【2024年】人気オーケストラ音源の比較とおすすめを紹介!

今回はDTMで使える人気のオーケストラ音源を一挙に比較して紹介します!!

オーケストラの音源はたくさん種類が増えてきて、機能や音質、価格も多種多様でどれを選ぶべきなのか迷ってしまいます。

そこで、人気のオーケストラ音源を「機能別、使いやすさ、コスパ」に注目して比較をしてみたので、この記事を見ればもう音源選びも迷わないはず♪

目的や自分の使い方にあった音源を見つけていってくださいね^-^ノ

Spitfire Symphonic シリーズ

価格各 90,000円(全揃え35万円程)
扱いやすさ★★★★★★
コスパ★★★★☆
含まれる音源木管楽器、金管楽器、 弦楽器、打楽器

今オーケストラ音源として最も注目されているのが、こちらのSpitfire Symphonicシリーズ💡

弦楽器から金管楽器、木管楽器、そして最後にパーカッションも追加され、このシリーズだけで完璧なオーケストラを再現できるようになりました!

Spitfire Symphonicシリーズの特徴!

  • 操作画面がとてもシンプル!
  • 完璧な音量バランス!美しい音色!
  • 表現力が高い!

注目すべきポイントは3つ!

正直なところ、純粋にオーケストラの曲を作りたいのであれば、このシリーズだけあれば充分といえます💡

操作画面がとてもシンプル!

操作画面が複雑で、どこに何の設定があるのかわからないような音源、ありますよね・・・?

でもこの音源はそんな心配一切ありません💡

操作画面をぱっと見ただけで、どんなことができるか大体わかるインターフェイスになっています💡

鮮度が大事なDTMの世界では、機能に素早くアクセスできる点は嬉しいですね💡

完璧なバランス !美しい音色!

この音源の最もおいしいポイントと言えば、やはり美しく収録された音色とその残響成分!

しかも、実際のオーケストラのレコーディングと同じ方式で、3つの距離のマイクポジション(Close、Tree、Ambience)を使って収録されているので、臨場感についてはもちろん本物さながら!

さらに、それぞれのマイクの割合を変えることで、ドライに近い音、残響音の多い音など幅広くコントロールできるので、作れる音色のバラエティーにも富んでいます💡

オートメーションで演奏を自由に表現できる!

さて、この手の残響の美しい音源によくありがちなのが、表現力が乏しい、という点なのですが、この音源はそれもバッチリと解決されています!

DAW上でオートメーションを描くことで、例えば、弱い演奏が徐々に強くなっていくような表現をしたい場合も、ただ単に音量が変わるだけでなく実際にその楽器の演奏の強さを変えたときの音色変化も再現してくれるのです💡

打ち込み仕方次第では、本物の演奏と遜色ない音源が作れます💡

まとめると?

このSymphonicシリーズ、音色自体は、その昔素晴らしいと絶賛されたEASTWESTの音源に近いですが、

それからさらに、演奏表現の自由度、残響コントロールの自由度、がぐんとUP!進化した印象の音源です💡

Spitfire Symphonicシリーズのメリット・デメリット

メリットデメリット
音質・音が素晴らしくてリアリティー、臨場感がある!・本物のオーケストラと同じ方法で収録されているため、良くも悪くも音場が決まってしまう
・リバーブでの音場づくりにはあまり向かない
操作性・操作が直感的でわかりやすい!
・表現力が豊かで自由な演奏ができる!
リアルタイムでの操作性も良く、表情が付けやすい。
・特になし
価格・すべてを揃えると高価だが、価格分の価値は十分すぎるほどある・DTM初心者にとっては手が出しにくい価格

特に、ストリングスの音源は単体で他の音源と合わせても美しいので、最初に購入するのであればストリングス音源から購入するのがおすすめです^-^ノ

Spitfire BBC Symphony Orchestra

価格130,000円 程
扱いやすさ★★★★★
コスパ★★★★★
含まれる音源木管楽器、金管楽器、 弦楽器、打楽器

こちらは同じくSpitfire社のオーケストラ音源💡

先程のSymphonicシリーズが単体売りだったのに対し、こちらは1つのパッケージですべてのオーケストラが手に入るという大変お得なパッケージです💡

といっても、全く同じ音源ではなく、こちらはかの有名なBBC Symphony楽団によって演奏収録された音源になります💡

BBC Cymphony Orchestraの特徴!

