プロが選ぶ理由がわかる!?FabFilter Pro-Q3の使い方&紹介!はじめての方でもわかりやすく解説!

 今回はプロアマ問わず大人気のFabFilter Pro-Q3について、各ウィンドウの解説や具体的な使い方について紹介していきます💡

 FabFilterといえば多くのエンジニアに愛用されているプロ御用達のEQプラグインとしてDTMユーザーにも人気があり、実際に導入するともうこればかり使ってしまうくらい便利な機能がたっぷり詰まっていて、初心者でも簡単にEQによる音作りができる優れものです💡

 特にEQバンド範囲のみの音をソロで聴ける機能は他のEQにはあまり搭載されていない機能で、この機能のためにFabFileteを購入するという方も多いはず💡

 そんなFabFilter Pro-Q3について、各ウィンドウについてや、実際にどのような流れで作業を行っていくのか一緒に見ていきましょう^-^ノ

  1. EQ&ダイナミックEQの基本について!
  2. EQバンドを追加してみよう!
    1. クリック&ドラッグでも追加できる!
  3. 各バンドごとの操作パネル(バンドコントロール)の基本操作について!
    1. FREQ(周波数)ノブについて
    2. GAIN(音量)ノブについて
    3. Q幅ノブについて
    4. バンドのフィルターシェイプを変更してみよう!
    5. フィルターの勾配を変えてみよう!
  4. EQバンドをバイパス(無効化)したり削除してみよう!
  5. ダイナミックEQを使ってみよう!
    1. スレッショルドのAuto、マニュアルの切り替え
    2. ダイナミックEQをバイパスする
    3. ダイナミックEQをリセットする
  6. Spectrum Grabを活用して簡単に周波数を整えよう!
  7. EQバンド範囲の音のみを鳴らしてEQポイントを定めよう!
    1. command(windows:ctrl)キーを押しながらマウスを上下に動かせば音を確認しながらQ幅も変えられる!
  8. メーターのGainスケールを変更して見やすく表示してみよう!
    1. デシベルと音量変化について!
  9. Pro-Q3を2つのトラックに使用してマスキングされている帯域を探してみよう!
    1. 表示したいターゲットトラックの表示方法!
  10. Auto Gainを有効にして音量を一定に保ってみよう!
  11. その他便利な機能を覚えておこう!
    1. プロセッシングモードの切り替え!
    2. 画面のサイズを変更してみよう!
    3. 周波数に対応する鍵盤の表示/非表示
    4. アナライザーの表示設定を変えてみよう!
  12. プロが選ぶ理由がわかる!? FabFilter Pro-Q3の使い方!はじめての方でもわかりやすく解説! のまとめ!

EQ&ダイナミックEQの基本について!

 FabFilter Pro-Q3の使い方に入る前に💡まずはEQとダイナミックEQについて簡単に復習しておきましょう💡

 EQの基本に戻って簡単なところから説明していきますので、既に理解している箇所は飛ばして読み進めてくださいね💡

Overall CurveについてEQバンドについてダイナミックEQについて

 まずはEQの基本となるOverall Curve(全体曲線)ですが、Pro-Q3ではこのように黄色い線で表示されます💡

 Overall CurveはEQ全体がどのように掛かっているかを視覚的に見るための曲線でしたね💡おさらいしておきましょう。

EQバンドとは、ある特定の周波数にEQを掛ける際に、そのエフェクトが影響する範囲を決めるポイントです💡

 EQバンドは全体曲線上をダブルクリックすることで最大24個まで追加できます。

 EQといえば、通常はある周波数帯域を常に「◯db削る」ような働きをしますが、ときには音が大きい時だけ削ってそれ以外は削りたくない場合があります。

 Pro-Q3ではそんなコンプレッサーのような挙動をする「ダイナミックEQ」を使用できるのですが、その際、削る最大値を決めるのがダイナミックEQカーブです。

コンプレッサーとダイナミックEQの違いって?

  • コンプレッサー:スレッショルドを超えた音を圧縮して小さくする。
  • ダイナミックEQ:スレッショルドを超えた音をボリュームを下げて小さくする。

EQバンドを追加してみよう!

 Fabfilterを開いたら、早速EQバンドを追加してみましょう。EQバンドは全体曲線上をダブルクリックすることで追加できます💡

 中央付近をダブルクリックするとBellタイプが追加され、左端ではローカット右端ではハイカットフィルターが追加されます。

クリック&ドラッグでも追加できる!

 EQバンドは、体曲線上をクリック&ドラッグすることでも追加できるので好みの方法で追加しましょう💡

各バンドごとの操作パネル(バンドコントロール)の基本操作について!

