今回は「1dB(デシベル)ってどのくらいの音量差があるの!?」について紹介していきます💡
「1dB変わると、音量はどのくらい変化するの?」そんな疑問を持ったことはありませんか?
dB(デシベル)といえば、
など、日常でもdBという単位を目にする機会がありますが、実際に「1db変化すると音ってどれくらい変化しているの?」「何分の1?」ということを気にしている方は少ないんじゃないでしょうか?
そこで! 今回は、dBが変化すると音量がどれくらい変化しているのかについてまとめてみたいと思います^-^ノ
YouTubeでは動画版も公開してます↑
「デシベル」が変わると「音量」はどれくらい違う?
デシベルが変わると音量は何倍変化するのでしょうか?
dBは「db = 20 x log10(X)」で求められ、
という相対値(変化量)で求められます💡
次の表では元の音(1倍)から「dBが増えると、音量が何倍になるか」を並べてみました💡
デシベルと音量の関係!
デシベルの差 | 音の大きさ(倍率) |
---|---|
0dB | 1倍 |
1dB | 1.12倍 |
2dB | 1.25倍 |
3dB | 1.41倍 |
6dB | 2倍 |
8dB | 2.5倍 |
10dB | 3倍 |
11dB | 3.5倍 |
12dB | 4倍 |
14dB | 5倍 |
20dB | 10倍 |
30dB | 31.62倍 |
40dB | 100倍 |
50dB | 316.23倍 |
60dB | 1,000倍 |
80dB | 10,000倍 |
100dB | 100,000倍 |
120dB | 1,000,000倍 |
DTM用の「WET/DRY」換算
デシベルの差 | 割合(%) |
---|---|
0dB | 100 % |
-1dB | 89 % |
-2dB | 80 % |
-3dB | 71 % |
-6dB | 50 % |
-8dB | 40 % |
-10dB | 33 % |
-11dB | 29 % |
-12dB | 25 % |
-14dB | 20 % |
-20dB | 10 % |
-30dB | 3 % |
-40dB | 1 % |
-50dB | 0.3 % |
-60dB | 0.1 % |
-80dB | 0.01 % |
-100dB | 0.001 % |
-120dB | 0.0001 % |
1dB増えると音量は1.12倍、6dBなら2倍になる!?
デシベルが1dB増えると音量は1.12倍、6dB増えると音の大きさは2倍にもなります!
つまりEQ(イコライザー)で6dB削るという行為は、音量を1/2にしているということですから、これはかなりの変化が起こっているといえますね💡
dBと倍率の関係をグラフで表示!
ではもう少し細かく見てみるためにグラフにまとめてみましょう。
1dBの変化では1.12倍(12%変化)、2dBでは1.25倍(25%変化)しています。
1dBの変化は意外と大きい!?
1~2dBの変化を大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれだと思います。
でも考えてみてください💡
消費税が10%(1.12倍)になると、1,000,000円の商品の消費税(12%)は120,000円になります。
合計の支払額は1,120,000円にもなるので、12%は大きいですね(。-ω-。)
1dBの変化は意外と大きいのかもしれない💡
DTMの楽器音量バランスに活かせるか?
以前、オーケストラの楽器ごとの音量バランスはどのくらい?に関するグラフを掲載しました。
このバランスにも聴感上でのdBを利用することができるので、参考にしてみてください。
DTMで最初にバランスを取る際にはf(フォルテ)で調整するのがおすすめです💡
DTMならもうこれ以上大きな音が出ない!という限界点を基準に音量バランスを取ってテンプレートを作ると打ち込み時間が短縮できるよ💡
まとめ!
DTMでEQを掛ける場合には、1dBでどのくらい変化するのかあまり気にせずにどんどん削っていったり足していく人も多いと思います💡
そんなDTMerの皆さんに、1dB変化させるということがどのくらいの影響を与えるのかが伝えたくてこの記事を書いてみました。
1dBの大切さが皆様に伝わればうれしいです^-^ノ
ラウドネスレベルを使ってDTMでオーケストラのレベルを整える企画もやってみたので興味があれば見てみてね💡