まず全体的な音色の印象ですが、先程のSymphonicシリーズとほとんど変わりません。

複数のマイクで収録されていて、そのバランスを変えられる点も同じ💡

そして、こちらはKONTAKT用の音源ではなく、独自のエンジンを使った音源になっていて、KONTAKTのものよりかなり動作が軽い印象があります💡 

それと、演奏のビブラートに関しては、Symphonicシリーズのほうが何も設定しなくても自然である程度綺麗かな?という印象がありますが、こちらはオートメーションで量を変化させることで、かなり本物に近い演奏になります。

この低価格で、これだけのクオリティーのものが手に入ると思えば、ものすごくコスパが良い音源ですよ皆さん!

BBC Symphony Orchestraのメリット・デメリット

メリットデメリット
音質・Spitfire Symphonic シリーズの音色とほとんど変わらない・ビブラートに関してはオートメーションで書いたほうが良い(Symphonicでは不要だった)。
操作性・操作が直感的でわかりやすい!
・特になし
価格・Symphonicシリーズの価格を考えると、ほぼ同じクオリティでかなり安くてお買い得な音源!・特になし

Cinematic Studioシリーズ

価格各 50,000円 程度
扱いやすさ★★☆☆☆
コスパ★★★★★
含まれる音源木管楽器、金管楽器、 弦楽器

続いて、リアリティーの高さでおすすめしたいのがこちらのCinematic Studioシリーズ!

こちらもとてもクオリティーの高い音源です💡

Cinematic Studioシリーズの特徴!

  • レガートのつなぎ目がとても綺麗!
  • 音色はややダークに作り込まれている!

このシリーズの最大の特徴は、レガートのつなぎ方が緩やかでとてもきれいという点💡

音色の雰囲気は、全体的にややダークに作り込まれている印象で、例えばパイレーツオブ・ザ・カリビアンに代表される、ハンス・ジマー作品のような雰囲気を出したい場合には最適な音源になります💡

良くも悪くも作り込まれた音と言う感じで、明るい高音のきらびやかな伸びを求めるような作品には向きませんので、使い所を選ぶ専用音源という印象がありますね💡

ここだけ注意!

音色だけでいえば、この音源はかなり優秀です!価格も安いですし、とてもクオリティーの高い音源だと断言できます💡

しかし、1点だけ残念な点があるのです、、、

正直、この問題がなければ、Cinematic Studioシリーズを1番に推していたかもしれないですし、僕自身もこの音源を採用したかもしれません・・・。

そう、その問題とは、、、

打ち込みがめちゃくちゃ面倒くさい・・・

はい、そうなんです・・・。

実はこの音源、レガートのつなぎはとても綺麗なんですが、その一方、レガートパッチの発音タイミングに大きな遅延、があるという残念な点があります。

この仕様により、打ち込みが非常に面倒で時間がかかってしまうため、本採用を見送りました。

時間をかけても良いのできれいな演奏を作りたい、という方はこちらの音源を採用しても良いかもしれません💡

Cinematic Studioシリーズのメリット・デメリット

メリットデメリット
音質・レガートのつなぎが滑らかでとても綺麗!
・音色がややダークに作り込まれていて、ハンス・ジマー作品のような雰囲気の曲作りには最適!
・初めから高音域が削られている音源で、綺羅びやかな作品には向かない。
・すでに音が作り込まれているのであまり汎用性がない。
操作性・操作が直感的でわかりやすい!
・トリルの打ち込み方が少し特殊
・レガートの遅延が大きく、200mse以上ノートをずらしたり調整する必要がありかなり面倒!
価格・このクオリティではかなり安い!・とくになし

SAMPLE MODELING

SAMPLE MODELINGはオーケストラの総合音源ではないのですが、Solo弦や金管、木管に関してイチオシの音源です。

オートメーションを使って表情豊かな演奏ができるので今海外では大人気で、なんとハリウッドでも使用されている実績のある音源です。

SAMPLE MODELINGは物理音源という新しい種類の音源

SAMPLE MODELINGはVIENNAやEASTWESTの音源が採用しているサンプリング音源ではなく、物理モデリング音源という少し変わったタイプの音源です。

