皆さん、DTMで使えるブレスコントローラーってご存知ですか?
このブログでも何度か紹介していますが、ブレス(息)によってDTM音源をコントロールして管楽器のように演奏できる機材でしたね💡
ブレスコントローラーを持っていると、
などなど、アコースティック楽器の打ち込みを行う方には強い味方になります💡
DTMを続けるなら活用したい必須アイテム💡
今、世界中で定番のDTM用USBブレスコントローラーといえば、スウェーデンに本社を構える「TEControl」の「USB MIDI Breath Controller」が圧倒的に人気で、もしからしたら皆さんも既に入手しているかもしれませんね💡
このTECのブレスコントローラー、とても素晴らしいのですが、マウスピース(吹口)がちょっと使いづらいという欠点があるのです^-^;
マウスピースが使いやすければ完璧なのに!
そんな想いで、僕は購入当初からマウスピースを研究&追求して、数年前についに!?問題点をすべて解決した究極の改造マウスピースが完成しました💡
その完成した改造マウスピースは、オーケストラの打ち込みを上達させたいというDTMの生徒さんのみに配っていて好評を頂いていたのですが、この度!
なんと一般の皆さんにも情報を解禁&作成するためのデータを配布することにしました⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾
ということで、今回はそんなTECのUSBブレスコントローラーについて、マウスピース改造までの道のりを紹介していきたいと思います^-^ノ
開発までの壮絶な苦労と、革命的なアイディア誕生までの道のりをご覧ください♪
〜プロジェクト Y〜
(※某番組とは一切関係ありません)
TEC USB MIDI Breath Controllerのマウスピースの欠点とは?
こちらがTECブレスコントローラーのマウスピース(吹口)部分💡
ここに空気を吹き込むと?
チューブを通った空気の圧力でMIDI CCをコントロールできる仕組みになっています💡
マウスピースには「つまみ」がついていて、回すことで空気穴を閉じたり、空気が抜ける量を調節できる仕組みになっているのですが・・・。
わかります!?この空気穴があることで、息を吹き込む度に「ぷしゅ〜〜〜〜」って音が結構でかい‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/››
大したことないと思うでしょ!?
これが意外とうるさくて気になるの!^-^ 💦
じゃあ空気穴を完全に閉じちゃえばいいのでは?
それならば💡空気穴を完全に閉じてしまえばいいじゃん!?と思われるかもしれませんが、空気穴を閉じると「詰まる感じがして演奏しづらい!」のです^-^;
そもそも、リコーダーでもトランペットでも、どんな管楽器でもかならず空気が抜ける仕組みになっているので、やはり空気穴がないと管楽器を吹いた感覚で音源を扱えるというメリットが無くなってしまうのです💡
つまり、空気穴は必須!
さて、しゅ〜って音が出ないように空気を抜くにはどうすれば良いかな〜♪
まずは形状を見直してみることに♪
空気音問題もさることながら、もう一点、TECのマウスピースにはタンギングがやりにくい形状という大きな問題もありましたので、まずはマウスピースの形状から設計することにしました💡
こんなクラリネットみたいな形状まで様々試してみたのですが💡
実際に3Dプリンターで形成してタンギングテストを行ったところ💡結果的にこの形、幅、厚みが最も使いやすいという結論に至りました⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾
なんだかんだシンプルなのが一番だね💡
様々な穴の形状を3Dで試作♪
続いて本題💡空気穴の形状を変えて音を消せないかいろいろ試してみることにしました。
ところがどんな形状にしてもやっぱり穴からは「ぷしゅ〜」という空気漏れのような音が消えません^-^;
これはかなり難題だm(_ _)m
成功には失敗がつきものだよん♪
3Dプリンターの造形密度を変えたところ偶然成功!?
この写真を見てください💡 空気穴は? そう、空気穴がないんです💡
でも?空気はちゃんと抜ける!しかも静かに!?
実はこれ、3Dプリンターのソフトを再起動した際に、
という誤った設定で造形されたもの💡
この密度の低い造形によって、スポンジ状の構造全体から静かに空気がふわっと抜けるマウスピースが完成してしまったのです⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾
えぇ〜っ、てか完全に運任せやん(o’ω’o)
元のマウスピースと比べるとサイズはこんな感じ💡
を目指した設計になっています💡
ジョイントにはAmazonで購入できるチューブの継ぎ手を利用しました。
実際に使う場合は、このようにチューブを曲げてネックレスを掛けるように使用するとホールド感がUPします💡
チューブが弱い場合は、太い針金を通すことで強度が上がるよ💡
いろいろ改造したもんだね〜
3Dデータと、マウスピースに最適なTEC設定ファイルはこちら♪
の3つ💡
TEC設定ファイルでは、このマウスピースを使って演奏しやすい最適な設定に調整したものを配布しています。
音源によってCC2やCC11を使い分けよう💡
データをダウンロード♪
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3Dプリンターで造形してみよう♪
マウスピースの造形については、最近では20,000円以下で購入できる家庭用の3Dプリンターもあるので、そちらを利用して造形しましょう💡
3Dプリンターを持っていると、他にもケーブルをまとめるグッズ、調整治具、役に立つ小物や音楽DIYグッズを作れたりとても便利ですよ^-^ノ