超謎解き!DTM探検!!第9回は「DTMで曲を自由に編曲するには楽器の種類、音色、楽器ごとの得意なフレーズを覚えることが上達の秘訣」について紹介していきます!!
前回「DTMで作曲に使う音楽の要素(パーツ)を覚えて曲作りに活かそう!」では、曲を作る時にどのようなパーツを組み合わせていけばよいのか、そのパーツの種類について紹介ました。
今回は、そんなそれぞれのパーツをどんな楽器が担当するのがよいのか、楽器ごとの音色の特徴や、楽器の仕組みから得意なフレーズや不得意なフレーズを学んで、楽器選びに活かすための知識を紹介していきます。
楽器にはどんな種類がある?大まかに分類してみよう!
作曲上達への一番の近道は、楽器の音色や特徴を覚えることだと言われています。
とはいっても、闇雲に覚えようとしてもなかなか難しいので、まずは楽器をグループごとに分けて、それぞれの特徴を見ていきましょう。
作曲でよく使用する楽器を大まかに分類すると次のように分けられます。
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このように、楽器の種類を分類できるようになると、マルチ音源から目的の楽器の音色を探すのも楽になります💡
楽器の音色や特徴を手っ取り早く覚えるにはどうしたら良い?
楽器の音色を覚えるには、実際に楽器を手にとって演奏したり、生演奏を聴きに行くのが一番です!!
でも、DTMerの皆さんはもっと手短に身につけたいと考えているはず!!
そこで、実際に楽器を演奏するのには及ばないものの、手っ取り早く楽器の特徴を身につける方法があるので紹介します💡
それは、ある程度しっかり作られたソフトウェア音源をMIDIキーボードを使って、弾いてみることです!
ソフトウェア音源をMIDIキーボードで弾いてみよう!!
ここまで、MIDIの打ち込みといえば多くの人がマウスを使って行ってきたかと思いますが、一度MIDIキーボードを使って音を鳴らしてみましょう。
実は、ある程度しっかりと作り込まれた音源は、本物の楽器の音をサンプリングしているので、MIDIキーボードで鳴らすと本物の楽器に近い音色が出せます。
つまり、本物の楽器をすべて揃えるのは大変だけど、音源を使って楽器ごとの音色を覚えてしまおう!ということです。
ここで重要なポイントは、音域の広いキーボードを使って練習するということです。
まだMIDIキーボードは持っていないよという方は61鍵程度のMIDIキーボードを用意しておいてください💡
ちなみに61鍵の、格安で買えるおすすめMIDIキーボードはこちらです↓
MIDIキーボードは今後の記事でも、本物らしい演奏をソフトウェア音源を使って行う際に使用するので引き続きクオリティを上げていきたい方は是非購入しておいてくださいね💡
MIDIキーボードを使って音色感覚を習得する際のポイント
MIDIキーボードを使って楽器ごとの音色感覚を習得する際のポイントを紹介していきます。
まずは、皆さんそれぞれの環境で好きな音源を起動して実際に音を鳴らしてみてください💡
Point! 音域ごとに変わる音色の感覚を覚える
どうでしょう?同じ楽器でも音域によって音色が随分と異なることに気が付きましたか?
実は、楽器の音色を効果的に使うには、それぞれの楽器の音色が音域によってどのように変化するかを覚えておく必要があります。
1つの楽器を使って「軽やかな音」や「甲高い音」、「暗くて不気味な音」まで、どのような音が出せるのかを徹底的に追求してみましょう!!
楽器のプレイヤーは、1つの楽器を極めて音に様々な表情を付けられるように練習しています。
皆さんも、楽器のプレイヤーになったつもりで、1つの楽器を使ってどんな音が出せるのか、どんな雰囲気を表現することができるのかを徹底的に覚えていきましょう。
Point! 強く弾いたときと弱く弾いたときで音色の変化を覚える
楽器の音色は、強く演奏した場合と弱く演奏した場合でも音色が変わってきます。
音域のときと同じように、今度は強さを変えて、音色がどのように変化するのかを聴き比べてみましょう。
強く演奏するとあんなに力強い音だったのに、弱く演奏すると同じ音域でも寂しい雰囲気に変わったり、変化を楽しみながら練習してみましょう💡
Point! 奏法のパッチをいろいろ変えて試してみよう
音源にはいくつか奏法が含まれているものがあります。例えばストリングスではピチカートやトレモロ、スピッカートなど多くの奏法がありますが、音源の奏法パッチを切り替えて、様々な奏法の音を聴いてみましょう。
さらに、異なる奏法でも音域や弾く強さによって変わる印象を覚えることも上達の近道です。
楽器の音色を覚える近道のまとめ
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作曲をするには、使用する楽器の音色や特性を覚えることが一番の近道です。
今回はそんな音色を手短に習得できる方法としてソフトウェア音源とMIDIキーボードを使った方法を紹介しました。
この方法を使って1つずつ楽器をマスターしていって、オーケストラの楽器すべてを覚えたら、実際に生演奏を聴きに行ってみましょう💡
そこで、さらに音源で鳴らしていて物足りない要素などを追求していくようにすると、曲のクオリティもどんどん上がっていきます。
是非参考にして挑戦してみてくださいね^-^b