2つの音源の違いは以前紹介しているのでそちらの記事をご覧ください。

物理モデリング音源とサンプリング音源の違いとは? 特徴と比較
 みなさんがDTMでよく使用している生楽器の音源は「実際の楽器から出た音色を録音した音声データを、MIDIノートに合わせて発音している」サンプリング音源というものです。 今回はちょっと新しい物理モデリングについて、サンプリング音源との違い、...

使い方についてはこちらの記事がおすすめ。

Audio Modeling(Sample Modeling)SWAMエンジンの使い方を徹底解説! the Violin レビュー
 皆さん!AudioModeling(SampleModeling)ってご存知ですか? DTM用の音源といえば、楽器の音をサンプリングして収録されたものが主流ですが、AudioModelingは、そのサンプリング音源にプラスして、CPUで実...

音源は単体またはバンドルで揃えていく

SAMPLE MODELINGの音源はセット売りもされているのですが、弦と金管、木管がセットになっているバンドルはないので基本的には楽器やセクションごとに揃えていきます。

楽器単体で購入する場合!

価格20,000円
扱いやすさ★★☆☆☆
コスパ★★★☆☆
容量1GB未満
含まれる音源音源による

サンプルモデリングを購入するなら、多くの場合は単体で購入していくことになります。その際の価格は1つの楽器当たり大体20,000円程度!

弦、金管、木管をすべて揃えてオーケストラを作るなら200,000円は見積もっておきましょう。

バンドルで購入する場合!

 管楽器のみ今すぐ揃えたいという方はこのようなバンドル製品がおすすめ!

SAMPLE MODELINGのメリット・デメリット

メリットデメリット
音質素晴らしい音質で、こんなに鳴らしていて楽しい音源は他にない!100点満点!完全に無響室で演奏している状態で鳴るため、空間を自分で作る必要がある。ミックスが苦手な人にとって最初は大変かも。
操作性ものすごく操作性が良くておすすめ!ロングトーンからマルカート、スタッカートまで全てCC11によってリアルタイムに表現できる。

同じ演奏が2つとないのも実際の演奏に近く、出来上がる音源も完全に作りての癖が出るオリジナルの音源になる。

弦楽器ではトレモロやピチカートなどをキースイッチで切り替えなければならないのだけど、その操作性がものすごく悪い。

ただしそこはトラックを分けてあげることで解決できるので不自由は少ない。

価格単体で必要な楽器を買うことができるので予算がない方でも手を出しやすい全部の楽器を揃えるとなると、かなり気合が必要な価格。

LA SCORING STRINGS 2.5

価格151,200円
扱いやすさ★★★☆☆
コスパ★★☆☆☆
容量17GB
含まれる音源弦楽器(バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス)

LA SCORING STRINGSは弦の音源なので管楽器は収録されていませんが、最近はVIENNAの弦に代わって人気が出てきていたりと、注目の人気ストリングス音源です!

ソロ(首席・副主席)、数人のアンサンブル、大勢のアンサンブルが別で収録されていて音の質感を調整できるのが特徴です。

また、この音源にもクオリティの高いコンボリューションリバーブが内蔵されているのでミックスが苦手な方でも、プロのエンジニアによって調整されたミックスを使うことでクオリティの高い作品に仕上げることができます。

リバーブはOFFにしてドライな音源にもできるので自分で空間を作りたいという方にもおすすめ!