 Fabfilter Pro-Q3では、各バンドをクリックすることでバンドの操作パネル(バンドコントロール)を表示させることができます💡

 バンドコントロールからは「FREQ(周波数)」「GAIN(音量)」「Q幅」「バンドのフィルターシェイプ」「フィルターの勾配」「ダイナミックEQのON/OFF、量、スレッショルド」など、選択されているバンドに関する全ての設定を行います。

 それぞれの項目について一緒に操作しながら見ていきましょう💡

FREQ(周波数)ノブについて

 FREQノブでは、バンドの周波数を変えることができます💡

GAIN(音量)ノブについて

 GAINノブでは、EQバンドで指定した周波数帯域の音量を上げ下げすることができます💡

Q幅ノブについて

 Q幅ノブでは、EQバンドの幅を変えて、EQが掛かる周波数の範囲を狭めたり広げたりできます。

バンドのフィルターシェイプを変更してみよう!

 Fabfilter Pro-Q3では、「Bell」「Low Cut」「High Cut」「Low Shelf」「High Shelf」「Notch」「Band Pass」「Tilt Shelf」「Flat Tilt」など、全部で9種類のフィルターシェイプから好みのシェイプを選ぶことができます💡

フィルターの勾配を変えてみよう!

 勾配ボタンからは「12dB」「24dB」「36dB」「48dB」「Brickwall(ローカット、ハイカットのみ)」のようにフィルターの勾配を決めることができます。

 勾配をきつくすれば、指定した範囲をより限定して鋭くEQをかけたり、勾配をゆるくすればよりゆるやかで自然なEQのかかり方になります。

EQバンドをバイパス(無効化)したり削除してみよう!

 EQバンドを追加したものの、一時的にバイパス(無効化)したい場合や削除したい場合があるかもしれません。

 そんなときはバンドコントロールにある「EQバンドのバイパスボタン」や「削除ボタン」を活用しましょう💡

ダイナミックEQを使ってみよう!

 続いてダイナミックEQを使用してみましょう💡バンドコントロールのGAINノブの外側にカーソルを合わせると赤色に変化します。

 色が変わったらクリック&ドラッグをして外側のノブを回せばダイナミックEQの追加が完了です💡

スレッショルドのAuto、マニュアルの切り替え

 スレッショルドはデフォルトでAutoになっていてそのまま使用することもできますが、手動に切り替えて自由に設定することもできます。

ダイナミックEQをバイパスする

 GAINタブの左上の電源マークを赤色に点灯させると、一時的にダイナミックEQをバイパス(無効)にすることができます💡

ダイナミックEQをリセットする

 ダイナミックEQを使用する前の状態にリセットする場合は「×」マークをクリックすることで設定をリセットできます。

Spectrum Grabを活用して簡単に周波数を整えよう!

 Fabfilter Pro-Q3には、ピークからEQポイントを見つけて簡単に波形を整えるための「Spectrum Grab」という機能があります💡

 Spectrum Grabを使用するには、まず画面上の波形部分にカーソルを合わせ、波形が白く表示されるのを待ちましょう。ピークが検出されたら、白い波形上を掴むとその周波数に適したEQバンドを自動で作成してくれます。

EQバンド範囲の音のみを鳴らしてEQポイントを定めよう!

 EQの使い方で最も難しく皆さんを悩ませる作業が、EQで削るべき不要な音を見つける作業ではないでしょうか? Q幅を狭めてGAINを大きく上げてEQポイントを探していたという方々、PRO-Q3を使えばもうそんな必要はありません💡

 PRO-Q3ではEQバンドの「ヘッドホンマーク」をクリックしている間、EQバンド範囲内の音のみを再生することができます💡

command(windows:ctrl)キーを押しながらマウスを上下に動かせば音を確認しながらQ幅も変えられる!

 バンド範囲のソロ再生時には、単にバンドを左右に動かすだけでなく、command(ctrl)キーを押しながらカーソルを上下に動かすことでQ幅を変えることもできます💡

メーターのGainスケールを変更して見やすく表示してみよう!

 EQ使用時によくやりがちなのが、グラフ上で視覚的にほとんど掛かっていないように見えてうっかり掛けすぎてしまうということ💡

 実際EQを3.5dBも掛けると音量は1.5倍、6dBなら2倍も変化!していますが、従来のEQでは6dBといえば、グラフはほんのちょっとの変化にしか見えません💡

 でもPRO-Q3では表示するGainスケールのメモリをより拡大して見られるので、こうしてみると視覚的にもがっつり掛けている安心感を得られるだけでなく操作性も良くなりますね!

