コード進行の種類は覚えてきたけど、さらに学習を進めると、なにやらコードの性格・性質を表すトニック、ドミナント、サブドミナントという見慣れない単語が出てきて戸惑う方も多いかもしれません💡
コードの性格・性質って何!?って戸惑う方は多いはず💡
コードの種類にはたくさんの種類がありますが、すべてのコードは機能・性質別に
という3種類に分類することができます💡
コード進行を作る際は、ただ闇曇にコードを並べるだけでなく、それぞれのコードの持つ特徴・性質を知ることでもっともっと簡単にコード進行を作ることができるようになるのです💡
とは言っても、コードにグループがある?ということ自体、聞いて驚く方も多いでしょうし、全く理解に苦しむかも知れません💡
今回は3つのコード機能、トニック、ドミナント、サブドミナントについて、それぞれの機能を人物・キャラクターに置き換えて、簡単なイメージを作るための
★ピアノ物語★
を用意しました!
まずは気軽な読み物として、コード機能の世界の入口を開けてみましょう^-^ノ
と、その前に!?
※ 物語をよりわかりやすくするために、本編に進む前にハ長調のコードと、そのコードが持つ機能を先に書いてしまいます💡
今はまだ覚えなくてもOK💡参考までに、このコードはトニックなんだ〜くらいに眺めましょう💡
ハ長調のコードと機能一覧
「トニック」の機能を持つコード | C、Am、Em |
---|---|
「ドミナント」の機能を持つコード | G、Em/G、Bø |
「サブドミナント」の機能を持つコード | F、Dm |
物語のはじまり〜♪「登場人物・場所」の説明♪
1章:エリナ、ドミナントホールへ演奏会の日々!
トニック家に生まれたエリナはピアノが大好きです。小さい頃からピアノをやっていたエリナはたまにドミナントホールへ演奏会に行きます。
そして緊張状態の中演奏を終えたエリナは疲れ果ててトニック家に帰宅するのでした。
2章:サブドミナント博士宅へピアノレッスンの日々!
ある時、自宅とドミナントホールでの演奏会という単調な生活に飽きてきたエリナは、新しい先生を見つけました💡
隣町に住むピアノが超絶うまいと噂のサブドミナント博士です。
博士はちょっと変わり者で、レッスン時はエリナも少し緊張しましたが、相性が良かったのでサブドミナント博士のレッスンに通うことを決心しました。
3章:サブドミナント博士の自家用ジェット!
サブドミナント博士は超お金持ちなので自家用ジェットを持っています。
優秀な生徒は、サブドミナント博士のレッスン後にそのままドミナントホールまで送って演奏会に出席させるという特典があるのですが、エリナもついに博士に認めてもらう日が来ました💡
この日から、エリナは時々サブドミナント博士の家に寄ってからドミナントホールに行くようになります。
帰りはドミナントホールから直接トニック家へ帰宅!
でも、飛行機で送ってもらえるのはドミナントホールに行くときだけです。帰りは今までと同じようにドミナントホールから直接トニック家まで帰宅しなければなりません。
4章:3つの道を通い分けるエリナ!?
こうして、いろいろな通い方を知ったエリナですが、今でも自宅から直接ドミナントホールに行くこともあります。
サブドミナント博士の家には、ピアノを習いに行くだけの日はそのまま帰宅し、演奏会のあるときはドミナントホールまで送ってもらったり、気分によっても様々で良いのです。
あくまで出発点はドミナント家💡 そして必ずドミナント家に帰ってくるよ💡
5章:サブドミナント博士の優秀な弟が現る!?
あるとき、エリナがサブドミナント博士の家を訪れると、その日はなんと博士がずる休みをしているではありませんか!?
しかも今日はピアノコンテストの当日です!
これではいけません、慌てているエリナを見つけたのはサブドミナント博士の弟、Dm(ドンマイ)博士です。
実はDm博士はサブドミナント一族の中でも一番のエリートで、ドミナントホールと強力なコネを持っています。
Dm博士はジェット機でエリナをドミナントホールへ送るだけでなく、そのコネを使って審査員になにやらごにょごにょ言って去っていきました。
そして、この日の演奏は大好評でエリナは見事に金賞をとったのでした。
ツーファイブについてはこちら💡
「コードの付け方についてコツを紹介♪ツーファイブや強進行、ドミナントモーション、サブドミナントマイナーについて学ぼう♪」
6章:落ち込むエリナ!
今日もサブドミナント博士のもとへやってきたエリナ、でも今日は少し様子が変です。いつも明るくて元気なエリナが、どこか暗く落ち込んだ様子。
先日の演奏会で失敗してしまったことをまだ引きずっているのです。
脳天気なサブドミナント博士はそんな落ち込んだエリナはお構いなしに相変わらず宙に浮いたような性格で、そんな博士を見ているうちにエリナも少し元気が出てきました。
7章:もっといろんなところで演奏したいエリナ!
2人はこんな会話をしていました。エリナももう随分と成長し、いつものドミナントホールでの演奏に少し飽きてきたのです。
こうして、エリナは今までの生活の流れは保ちつつも、新しい世界、新しい音を探しはじめる旅にでましたとさ。
めでたしめでたし
コードの機能についておさらい!
いかがでしたか💡この物語では登場人物や場所がそれぞれコード機能が持つ性格を表し、主人公のエリナはコード進行の流れを表していました💡
コード機能(トニック、ドミナント、サブドミナント)についてもう一度おさらいしておこう💡
トニック(トニック家)
一番安定している性格で、まさにコード進行のマイホーム!
迷ったらこのコードだけでも1曲作れます。
ドミナント(ドミナントホール)
最も不安定な性格で、緊張状態からどうにかトニックへ落ち着きたいコードです。
この力をつかってトニックへ進めばとてもまとまりのある流れを作ることができます。
サブドミナント(サブドミナント博士、Dm博士)
やや不安定な響きで、ふわふわとした印象を与えるコードです。
サブドミナントはドミナントへも、トニックへも進めます。
ハ長調のコードと機能を再確認!
トニックの機能を持つコード | C、Am、Em |
---|---|
ドミナントの機能を持つコード | G、Em/G、Bø |
サブドミナントの機能を持つコード | F、Dm |
まとめ
つっこみどころ満載の物語(笑)になってしまいましたが、今回はハ長調を例にしたトニック、ドミナント、サブドミナントの機能や役割について笑いながら少しでも理解できたらなと思って書いてみました💡
鍵盤やギターを使ってコードを演奏する際には、この登場人物を思い浮かべながら音色の響きを比べてみてくださいね^-^ノ