とてもクオリティの高い音源ですが、弦楽器のみ収録にしてはとても高額でコスパで考えると微妙なところ。

また、まだ新しいメーカーなのかソフトの操作性があまり良くなく、いろいろと工夫しながら使わなければならないので操作性もいまひとつといえます。

LA SCORING STRINGSのメリット・デメリット

メリットデメリット
音質とてもきれいでリアリティのある音質でおすすめ。とくになし。
操作性自由に使いたいようにカスタマイズしていけるので、作りたい完成形をイメージしている人にとってはとても操作しやすい印象。エクスプレッションの入力に工夫が必要で慣れるまでは不自然な音がでやすい。

人数の調整など、頭のなかで予め作りたい音をイメージしてから使う必要がある。

価格高額なので買ってしまったら嫌でも技術が身につく(かも?)かなり高額な音源なので手が出しにくい

VIENNA SYMPHONIC LIBRARYのオーケストラ音源

VIENNAは言わずと知れた老舗メーカーです。

以前は大きなシェアを誇っていましたが、最近では他社メーカーに押されつつあり、勢いがなくなってきている印象があります。

ただ、このVIENNA!パーカッションの音源に関して言えば、今でも他のメーカに負けない素晴らしいクオリティで対抗しています!

他社の音源でパーカッションがいまいちだなと感じた方は、VIENNAのパーカッションを検討してみましょう👍

VIENNAの使い方は当サイトでも紹介しているので参考にしてみてください。

VIENNA INSTRUMENTS PROの使い方
 ここ数年でオーケストラの音源も種類が増えてきたので選ぶ楽しみがでてきましたね💡 今回はそんな中でもVIENNAの音源に絞って、VIENNA音源をより綺麗に演奏さえるためのソフト「VIENNAINSTRUMENTSPRO」の使い方を紹介して...

VIENNAを選ぶなら選択肢は2つ!?

  • 容量が軽量だけどほぼ全ての楽器が揃う「SPECIAL EDITIONS」を購入する。
  • 必要な楽器を単体で購入して揃えていく。

VIENNAの買い方には、ほぼ全てのオーケストラ音源がお得に揃う「SPECIAL EDITIONS(軽量版)」を購入する方法と、必要な楽器(完全版)を単体で揃えていく方法があります。

 ※容量が軽いのは半音飛ばしで収録し、音をずらして増やしているのとベロシティレイヤーを減らしているため。

オーケストラの楽器をまとめて購入するなら「SPECIAL EDITION Vol1」がおすすめ!

価格45,576円
扱いやすさ★★★★☆
コスパ★★★☆☆
容量40GB
含まれる音源木管楽器、金管楽器、 弦楽器、打楽器

とりあえず、1つのパッケージを買ってすぐにオーケストラの曲を完成させたいのであれば「SPECIAL EDITION VOL1」を選びましょう。

コスパも最高な上、VIENNAは楽器が弾けない方でもきれいな演奏を作ることができるのでDTM初心者にも最適な音源です。

パケージ1つで弦、木管、金管、パーカッションの4つのセクションが揃います。

VIENNAのメリット・デメリット

メリットデメリット
音質パーカッションの音源が素晴らしい。・金管とSolo弦が弱い印象。
・弦も少しシンセ感が否めない。
操作性ベロシティクロスフェード機能やスロットクロスフェードなど、リアルタイムでの操作性も良く、表情が付けやすい。キースイッチ切り替えに使うマトリクスが少し使いづらい。

機能が多いので慣れないと誤操作が多発して作業が進まなそう。

価格高いと言われているけど、実際そこまで飛び抜けて高い音源ではない。単体で購入する場合は使わない楽器まで購入するともったいない。

EASTWESTのオーケストラ音源

EASTWESTのオーケストラ音源もかなり昔からある人気の音源で、発売当初は高級音源でしたが現在は入手しやすい音源になりました。

EAST WESTを選ぶなら選択肢は2つ

  • Symphonic Orchestra(入門向けパッケージ)
  • Hollywoodシリーズを購入

EASTWESTでオーケストラ音源を揃えるなら、「Symphonic Orchestra」と呼ばれる入門用の音源を購入するか、プロ向けのHollyWoodシリーズを購入する方法があります。

HollyWoodシリーズは数年前まで数十万円という値段で発売されていたのですが、最近は入門用とそれほど価格差がなくなってきたので今はHollywoodシリーズを購入することをおすすめします。

EASTWEST HollyWoodシリーズ

オーケストラ一式を揃えるには「Hollywood Strings、Hollywood Brass、Hollywood Orchestral Woodwinds、Hollywood Orchestral Percussion」の4つのシリーズが必要です。

購入する際はこれら4つがバンドルになっている製品「Hollywood Orchestra」を購入するのがおすすめ!

