バンジョーとギターの違いって何?弦や調律、構造の違いからバンジョーの魅力を紹介!

 ギターという楽器は多くの人にとって馴染みがありますが、同じような形をしているバンジョーという楽器はあまり実物を見たことがないという方も多いのではないでしょうか?

 バンジョーとギターはどちらも同じ弦楽器ですが、弦の本数や調律、そして楽器自体の構造に大きな違いがあり、音色や得意とする演奏法もまた異なる楽器です💡

 今回はそんなバンジョーとギターについて、違いを比較しながらバンジョーの魅力を紹介していきたいと思います^-^ノ

 

弦の本数が違う!?バンジョーの基本は5本弦

 バンジョーとギターの大きな違いが弦の本数その構造です💡

 バンジョーにも様々な種類があり、中には4弦や6弦のものもありますが、一般的に「バンジョー」といえばブルーグラスで使用される5弦バンジョーのことを指します💡

5弦がネックの途中から張られている構造が特徴的

 5弦バンジョーの1~4弦まではギターと同じようにヘッド部分のペグから張られていますが、5弦を見るとなんとネックの5フレット目に取り付けられたペグから張られているのです💡

 そして、この5弦こそバンジョーの特徴的なアルペジオを奏でるために欠かせない存在でもあります💡

バンジョーとギターではチューニングが違う!特に5弦のチューニングに注意

 ギター同様にバンジョーにも数種類のチューニング方法がありますが、最も基本となるチューニングがGチューニングです💡

 バンジョーのGチューニングは、開放弦を鳴らすとGコードになるオープンGコードになっています。

5弦は3弦のオクターブ上のG最も高い音が鳴る

 ギターでは1弦が最も高音で2弦3弦、4、5、6と、音が低くなっていきますよね?

 バンジョーの場合も1弦から4弦まではギターと同様に音が低くなっていますが、5弦はというとすべての弦の中で最も高いGの音が鳴るようにチューニングします💡

 これはちょうど3弦のGの音のオクターブ上のGになっていることがわかります。

バンジョーの5弦は基本的に指で押さえない!?開放弦を活かしておしゃれな響きを作る

 ギターでは6本の弦を押さえてコードを作りますが、バンジョーの場合は基本的に5弦は押さえず、1-4弦を押さえてコードの形を作ります💡

 では、5弦はどのように使うのかというと、5弦開放弦のG音をそのままアルペジオに取り入れて使用するのですが、例えばCコードやGコードにはG音が含まれますが、DコードなどにはG音は含まれませんよね?

 その際には5弦は弾かなかったり、アルペジオに5弦を取り入れることでDsus4になったり、非和声音として簡単におしゃれな響きを作ることができます💡

 この5弦をどのように取り入れるか、また取り入れるパターンなども決まっていて、この音がバンジョーの特徴的な音色を作り出しているのです💡

バンジョーは覚えるコードフォームがギターよりも圧倒的に少ない!?

