところですが…、

この音源に装備されているパフォーマンスレガートというバッチを使えば、音の長さ、重なりに応じて自動的にスラーやスピッカートなどを適用してくれる!

つまり!?

ノートだけベタ打ちしても、ソフトが勝手に奏法を判断してくれるので、キースイッチによって切り替える手間が大幅に減らせるというメリットがあります!

UACC機能を使えば複数パッチ間でのキースイッチ切り替えも可能!

パフォーマンスレガートが優れているとはいえ、やはり個別でしっかり指定したい場合もあるかと思います。

そんな時はもちろんキースイッチで奏法の切り替えも可能です💡

Symphonic Stringsの奏法は、KONTAKTの複数パッチに分かれていて、一見キースイッチで切り替えできないのでは?と思われるかもしれません^-^;

しかし!?

実は、UACCという機能が備わっていて、すべての奏法を1トラック上で使用することができます💡

とても便利ですね!

少人数のChember Stringsというのもある!

ちなみに、このSpitfireのシリーズ、もう少し人数の少ない「Spitfire Chember Strings」という音源もありますが、こちらも同様に非常にクオリティーの高い音源です💡

これらの使い分けはよく議論されますが、単純に↓

  • 劇伴・洋楽など大人数のストリングス→ Symphonic Strings
  • J-POPなど少人数のストリングス → Chember Strings

これについてはどちらが良い、という話ではなく、用途によって選ぶ必要がありますね💡

★第2位★ LA Scoring Strings

価格151,200円
音質★★★★★
音源の残響ドライで残響なし
ソフト画面の見やすさ★★★☆☆
オートメーションによる表現力★★★★★
初心者へのおすすめ度★★★☆☆

LA Scoring Stringsといえば、今や世界最高峰のオーケストラ弦音源として有名ですね💡

オーケストラの構成でよくある細かい人数設定が可能で、その一つ一つのサンプルがとても繊細丁寧に収録されていて、上手に打ち込めば一般の方なら本物か音源か聴き分けられない音源とも言われています。

こちらの音源は、音源自体に残響がまったく含まれていないので他の音源とも合わせたり、自分で好きなリバーブを使って空間を作ることもできる完全なプロ仕様💡

 音場づくりに関してはとても自由度が高いところもおすすめのポイントです!

そんなLA Scoring Stringsですが、まだまだ新しいメーカーでソフト画面の作り込みはイマイチ! 画面が小さくて見づらく、設定画面の階層が深くて迷路のようになっているのが残念なポイント。

また、オートメーションが「CC1(演奏の強さ)」と「CC11(音量)」の2つが予め割り当てられているのですが、この割当がVIENNAのように変えられず使い勝手が悪いなと感じました。

音色は最高峰!慣れるまでは大変!?

音色は最高!使い勝手はいまいち!ということで、ある程度使い慣れてしまえば最高の音源ですが、最初の設定や慣れるまではちょっと大変かなという印象があります💡

Yugo
Yugo

でも💡最終的に残るのは完成品の音なので、音質にこだわるならオーケストラ弦音源はLA Scoring Stringsは最高の選択になりますよ💡

Point!

  • 音色のクオリティは最高峰で現状オーケストラストリングス音源としては最上級!
  • ドライで収録されていて管弦楽からポップ・ロックまで幅広く使える!
  • 価格はかなり高い上にトライアル版などがないので買いづらい!
  • 音源の画面が小さくて見づらい上に、階層が深くて設定が迷路のよう!
  • CC1やCC11などの機能が固定で割り当てを変えられない!
  • デフォルトのパッチには抑揚やアタックなどはほとんど含まれておらず、CC1によって表現ができるので自由度は高い音源!

★第3位★ソロストリングス音源として現状最高!Sample Modeling

価格75,000円(各25,000円x3種類)
音質★★★★★
音源の残響ドライで残響なし(別途付属リバーブあり)
ソフト画面の見やすさ★★★★★
オートメーションによる表現力★★★★★★
初心者へのおすすめ度★☆☆☆☆

Sample Modelingからはバイオリン、ビオラ、チェロの良質なソロ音源が発売されています。

Sample Modelingは物理モデリングという方式を採用している少し変わった音源で、今出ているソロストリングス音源の中でも最も表現に自由度のある音源です。

弦楽器のソロ音源で良質なものを探しているなら、Sample Modelingのストリングス音源は今もっともクオリティの高い音源としておすすめできます。

CPUでリアルタイムに計算しながら音を作り出すので実際に弦楽器を演奏したことのある方や、キーボード、EWIなどを自由に演奏できる方は楽しみながら録音することができます。

現在販売はAudio Modeling社から入手できます💡

Point!

