超謎解き!DTM探検!!第16回は「DTMのミックスって具体的にどんなことをやるの?目的とは?」について紹介していきます💡
前回まではDTMの作曲・編曲の世界を旅してきたが、今回からは「ミックス」の世界に入っていきます💡皆さん準備は整っていますか?
今回はDTMでのミックスって何のためにやるの?どんなことをやるの?という音楽制作でのミックスの秘密を解き明かしていきましょう^-^ノ
音楽制作のミックスってなに?目的は?
DTMのミックスって何のためにやるのかな?
DTMのミックスには幅広い意味があるから一言で説明するのは難しいけれど、簡単に言うと「複数の楽器の音を綺麗にまとめて1つの曲に仕上げる作業」って覚えておくといいよ💡
ミックスは指揮者がやることと似ている?
楽器ってただ合わるただけじゃだめなの?オーケストラの生演奏なんか聴いてると機械を通さなくたって綺麗にまとめられているよ?
さすがこむぎちゃん💡実はオーケストラのような演奏の場合、指揮者がいて、指揮者が全体のバランスを整えて楽器の音をまとめているんだよ💡
ってことは、DTMでもミックスの作業って曲の指揮をするっていうことなんだね💡
その通り♪ミックスではまず「複数の楽器演奏をソフト上にまとめ」て、「各楽器の音量バランスを調整」したり、「楽器の音色を調整して世界観を作る」作業がメインになるよ💡
ミックスって具体的にどんなことをするの?ミックスの基本!
ミックス? パソコンで指揮? ってどんなことをするのかな?
まずは歌&楽器が演奏される空間を再現する!
まず最初に、ミックスで曲を綺麗にまとめるためには「楽器を鳴らす空間」と「楽器がどこで演奏されるかの配置」を決めて再現することが重要だよ💡
なるほど💡DTMでも、音がどんな空間で演奏されて、どうやって聞き手に伝わるかを設定することは大事なんだね💡
指揮者が演奏する会場と楽器の配置を決めるって感じ!?
そうだね💡空間を作るには「リバーブ」というエフェクトを使うよ💡
リバーブの設定で聞き手からの音の距離を整えつつ、パンで左右の位置を決めていくことができるんだ💡
音量の幅(抑揚の大小)を整えて聞きやすくしよう!
演奏の抑揚が大きい場合は「コンプレッサー」というエフェクトを使うと大きな音だけ小さくきれいに圧縮して抑揚を小さくできるよ💡
あれれ、抑揚を小さくしちゃったら演奏者が作ったせっかくの抑揚が台無しになってしまうよ?
その通り💡でも、抑揚がありすぎると聞き手としてはいきなり音が大きくなったら驚いてしまうよね?
だから大衆音楽ではあまり音量差がある場合には、特に聞き手にとって心地よく聞けるように整えることも必要なんだよ💡
他にもコンプレッサーを使うと「音の出だしを強めたり弱めたり」、「余韻を引き立てたり目立たなくしたり」のような音作りもできるよ💡
音色から特定の周波数を削って耳障りな音を取り除こう!
楽器の音にもいろいろあるけど、その音の成分の中にも無いほうが良いと感じる周波数成分が含まれていることがあるよ💡
黒板をひっかいた「キィ〜」って音とか!?
そうそう!実は黒板をひっかく音には明らかにみんなが嫌がる音の成分が含まれていて、その周波数だけを「EQ(イコライザー)」というエフェクトでカットすると美しい音になるんだよ💡
EQってすごいね〜♪
全体の音量が機械の許容値をオーバーしないように調整してみよう!
ところでこむぎちゃん💡最終的に曲を仕上げる時にはどのくらいの音量で聴こえるように作るのが良いと思う?
う〜ん難しいね、他の曲と同じくらいにすればいいんじゃない?
そうそう💡他の曲を参考にするというのも素晴らしい考え方だね💡
でも、音量を調整する時に気をつけなければいけないのは、「機械に通せる最大音量の許容値」が決まっているということ💡
ミックスで曲の音量を上げていって、もしその許容値を超えてしまったら!?
音がバリバリと割れてしまったり、機材によっては壊れてしまうこともあるよ💡
そうならないためにも「リミッター(マキシマイザー)」というエフェクターをマスタートラック(音の出口)に使用しておこう💡
どんなに大きな音が入力されても、リミッターを通せば既定値に収まるように音を圧縮してくれるよ!
DTMの必需品だね!?
この他にも世界観を作るためにたくさんのエフェクトを使ったり表現したりするよ!可能性は無限大!?
ミックスという作業はこれだけでなく、「録音する場合にはマイクのセッティング方法」から始まって、目的の世界観を作るために他にも「様々なエフェクトを活用」するよ💡
そのためにもまずは基本をしっかりと覚えて応用に活かしていこう^-^ノ
とにかくミックスっていうのは曲の世界観をまとめるための工程なんだね♪
次回はDTMで使用するエフェクトの種類を紹介!
今回はDTMのミックスってなんのためにやるの?どんなことをやるの?について紹介したよ♪
どんなエフェクトプラグインが登場するのか楽しみ♪