DTMルームの音響改善! 残響時間って何秒がベスト?計測方法や改善方法を紹介!

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 どうも皆さんYugoです^-^ノ

 自宅で楽器や音声を録音したり、スピーカーで音楽製作をする際、音が響きすぎてしまったり、逆に籠もってしまって、音が全然おもしろくないなぁと感じたこと、ありませんか?

 実は、

  • マイクに録音される音も、壁に反射した音が一緒に収録される!
  • スピーカーから出る音も、壁に反射して影響を受ける!

 ので、部屋の音響を整えてあげるだけでかなり印象を変えることができます💡

 ただ、よく音楽室やホールでも音響が大事!なんて言われていますが、音響って具体的になんなのか?といわれると、ん~いまいちよくわからないな~という方が多いですよね?・・・。

そこで!

 今回は、音楽製作をやっている方ならおなじみのDTMルーム(自宅スタジオ)の音響をどうやって作っていけばよいのか💡

 まずは誰でも簡単に音響を改善できる!残響時間に焦点を当てて、部屋の大きさと目指すべき部屋の残響時間について紹介していきたいと思います!

 また、後半では、実際に皆さんの部屋の残響時間をスマホアプリで調べる方法や、残響時間を改善する方法についても紹介しているので、是非最後まで御覧ください^-^ノ

残響時間って何?

 部屋の残響時間について説明する前に、まずは残響時間とはなにか?について是非知っておいていただきたいのですが、

 残響時間とは、例えば、手をパーンと鳴らして、その音が60dB分小さくなるまでの時間のことをいいます!

 具体的に言えば、100dBの音が40dBに減衰するまでの時間です💡

 残響時間が長い部屋で声を出すと、トンネル内のようにずっと音が響いたり、逆に残響時間が短いと、布団にくるまった中で歌を歌っているような響きのない音になります。

 では、部屋の残響時間! 一体何秒くらいを目指せばよいのか?

 というと、実は部屋の大きさや目的によっても変わってくるので、一概に何秒が良い!とは言い切れません!

ということで今回は、部屋の大きさと目的別に、心地よいと感じられる残響時間についてグラフにまとめてみました💡

部屋の大きさ&目的別に「最適な残響時間」とは?

 こちらが「部屋の大きさ」と「目的別」に最適な残響時間を表したグラフです💡

 まず最初に、紫色の線は映画鑑賞や演奏ホールに適した残響時間です💡

 そして、緑色の線はレコーディングスタジオや音楽室に適した残響時間を表しています💡

 音楽製作を行うDTMルームの場合は、緑色の線に注目してみましょう!

グラフの見方について

 続いてグラフの見方ですが、横軸は部屋の大きさ縦軸は目指すべき残響時間を表しています💡

例)6帖のDTMルームの場合は?

 例えば、6帖のDTMルームの場合なら「0.25秒前後の残響時間」を目指せば製作に最適な部屋になるということですね💡

 ただ、このあたりは好みによっても丁度よいポイントが微妙に異なるので、最終的には「緑と紫」の線の範囲内で、好みの響きを微調整するのがおすすめ💡

 なので、先程の例でいうと、6帖のDTMルームの場合は0.25から0.45秒の間で好みの時間を見つければ、残響時間については失敗がなさそうです💡

スマホアプリを使って部屋の残響時間を調べてみよう!

 目指すべき部屋の残響時間がわかったところで、実際に皆さんの部屋の残響時間がどのくらいなのか、スマホアプリを使って調べてみましょう💡

 今回は、ClapReverbという、手をたたくだけで簡単に残響時間が調べられるアプリを使って実際にこの部屋の残響時間を調べてみたいと思います💡

 アプリを起動したらマイクのボタンを押します💡

 画面が切り替わったら、スタートボタンを押します💡

 すると、環境音の計測が始まるので、しばらく静かにしましょう💡

 計測が終わったら、またスタートボタンを押します💡

 この画面が出てきたら手をたたきます💡

 この画面になったら、また少し静かに待ちましょう!

 この作業を全部で5回繰り返します💡

 結果です!!

 あれれ、残響時間が結構長い^-^;

 先程のグラフと比較すると?

 この防音室は約10帖なので、適切な残響時間は0.3~0.5秒!

 照らし合わせると、リスニングルームとしてもまだまだ残響時間が長く改善が必要だとわかります^-^;あらら

 

 以前から見てくださっている方にはもうお馴染の風景ですが、この部屋は今DIYで防音室を作っている途中なので、まだ音響がめちゃくちゃ悪いですね、、、

 また今後内装が完成して、カーテンを掛けたり、家具が増えることによって、残響時間は短くなるので、それを踏まえた上で、今後は、この悪い音響をどう改善していくかなども紹介していきたいと思います!

 今回は、とりあえず誰でも簡単に!手っ取り早く残響時間を短くする方法を紹介しておきますね!

手っ取り早く残響時間を短くする方法とは?

 大抵の場合、音が響きすぎて改善したい方が多いと思うので、今回は手っ取り早く残響時間を短くする、つまり吸音する方法を3つ紹介しておきます!

 その3つの方法とは?

  • 床にカーペットやラグを敷く!
  • 壁にカーテンやウレタンの吸音材などを貼る!
  • 3脚スタンド式のウレタン吸音パネルを置く!

 です!

 1つずつ見ていきましょう💡

床にカーペットやラグを敷く!

 1つ目は、もし床がフローリングの場合、タイルカーペットやラグマットなどを敷くことによって、布が音を吸音して残響時間を短くする方法です!

 この方法には2つのメリットがあって、

  • 床の広い面積で吸音ができるので効果が大きい!
  • カーペット自体も安く入手できる!

 のように、とてもコスパの良い方法なので、音が響きすぎて悩んでいる方は是非最初に実践してみてください^-^ノ

壁にカーテンやウレタン製の吸音材を貼る!

 2つ目は、壁にカーテンを垂らしたり、ウレタン製の吸音材を貼る方法です!

 カーテンは普通の布製のカーテンを「突っ張り棒」や「タオルハンガー」などで垂らすだけでも効果抜群で、とてもコスパよく残響時間を短くできます💡

 あとは「壁の四隅」「角」「中央付近」は音が溜まりやすい箇所なので、Aazonで売っているコンパクトなウレタン製の吸音パネルを貼ると効果的に改善できるので是非やってみてください💡

スタンド式のウレタン吸音パネルを置く!

 3つ目は、ちょっと値段が高いんですが、キャスター付きで動かせる吸音パネルという商品が売っているので、そちらを使えば用途によって吸音材を移動させて音を変える、なんて使い方もできます💡

 たとえば、

  • 今日はちょっと残響多めで楽器を録音したい
  • 今日は残響少なめで声を録音したい

 なんてとき💡 パネルを動かすだけで調節できるのは便利ですよね!

まとめ

 ということで、今回のまとめです💡

  • 残響時間とは、音を鳴らして、その音が60dB分減衰する時間のこと!
  • 残響時間は部屋のサイズは目的によって理想の時間が異なる!
  • 部屋の残響時間はClapReverbというアプリで簡単に調べられる!
  • 残響時間が長い場合は、布やウレタンを壁に貼ることで短くできる!

 これらを覚えておくだけで、録音の質や、スピーカーでのリスニング環境がぐっとUPするので、DTMで製作をやっている方は是非音響調整にチャレンジしてみてくださいね💡

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