和声法について – 学習前に西洋音楽史のお話

 以前コードのつけ方についての記事を書きましたが、合わせて和声についても記事を書いてみようと思ったので、和声法について説明していくことにします^-^ノ

 歴史のお話も大切なのですが💡長くなるので紹介は少しだけにとどめたいと思います。

 興味がある方は是非西洋音楽史について記載された書籍を読んでみてください。

 おすすめはこちらの本です💡

   

和声法とは?

 西洋音楽の視点から音楽の歴史をみると、音楽は神に捧げるための聖歌として誕生してきました。その時代には、ある1つの定型的な旋律(メロディ)に他のメロディを付け足していくというスタイルで曲が作られていたのです。

 音楽は神に捧げるためのもの、という風習が去った後の時代にもこういった音楽起源の基本となる旋律同士を絡めた作曲方法は依然として定着していきます。特にグレゴリオ聖歌が盛んに作られたあたりの時代で通奏低音にメロディを付けていく手法、つまりバスとソプラノの2声でメロディが対をなして構成されていくスタイルは後に3声部や4声部で旋律を対にして構成させていく対位法として確立されていきました。

 ここまでの音楽の歴史の中では各声部の旋律としての横のつながりがとても重要視されてきましたが、後の時代になると次第に各声部が同時に発声した際の縦のつながり、つまり和声としての”響き”が注目されるようになってきます。

 ある音程に対して、ある音程の響は安定した響が得られる。また、ある音程を同時に鳴らすと不安定な響になる。人々はそんな経験から音の縦のつながりについて法則性を生み出していった結果、「和声の響を元にしてそこから各声部の横のつながりも綺麗になるような音楽を書く方法」として和声法が誕生したのです。

 そんな歴史の名残から、和声法ではソプラノとバスの動きを特に重視して旋律を対にしながら曲が組み立てられるようになったのです。

4声体とは?

簡易楽譜作成

 和声法では目的の響を得るために重ねる音は”4声でセット”を基本に考えます。4声とは人間でいえば4人で一斉に合唱をすることをイメージしてください。

 これらはそれぞれ音域の高いパートからソプラノ、アルト、テノール、バスとなっており、使用できる音域も決まっていて、その使える音域の中で美しい響を作っていくことになります。

 そして、これら4声の配置には次のようなルールがあります。

  • ソプラノとアルトアルトとテノールの音程の距離は「1オクターブ」以内
  • テノールとバスの音程の距離は「1オクターブと5度」以内

 今回の記事ではこの2つのルールを押さえておけば大丈夫です^-^ノ

まとめ

 和声法がどのような歴史を経て作られたのかを知っておくことで、和声法が目的とする完成形が見えてきます。

 今回はそんな西洋音楽の歴史から和声の誕生、そして4声の基本についてご紹介しました。

和声法 サイト内リンク

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