 バンジョーは弦の本数が少なく、覚えるコードの種類がギターよりも圧倒的に少ないのでコードフォームを覚えるのがとても簡単です💡

 また先程も書きましたが、基本的に5弦は押さえず1-4弦を使ってコードフォームを作るのでギターよりもかなり押さえやすくなっています💡

開放弦がコードになっているので覚える基本フォームは2つ

 まず最初に覚えるべきコードは「G」「C」「D7」のコードですが、バンジョーはオープンGチューニングになっているので何も押さえずに弾いてもGコードが鳴ります💡

 ということで、まず最初に覚えるべき基本フォームはCとD7の2つだけですなぜD7なのかというと、Dは次に学習するはハイコードを覚えれば自然と弾けてしまうから💡

ハイコードは次の3種類

 次はハイコードです💡ハイコードのフォームは3つありますが、これもまた1つは指でカポを作るだけ💡とっても簡単ですね💡

 上の①②③のコードフォームはいずれも弾くとGコードが鳴ります💡

 指板と見比べて、どの音がルート音になっているか確認してみましょう💡

もちろんマイナーコードや7thだって演奏できる

 もちろん、バンジョーでもマイナーコードや7th、6thコードを演奏することができるのです💡

 マイナーコードの基本フォームは「Amのフォーム」で、移動させればBmやB#mも簡単に鳴らすことができます💡

 これだけ覚えればもう一通りの曲は演奏できるようになりました💡ギターよりもずっと取り組みやすい楽器ですね💡

ネックが細くて手が小さい人でも押さえやすい!?しかも弦も細くて握力がいらない

 バンジョーは弦が5弦しかなく、しかも基本的に指で押さえる弦は1-4弦のみです💡

 そのため、ギターとは違って手が小さいから回り込みができない、押さえられない、なんてことがありません⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾

 手が小さくてギターはちょっと諦めてしまった、という方はバンジョーを始めてみるとよいかもしれませんよ💡

ギターよりも弦が細くて、テンションも弱く押さえやすい

 さらに💡バンジョーの弦はバイオリンのように細く、ギターのようにバシバシっと強く張ってあるわけではなく、柔らかくてとても押さえやすいので握力があまり無くても簡単に押さえることができます。

 ちょうどエレキギターのエクストラライトゲージ弦のようなイメージでしょうか、アコースティックギターを弾いている方がバンジョーを弾くと、とっても弾きやすくてびっくりしますよ💡

バンジョーには太鼓のように革が張られている!?

 もう一つ、バンジョーとギターの大きな違いはトップ材の違いです💡

 ギターといえば最近になって合板のものも増えてきましたが、やはりギターの表側に張られているトップ材が何の木材で作られているのか?が音色に大きく影響するため材質を調べてから購入する方も多いですね💡

 でも、バンジョーの場合、木材の代わりにトップには太鼓のような革が張られています💡

 革といっても最近ではほとんどの機種でプラスチックのヘッドを使用していることも加わって、ギターと比較して湿度や温度の変化に強いのもバンジョーの特徴です

 革が張られている楽器といえば三味線などが思い浮かびますね💡仕組みが同じため、バンジョーと三味線は少しだけ似た響きをもっています

バンジョーはブリッジが固定されていない

 ブリッジというのは弦を支えるパーツで、弦を掛けるテールピースの上に付いているものです。ギターでは上図のように本体に埋め込まれていて固定されています。

 ところが↓

 バンジョーではこのようにブリッジが太鼓の上に乗っているだけ!弦のテンションだけで支えられているのでなにかの拍子にずれてしまうことがあります

 弦を張り替える際にもこのブリッジの扱いが少し面倒で、位置がずれてしまった場合には、「ナットからブリッジ間の中央に12フレットがくるよう」に位置を決めなければなりません💡

 メジャーで長さを測るか、12フレットのハーモニクスの音が弦を押さえた際の音と同じ音程になるように調整するのが一般的です💡

バンジョーにはリゾネーターという金属的な音を出す反響板が付いている

 バンジョーをよく見ると、太鼓の裏側に穴のあいた金属板のようなものが付いているのがわかります。

 これはリゾネーターという金属的な音色を作るための反響板で、このリゾネーターによってバンジョー独特の音色が作り出されているのです💡

 歴史的に古いオールドタイムバンジョーなど、リゾネーターの付いていないバンジョーもありますが、よく耳にするバンジョーの音色を求めるならリゾネーター付きのバンジョーを購入する必要があります💡

バンジョーはとにかく音が大きい!?

 あまり知られていませんが、バンジョーはとても大きな音が出る楽器です。

 ギターと違い、太鼓部分や金属の反響板が付いているため音が増幅されてギターの何倍もの大きな音が鳴ります

 感覚的にはグランドピアノと同じくらいの音がなるので、ピアノを練習できる環境であればバンジョーの練習も大丈夫だと思います💡

バンジョーはとにかく重たい楽器!?ベースよりも重い

 バンジョーは、ギターと違い材質に金属を多く使用しているためとにかく重たいです

 平均的なベースが約5kgなので、ベースを持ちながらアコースティックギターも抱えているような状態がバンジョーを演奏している際に掛かる負荷になります。

 最初のうちは体力との戦いでもありますが、続けていればこちらも慣れてくるので小柄な方でも大丈夫👍

バンジョーはネックを持たないほうが良い?