デシベルと音量変化について!

デシベルの差倍率
0dB1倍
1dB1.1倍
2dB1.25倍
3.5dB1.5倍
6dB2倍
8db2.5倍
10dB3倍
11dB3.5倍
12dB4倍
14dB5倍
20dB10倍
40dB100倍
60dB1,000倍
80dB10,000倍
100dB100,000倍
120dB1,000,000倍

 デシベルと音量変化についても再度確認しておきましょう💡

Pro-Q3を2つのトラックに使用してマスキングされている帯域を探してみよう!

 PRO-Q3を複数のトラックに使用すれば、それぞれの周波数を比較して互いにぶつかり合う周波数帯域を赤色の帯で表示してくれます💡

表示したいターゲットトラックの表示方法!

 画面下、デフォルトで「Pre-Post」と表示されている箇所があります。ここでは画面に表示する波形のタイプを選択できるのですが、ここから、周波数を解析したい他のトラック名を選択します。

 予め分析したい他のトラックにPRO-Q3をインサートしておくとの忘れないようにしましょう💡

 表示を消したい場合には「External Spectrum OFF」をクリックすると元の状態に戻せます。

Auto Gainを有効にして音量を一定に保ってみよう!

 EQで音を削ったり持ち上げたり、特に音量が上がると音質が良くなったような錯覚を起こしてしまうことがあります。

 PRO-Q3には、そのような現象を回避するために音量を自動で一定に保ってくれるAuto Gainという機能があるので活用しましょう💡

 Auto Gainはプラグインの右下音量パネルを開き「A」のマークを黄色に点灯させることで有効にできます💡

 特にこだわりがなければ必ずONにしておくのがおすすめ!

その他便利な機能を覚えておこう!

 さて、ここまでの内容を押さえている皆さんは既にFabfilter PRO-Q3を使ってEQ機能を使いこなせるはずです💡

 ここからは、ほぼ使わない方もいるかもしれませんが知っておくと便利な機能について紹介していきます💡

プロセッシングモードの切り替え!

 PRO-Q3では、レイテンシの少ない「Zero LatencyアナログEQの振幅応答に一致するように作られた「Natunral Phase」デジタルやアナログEQで生じてしまう位相変化が起こらない「Liner Phase」の3つのモードが用意されています💡

 デフォルトではZero Latencyが用意されていますが、必要に応じてモードを変更して使い分けましょう(Zero Latency以外のモードではCPUに負荷がかかります)。

画面のサイズを変更してみよう!

 FabFilter PRO-Q3では、必要に応じて画面のサイズを切り替えることができます。

 全画面表示にしたり、ディスプレイサイズに応じてウィンドウサイズを変更して使いやすい大きさに表示させましょう💡

周波数に対応する鍵盤の表示/非表示

 左下の鍵盤マークを押すと、周波数帯域に対応した鍵盤を表示したり非表示にすることができます。

アナライザーの表示設定を変えてみよう!

 アナライザー波形を好みの表示に設定することができます。

Pre、Post について

Pre」「Post」では、アナライザーに表示する波形を、EQが掛かる前のものを表示するか、掛かった後のものを表示するか、両方共表示するかを指定できます。

Range、Resolution、Speed について

 「Range」ではアナライザーの垂直方向の表示幅を変更でき、「Resolution」で解像度を変えたり「Speed」で解析速度を上げてより詳細に分析することも可能ですが、負荷もその分大きくなります。

Tilt について

 Tiltでは波形を勾配させて見やすくできます、デフォルトでは「4.5dB/oct」に設定されています。

プロが選ぶ理由がわかる!? FabFilter Pro-Q3の使い方!はじめての方でもわかりやすく解説! のまとめ!

  • FabFilter Pro-Q3はプロも愛用する最高クラスのEQプラグイン!使い方がわかればだれでも作品のクオリティをぐっとUPさせられる!
  • Pro-Q3の機能の中でも特に活用したいのがEQバンド部分のみの試聴機能とダイナミックEQ機能!
  • 最大24バンドまで、順番を気にしないで配置できるため直感的に扱いやすい!
  • Gainの表示スケールを変えられるため視覚的にも見やすく、掛けすぎる心配も少ない!

 様々な機能がある中でも、やはりバンド部分のみを試聴できるというのはかなり編集がやりやすく、この機能のためだけにPRO-Q3を購入してもよいのでは?と思えます💡

 既にお持ちの方は是非使いこなして活用してみてくださいね^-^ノ

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