  • 本物の楽器と同じように自由に表現しながら演奏できる。
  • 現時点ではソロの弦楽器しか収録されていない。
  • ソロのストリングス音源としては最高峰の音源。
  • 主に楽器をやっている人がリアルタイムに弾きながら録音する用途に作られている。
  • 価格はやや高め。
  • VIENNAオーケストラ弦音源と相性が良い。
  • ドライなのでミックスが難しいと言われているけどそうでもない(?)
  • どんなジャンルでもOK

★第4位★初心者でも使いやすい!Vienna Orchestral Strings I & II

価格76,400円
音質★★★★☆
音源の残響ドライで残響なし
ソフト画面の見やすさ★★★★★
オートメーションによる表現力★★★★☆
初心者へのおすすめ度★★★★☆

VIENNAのオーケストラストリングスは、クラシック音楽からポピュラーまで幅広く使えるドライなストリングス音源です💡

VIENNAオーケストラストリングスには2つのパッケージがあって、

  • シリーズ1には:「バイオリン」「ビオラ」
  • シリーズ2には:「チェロ」「コントラバス」

 が含まれているので、4種類のパートを揃えるには2つのパッケージを購入しなければなりません💡

シリーズ1&2がセットになっているバンドル製品を購入すると安く入手できるので、揃えるならセットで購入するのがおすすめです💡

ブレスコントローラーと相性が良い!?

VIENNAの再生エンジン(VIENNA Instruments)ではCC2(ブレス)によってベロシティクロスフェードという演奏の強弱を表現するための機能が使えるので、もしVIENNAの音に満足できないという方は一度設定して使ってみましょう💡

また、CC2の入力にEWIなどのウィンドシンセサイザーを使用すると、まるでストリングスを自分で演奏しているかのように打ち込むこともできます💡

Yugo
Yugo

VIENNAは画面が見やすく、設定もわかりやすいので始めてストリングス音源を購入する方におすすめ💡

Point!

  • 2つのパッケージを買わないといけないので値段はやや高め!
  • とてもドライな音源なのでどんな音源とも合わせやすくミックスがやりやすい!
  • デフォルトのパッチには抑揚やアタックなどはほとんど含まれておらず、CC2によって表現ができるので自由度は高い音源!
  • EWIなどMIDIコントローラーで入力するオーケストラ音源としては最高クラス!
【クーポン配布中!】VIENNA(ビエナ) ORCHESTRAL STRINGS BUNDLE【DTM】【オーケストラ音源】

第5位 EASTWEST Hollywood Strings

価格73,290円
音質★★★☆☆
音源の残響ホールの残響も収録されている
ソフト画面の見やすさ★★★★★
オートメーションによる表現力★☆☆☆☆
初心者へのおすすめ度★★★★★

「Symphonic Orchestra」で有名になったEASTWESTからストリングスに特化した上位バージョンのHollywood Stringsという商品が登場して、現在はこちらのシリーズが主流になっています。

以前の音源ではホールの残響音まで収録されていたので歌ものでは響きすぎて使いづらいという声がありましたが、Hollywood Stringsでは設定である程度ドライな音でも使用できるようになりました。

逆に、きれいな残響が含まれているのでミックスが苦手だけどオーケストラの曲を仕上げたいという場合に、そのままベタ打ちでもきれいに聞こえる音源なのでおすすめです。

この音源はパッチのレパートリーが豊富で、楽器未経験の方でも奏法を選んでマウスで打ち込みをするだけで本格的な演奏に仕上げることができます。

ただし、良くも悪くもオリジナルの表現はできず、誰が打ち込んでも同じような演奏になってしまうという欠点があります。

Point!

  • 最近は安く購入できるようになってきた。
  • ホールの残響も収録されているのでミックスが苦手な方でも綺麗に仕上がる。
  • 歌ものよりはBGMや劇伴向けの音源。
  • 楽器が演奏できなくても打ち込みでも作れる。
  • 含まれている音源をパズルのように組み合わせて曲を作るので誰が打ち込んでも同じような雰囲気の曲になりやすい。

第6位 8Dio Adagietto & Adagio

価格50,000円(バンドル価格)
音質★★☆☆☆
音源の残響ドライな音源
ソフト画面の見やすさ★★★★☆
オートメーションによる表現力★★☆☆☆
初心者へのおすすめ度★★★★☆

8Dioシリーズは操作画面が見やすく、収録されている音源も抑揚が綺麗に付けてあったり、歯切れの良いものが含まれていて、楽器未経験の方やDTMを始めたばかりの方でも簡単に本物らしい演奏を打ち込めるのが特徴です。

特に、8dioの入門向けモデルであるAdagiettoは価格もお手頃で奏法も十分含まれているので歌ものの伴奏にクオリティの高いストリングスを使用したいという方におすすめです。

ただし現在日本の代理店で扱っているところが少なく、購入する際は海外のサイトから直接購入することになるので少々入手しずらいストリングス音源です。

Point!

  • マウスで打ち込むのに適した音源。
  • 入門モデルは購入しやすい価格。
  • 音質も良い。
  • 幅広い用途で使える

それぞれのストリングス音源を比較!