 これまでに紹介したように、バンジョーはとても重たい楽器でネックの細い楽器です💡

 ギターやベースなどはネックを持って楽器を持ち運ぶのが一般的ですが、バンジョーの場合はネックのつなぎ目も強度が弱く、細いネックに7kgの負荷を掛け続けるのは良くありません

 何かの拍子にネックを持ってしまう程度であれば全く問題ありませんが、毎回ケースから取り出してネック持ち上げる動作を繰り返していると痛みが早くなるので気をつけましょう💡

ギターとバンジョーの共通点は?

 ここまではバンジョーとギターの違いについて見てきましたが、両者の共通点についても見ていきましょう💡

バンジョーとギターの共通点

  • 共に弦楽器であるので片方が弾ければもう片方にもすぐにある程度は弾ける
  • 両者ともにメロディの演奏や、コード伴奏も演奏できる
  • どちらでも弾き語りができる
  • どちらも学習にはTAB譜を使う
  • バンジョーは基本的に3フィンガーで演奏するが、ピックで演奏する場合もある

初心者がバンジョーを始めるならおすすめのメーカーや機種は?

 これからバンジョーを始めようと考えているなら、Recording Kingというメーカーのバンジョーが価格もリーズナブルで本物のバンジョーの音色がきちんと鳴るのでおすすめ💡

 中でもRecording KingのRK-R35というモデルは、「5弦」「本物のリゾネーター付き」という条件で、今日本で最も安く購入できる本格的なバンジョーです。

RK-35の音色はこんな感じ

 Amazonや楽天市場などを見ると30,000円台のバンジョーもありますが、しっかりとした音色で本格的にバンジョーを始めるなら後悔しないためにもこのあたりの商品を購入しましょう

さらに上位モデルのRK-R37-SNもおすすめ

 RK-R35の上位モデルのRecordeing King RK-R37-SNもおすすめ💡この記事にちょくちょく登場しているバンジョーの写真も実はこちらのモデルでした💡

 R37-SNのほうがR35よりも低音がしっかりとした渋い音色が出る印象です💡

バンジョーとギターの違いって何?弦や調律、構造の違いからバンジョーの魅力を紹介!

  • バンジョーはギターとは全く構造の違う別な楽器
  • 一般的に知られているバンジョーは5弦バンジョー
  • バンジョーの5弦はネックの途中から張られていて指で押さえることがほぼない
  • バンジョーはオープンGチューニングが基本でギターとはチューニングが異なる
  • バンジョーのコードは1-4弦の4本でフォームを作るため覚える数も少なく押さえやすい
  • バンジョーはネックが細いので手が小さい方でも弦を押さえやすい
  • ギターはトップ材に木材が使用されているが、バンジョーでは革(最近はプラスチック)が張られている
  • ギターはブリッジが固定されているが、バンジョーは固定されていないのでチューニングの際などにずれた場合は12フレットのハーモニクスと実音を合わせて位置を調整する必要がある
  • バンジョーにはリゾネーターという金属の反響板が付いていて、それがバンジョーらしい音色を生み出している
  • バンジョーは張ってある革や反響板の効果でとても大きな音が出る
  • バンジョーは金属がたくさん使われているのでとても重く、7kg近くの重量がある
  • バンジョーは本体が重くネックが細いため、なるべくネックを持たないほうが良い

 今回はバンジョーとギターの違いについて注目しつつバンジョーの魅力を紹介してみました💡

 バンジョーにちょっと興味があるなという方や、これからやってみようか迷っている方、そしてブルーグラス音楽が大好きな方も!バンジョーはとても楽しい楽器なので挑戦してみてくださいね^-^ノ