 East West Hollywood Orchestra Diamond Edition

East West イーストウエスト Hollywood Orchestra Diamond Edition Win

価格86,400円
扱いやすさ★★★☆☆
コスパ★★★★☆
容量680GB
含まれる音源木管楽器、金管楽器、 弦楽器、打楽器

「 East West Hollywood Orchestra」は、East Westの「弦、金管、木管、打楽器」が全てセットになった製品で、オーケストラのフルセット音源です。

VIENNAよりもさらに初心者におすすめできる製品で、細かい表現の異なる音源がたくさん含まれていて、それをパズルのように選んで組み立てるだけで本物のような演奏が作れてしまう優れもの!

リアルタイムでの演奏は絶対ムリだけど地道な作業で本格的な音源を作りたいという方に最適なオーケストラ音源です!

EASTWESTのメリット・デメリット

メリットデメリット
音質最初からホールの残響も一緒に収録されているのでミックスが苦手な方でも使いやすい。この音源で作るとみんな同じ雰囲気になってしまう。
操作性最初から細かい演奏のニュアンスが多く収録されているので、表情を自分で作らなくても組み合わせで音楽を作ることが出来る。ベロシティの変化などはあまり自分で表情を作ることを目的に作られていないため、パーツを組み合わせた曲しか作れない。
価格価格が下がってきてかなりコスパの良い音源。とくになし。

ORCHESTRAL TOOLS

価格製品による
扱いやすさ★★★★★
コスパ★★★★☆
容量製品による
含まれる音源製品による

ORCHESTRAL TOOLSはまだ日本ではあまり知られていないメーカーですが、海外で人気のオーケストラ音源メーカーです。

弦や管楽器の音源ではまだ伸びしろを感じますが、グランドハープ音源とパーカッション音源のクオリティがものすごく高いです。

グランドハープの音源は以前紹介したのでそちらの記事を是非見てください。

グランドハープ音源 Symphonic Sphereレビュー
 以前、iPadで演奏できるグランドハープのアプリを紹介しましが、パソコンでも使える素晴らしいグランドハープ音源が出ているので使い方とレビューを書いてみたいと思います。おすすめ度:★★★☆☆SymphonicSphereとは それがこちら、...

ORCHESTRAL TOOLSのメリット・デメリット

メリットデメリット
音質グランドハープとパーカッションの音源が素晴らしい。弦や金管、木管はもうちょっと頑張って欲しい。
操作性KONTAKT5を使用するので見慣れたインターフェイスで使いやすい。KONTAKT5を持っていないと使用できない。
価格とくになし。値段がとても高い。相場の1.5~2倍くらいの印象で、組み合わせ販売なので必要のない音源まで同時に買わなければならない。

IK MULTIMEDIA MIROSLAV PHILHARMONIK 2

価格75,553円
扱いやすさ★★★★☆
コスパ★★★★☆
容量7GB
含まれる音源木管楽器、金管楽器、 弦楽器、打楽器

「MIROSLAV PHILHARMONIK2」はIK MULTIMEDIAというメーカーから出ている音源で、価格はそれほど高くないにも関わらず機能、音質ともにとてもクオリティが高いので紹介します。

コンボリューションリバーブが内蔵されている

この音源が今までの音源と違うのは、ソフト自体にクオリティの高いコンボリューションリバーブが内蔵されているというところです。

楽器の配置や広がりなどもソフト上で見やすくなっているところがポイント。

とにかく視覚的に使っていて楽しい音源なので、無機質ではなくておしゃれな音源を使ってモチベーションを上げたい方におすすめです。

メリットデメリット
音質同じ価格帯の音源の中ではかなり良い音。とくになし。
操作性お洒落で、眺めているだけで想像力が湧いてきそうなインターフェイスが高ポイント。

画面も見やすくて操作がわかりやすい。

キースイッチで奏法を切り替えることができる。

エクスプレッションによる表現があまり得意ではないので、主に用意されたサンプルで演奏を表現しなければならない。
価格フルバージョンが安く手に入る。とくになし。

PROJECT SAM

価格製品による
扱いやすさ★★★☆☆
コスパ★★☆☆☆
容量製品による
含まれる音源製品による

PROJECT SAMからもオーケストラを作るための音源がでています。これらはどちらかというとそれぞれの楽器を単体でスコアに沿って打ち込むというよりは、素材を組み合わせて雰囲気を作っていくトラックメーカー向けの音源です。

