イコライザー(EQ)を初めて使うとき、まずはどんなパラメーターがあって、動かすとどう変化するのかを知る必要がありますね💡
今回はそんなEQの使い方を、Renaissance EQを使用して基本的な使い方から、もっと作業が早くなる便利な機能などを合わせて紹介していきます^-^ノ
EQの設定項目や基本的な操作方法について覚えよう💡
バンドマーカーについて覚えよう!
上図赤丸部分、各バンドの周波数とGain、Q幅」を表す点を「バンドマーカー」と呼びます。
EQではこのバンドマーカーで指定した周波数部分の音を削ったり足したりして音作りをする仕組みになっているのです💡
今回のREQは6バンドタイプなので6つの点があるのがわかるね💡
バンドマーカーをクリックして周波数やGain(音量)を変えてみよう!
バンドマーカーは直接クリックして上下に動かすとGain(音量)を、左右に動かすと周波数帯域を変えることができます💡
このように、EQはバンドマーカーを左右に動かすことで音色の編集を行うことができることがわかります💡
バンドマーカーで指定した周波数のGain(音量)を変えてみよう!
各バンドマーカーの音量は赤枠部分の数値を変更することでも設定できます。
数値を上下にドラッグしたり、上の図のようにクリックした状態でキーボードの方向キー(上下)を押すことで微調整できます。
また、ダブルクリックして直接数値を入力することもできるので様々な動かし方を試してみましょう💡
バンドマーカーの操作では直感的な操作だったのに対し、こちらは数値を使って正確に操作したい場合に効果的です💡
dBを確認しながら調整してみよう!
左側赤枠部分の数値はdBを表しています。バンドマーカーの位置と左側の数値を確認しながら、掛けすぎないように気をつけましょう💡
Freq(周波数)について!
Freqと書かれた部分では音量を変えたい周波数(Hz)を数値で指定します。
Renaissance EQでは、真ん中辺りに「31」、「125」、「500」、「2K」、「8K」と目安になる周波数(Hz)が書かれているので、バンドマーカーの位置だけでも大体の周波数が予測できますが、数値を入力することでより正確に合わせられます。
Freqの値も、マウスでの操作の他、クリックした状態で方向キーによっても微調整できるので実際に動かして試してみましょう💡
Q幅(周波数の幅)について!
Q幅というのは、一つのバンドマーカーが担う周波数の幅のことです。
Qの幅が広いほど、より広い周波数の音にEQが掛かり、Qの幅が狭ければ狙ったポイントのみに狭くEQを掛けられます。
Qの幅は、数値が小さいほど広く、数値が大きいほど狭くなります。
ON/OFFスイッチ
ON/OFFスイッチでは、各バンドマーカーを有効にしたり、バイパス(無効)にできます。
バンドタイプを切り替えてみよう!
バンドタイプでは、各バンドマーカーのバンドタイプを「シェルビング」と「ピーキング」の2種類から選べます💡
シェルビングタイプ
指定した周波数よりも小さい周波数、または大きい周波数を全てカット、または持ち上げるタイプです。
シェルビングでカットする場合は、ハイパスやローパスと呼ばれます。
ピーキングタイプ
指定した周波数のみをピンポイントに狙ってカット、または持ち上げるタイプです。
一般に中程の周波数にEQを掛ける場合にはピーキングを使用します。
リンクボタン
リンクボタンを使うことでステレオの左チャンネルと右チャンネルを個別に編集できます。
初期設定では中央の「Link(緑とオレンジ半分)」がONになっていて左右のチャンネルがリンクしています。
左右を個別に編集
LinkボタンをOFFにした状態で、LeftまたはRightを選択すると、左右を別々に設定できます。
グラフ中では、Leftのチャンネルは黄色、Rightのチャンネルは赤色の線で表示されます。
出力音量の設定
右側のフェーダーではREQが最終的に出力する音量を調整できます。
EQで削ると全体の音量も多少下がるので、必要であれば少し上げましょう。
まとめ
今回はEQの基本的な設定項目についても説明しました💡
他の製品ではさらに機能がついているものもありますが、まずは今回紹介した機能を覚えればEQの基本は完璧です^-^ノ
さらに高機能なEQの使い方については「プロが選ぶ理由がわかる!?FabFilter Pro-Q3の使い方&紹介!はじめての方でもわかりやすく解説!」を見てみてよう💡