VIENNA
ORCHESTRAL STRINGS
LA SCORING STRINGSSAMPLE MODELINGEAST WEST
HOLLYWOOD STRINGS
8DIO
STRINGS BUNDLE
画像
価格 76,400円151,200円75,000円 73,290円 50,000円
音質 ★★★★☆ ★★★★★★★★★★★★★☆☆★★☆☆☆
残響なしなしなしありなし
画面の
見やすさ
★★★★★ ★★☆☆☆★★★★★ ★★★★★ ★★★★☆
表現力★★★★★★★★★☆★★★★★★★☆☆☆☆★★☆☆☆
 初心者へ
おすすめ度
 ★★★★☆★★☆☆☆★☆☆☆☆ ★★★★★★★★★☆
タイプオーケストラ
ストリングス
オーケストラ
ストリングス
ソロ
ストリングス
オーケストラ
ストリングス
オーケストラ
ストリングス

ずば抜けた音質のクオリティで選ぶならLA SCORING STRINGSがおすすめ!

圧倒的な音質クオリティで選ぶならLA SCORING STRINGSがおすすめです!

若干操作性に難があるものの、それでもとにかく生演奏に近い、良質なストリングス音源が欲しいという方はこの音源を購入しましょう!

ソロのストリングス音源を探しているならSAMPLE MODELING一択!

ソロのストリングス音源を探しているならSAMPLE MODELING一択となります!

ソロストリングスの打ち込みは難しいことでも有名ですが、それでも上質なソロストリングス音源を探しているという方は、技術が必要なSAMPLE MODELINGも使いこなせるはず!

正直この音源を超えるソロストリングスの音源はまだ登場していないので是非試してみてください。

総合的なバランスで選ぶならVIENNA ORCHESTRAL STRINGSがおすすめ!

総合的なバランスで選ぶなら、初心者からプロまで幅広い層に扱いやすく、音質も優れていて操作もしやすいVIENNA ORCHESTRAL STRINGSがおすすめ!

迷ったらこの1パッケージを購入しておけばストリングス音源としてはどんなジャンルにも対応できることと、オートメーションによる表現の幅も広いのでオリジナリティに溢れる演奏をさせることもできます。

【クーポン配布中!】VIENNA(ビエナ) ORCHESTRAL STRINGS BUNDLE【DTM】【オーケストラ音源】

リアルタイム入力とか苦手、ミックスも苦手でマウスでぽちぽち作りたいけどリアルな音源を作りたい!という方はEAWT WESTがおすすめ!

演奏技術やミックスの技術はまだまだだけど本格的なオーケストラの曲を作りたいんだ!という熱い情熱をお持ちの方はEAST WEST HOLLYWOOD STRINGSを購入するのがおすすめ!

この音源はあなたの願いを叶えてくれる音源になることまちがいなしです!

選び方のポイント&失敗しないために!?

  1. 最初に予算を決める。
  2. ソロ演奏や複数での演奏など、必要な音源の種類を考える。
  3. 用途で残響の有無や音源による表現の可否を考える。
  4. マウスで打ち込む派 or リアルタイムに演奏派 のどちらか考える。
  5. 自分がいちばん表現したいことは何かを考えて、その音源で本当に可能かどうか最終チェックを行う。

ストリングス音源は他にもたくさんありますが、そんな中でもお手頃なものから高価なものまで、価格にあったコスパの良いものを選んで掲載してみました。

ここからは、最終チェックとしてストリングス音源を選ぶさいのポイントを紹介したいとおもいます。

選ぶときのPoint1 音源によって音色がかなり異なるので注意!

ストリングス音源は、使い方によってもかなり印象が変わってしまうので、メーカーのデモ音源の良し悪しに惑わされず、体験版があるソフトは実際に使ってみたり、ないものは他の方が使っているところをYoutubeなどで良く聴いてから購入するのがおすすめです。

選ぶときのPoint2 音源によって表現できる幅が異なるので注意!

今回紹介したように、ストリングス音源にはEAST WESTのようにあらかじめ表現の付けられた音源をパズルのように配置していく音源や、VIENNAやLA SCORING STRINGS、SAMPLEMODELINGのようにCC(コントロールチェンジ)を使用してオートメーションを描いて表現できるタイプがあります。

どちらが優れているということはなく、それぞれの用途に合わせて購入することが大切です💡

そして、オートメーションを描いて表現するタイプの音源のなかにもソフトの癖や設定の自由度が異なって、それぞれに表現できることが異なってきます。

実は、ストリングス音源を選ぶ際にはこの「音源で実際に表現できること」と「自分が表現したいこと」がマッチしていることが一番大事なことです。

購入してみたけど、思っていたような表現ができない、ということでは高いお金を出した甲斐がないですよね?

そうならないためにも、まずは自分の中でストリングス音源を使ってこんな表現をしたい!という着地点を想像して、本当にその表現が可能なソフトなのかをよく見極めて購入すると失敗がありません。

高い買い物なので失敗せずに良い製品を選べるとよいですね^-^ノ