各パッケージごとに異なる素材が収録されているので、どの雰囲気のトラックを作りたいかによって製品を選ぶのがおすすめです。

人気の製品はこちら

PROJECT SAMのメリット・デメリット

メリットデメリット
音質素材を組み合わせてトラックを作っていくので管弦楽の知識がほとんどない人でも雰囲気で作ることができる。オリジナルの曲やソロを演奏するのは不向き。完成品はどれも似たような雰囲気になってしまう。
操作性素材を見つけて配置していくのがメインの使い方なので簡単に使える。

劇伴制作で時間のないときなどの即席BGM制作に役立つ。

KONTAKT5が必要。
価格実際に楽器を収録する手間を考えるとかなりお得。素材集として考えると少し高いかも。

各社のオーケストラ音源を一挙に比較!

~各社オーケストラ音源を比較!~

ここからは、各社のオーケストラ音源を、目的別に比較して、どれを選ぶべきなのかを考えてみましょう💡

バランス重視ならSpitfire Symphonicシリーズがおすすめ!

音色のリアリティーさ、扱いやすさ、楽器の豊富さ、価格など総合的に最もバランスが取れているのがこのSpitfire Symphonicシリーズです💡

オーケストラ音源の中では、価格は少々高めですが、これさえ揃えてしまえば、どんなジャンルにも対応できる万能音源!

打ち込みでの表現力が豊かなのはもちろん!

マイクポジションによる残響を変えられたり音色もほぼ無加工なので、明るめや暗めなど、作りたい特徴に合わせて自由に加工できるところも自由度があって高ポイントです💡

最も残響の少ないCloseマイクを他のリバーブでなじませて使う、なんて使い方もできたり、幅広い使い方ができるバランスの良い音源だと思います💡

コスパで考えるならBBC Symphony Orchestra

コスパで考えるならば、わずか12万円ちょっとで高クオリティのオーケストラの楽器が全て揃ってしまうこちらのBBC Symphony Orchestra一択!

ひと手間かけてもいいから、安く入手したいという方にはこちらがオススメですね!

とことん時間をかけて素晴らしい演奏を作りたいという方はCinematic Studioシリーズがおすすめ!

とことん時間をかけてモックアップを作り込める!という方にはこちらがおすすめ💡

このレガートパッチについては、調整が面倒ではありますが、しっかり時間をかければ、かけた分だけしっかりクオリティーとしてついてきてくれる音源です💡

そういった意味で、少々扱いにくい音源ではありますが、とことん追求できるならこの音源は間違いなく強いパートナーになってくれるでしょう👍

ソロの弦楽器や管楽器の音源を強化したい!という方にはSample Modelingの音源がおすすめ!

オーケストラで複数人の音源は持っているんだけど、ソロの弦楽器や管楽器の音源をもっと強化したい!という方はこのSample Modelingの音源がおすすめ!

Sample Modelingは物理音源なので、もとから入っているサンプルに表現を縛られるということもありません💡

もっと自由に、自分でリアルタイムに演奏しながら幅広い表現をしてみたいという方は相性バッチリです!是非試してみてください!

特に金管楽器の音源でこれほどクオリティーの高い音源は他にありません💡

まとめ

オーケストラの音源はまだ他にもたくさんありますが、そんな中でも特におすすめな音源を選んで掲載しました。

デモ音源は各メーカーサイトやYoutubeなどでも聴けるの気になった音源があれば音を聴いてみてくださいね^-^♪

今回紹介した音源(メーカー)

  • Spitfire Symphonic
  • Cinematic Studio
  • VIENNA
  • EASTWEST
  • Sample Modeling
  • Orchestral Tools
  • IK Miroslav Philharmonik 2
  • LA ScoringStrings
  • Project Sam