コードにはどんな種類がある?3和音や7th、add9、dimなどパターンを紹介!音色も聴ける! テンションコードの省略方法も!

 コード(和音)にはどのような種類があるのでしょうか? 楽譜を見ると、同じCコードでも、C7やCmaj7、Csus4、Caug、Cadd9、Cdim、など様々なコードがあるのを目にします💡

 同じCのコードでもこれらの種類が変われば音の性格も大きく変わるので、コードの種類を多く知っていればそれだけDTMでの表現の幅も広がっていきそうですね💡

 今回はそんな作曲の表現を豊かにするコードの種類を実際に音色を聴きながら覚えていきましょう💡

 Cコードに絞って、元のコードがどのような響きに変わっていくのかを紹介していきます♪

 また、このページの音色を参考にしながら「コードの響きを考えたり」「効果音を作る」のにも役立ててみてくださいね^-^ノ 譜面は初心者の方にもわかりやすいようすべて実音表記で記載しています💡

コードの種類は大きく「3和音」「4和音」「メジャー系テンション」「マイナー系テンション」の4つに分けて考えよう

3和音

4和音

テンションコード
(メジャー系)

テンションコード
(マイナー系)

 コード(和音)にはたくさんの種類があるので、いきなり全てを暗記しようとするととても大変です💡そこで、まずは4つのグループに分けて少しずつ音色を頭に入れていきましょう💡

 まずは最も基本となる3つの音で構成された「3和音(トライアド)、次に4つの音で構成された「4和音(7th、6th)」、そして9th以降のテンションコードが含まれるテンションコードメジャー系テンションコードマイナー系テンションコードに分けて考えていきます💡

和音は4つのグループに分けて覚えると簡単

  • 3つの音で構成された3和音(トライアド)
  • 4つの音で構成された4和音(7th、6thが加わったもの)
  • メジャー系テンションコード(メジャーコードにテンションコードが足されたもの)
  • マイナー系テンションコード(マイナーコードにテンションコードが足されたもの)

 3和音のコード! の響きを聴いてみよう

 これから紹介する、3つの音からなる3和音は最も基本的な響きを持っています登場頻度も高いので名前と響きを合わせて必ず覚えておきましょう💡

長3和音(基本となるコード)「 C 」

Cコードについて

  • まずは最も基本的な長3和音から「Cコード」の響きを聴いてみましょう💡コードと聴いて誰もが思い浮かべることのできる形ですね💡

短3和音(マイナーコード)「 Cm 」

マイナーコードについて

  • Cmコードは、「Cの第三音(ミ)が半音下がったコード」ですね💡先ほどと比べてかなり暗いイメージになりましたね💡
  • コード構成音の中でも第三音はコードの明るさを決める重要な要素だということがわかります

増3和音(オーギュメントコード)「 Caug 」

augコードについて

  • 第5音が半音持ち上がったaugコード」は暗いというよりもむしろ「怪しい不安定な響き」を持っています。
  • サスペンスドラマの劇伴などでよく使われるコードですね💡なにか起こりそうだな〜くらいの怪しさを演出するのにピッタリ♪

減3和音(ディミニッシュコード)「 Cdim(Cm-5) 」

dimコードについて

  • Cdim(3和音の場合:Cm-5)は「Cmコードの第5音が半音下がったコード」です。
  • トライトーンという不協和な音程を含んでいて、augよりもさらに暗く怪しい印象を与えます
  • サスペンスでいえばaugは予感、dimは何かが起こってしまった現場を表現するのに向いています💡

sus4(サスフォーコード)「 Csus4 」

sus4コードについて

  • sus4コードといえば第3音が半音上がった(サスペンド:吊るす)から名前がついたコードです。
  • ふわふわと浮いたようなとてもお洒落な響きを演出するために多用されます💡
  • sus4は長3和音の前に足すことで( 例:Csus4→C )もったいぶった印象を与える使い方をされます。

4和音のコード の響きを聴いてみよう

 3和音に7thの音や6thの音が付くと4つの音から構成される4和音が出来上がります💡

 ここでは3和音に7thの音や6thの音が付くことでどのように響きが変化するかを押さえておきましょう💡

M7(メジャーセブンス)CM7「 Cmaj7 」

M7コードについて

  • 単調だったCコードに長7度の音が加わるだけでとてもお洒落な響きに大変身します💡
  • M7の響きは大人なカフェやラウンジで夕焼けを眺めるシーンなどにピッタリ

m7(マイナーセブンス)「 Cm7 」

m7コードについて

  • m7コードは「マイナーコードに短7度の音が加わってできる」コード
  • Cm7の構成音を見ると「E♭・G・B♭の部分がE♭のメジャーコード」になっているため、CmよりもCm7のほうがやや明るめな響きになります💡
  • Cmの暗さを和らげて、落ち着いたお洒落な雰囲気を表現したい場合におすすめ

7(ドミナントセブンス)「 C7 」

ドミナントセブンスコードについて

  • 調のドミナント(第5音:ハ長調ならG)上ダイアトニックコード(音階の構成音のみで構成されたコード)として作られた7thコード
  • 曲のスムーズな流れを作るためにとても重要なコード
  • C7はF調の第5音のドミナント7thとして作られたものハ長調でC7を使用する場合にはF調に一時転調する際のセカンダリドミナントとして使用します。
  • 不安定な響きで、トニック(ハ長調ならCやAmなど)に移行したい力が強く、「G7→C」や「C7→F」のように強い進行を作ることができる便利なコード💡
  • 「Dm→G7→C」のように使うと効果的💡(ツーファイブからのドミナントモーション)。
  • ドミナントセブンスコードにも不協和音-トライトーンが含まれています💡
  • よく何気なく「セブンス」と呼ばれているのは「ドミナントセブンス」のこと

mM7(マイナー・メジャーセブンス)「 CmM7(Cmmaj7) 」

マイナー・メジャーセブンスコードについて

  • Cmコードに長7度の音が加わったのがこのCmM7💡
  • CM7よりも、Cmよりも、もっともっとさらに悲劇的でヒステリックな印象を表現するのに適したコードです。

m7(-5)(マイナーセブンスフラットファイブ、ハーフディミニッシュ)「 Cm7(-5)、(CΦ)」

m7(-5)コード(Φ)について

  • m7コードの第5音を半音下げたコード
  • かなり不安定な響きでなにか他の音に繋げたくなるエネルギーを持っています💡
  • 「IV→#IV7(-5)→V」のように経過的なフレーズとしてよく使われます(ハ長調の場合:F→F#(-5)→G)。

dim7(ディミニッシュセブンス)「 Cdim7(Cdim) 」

dim7コードについて

  • すべてのコードの中でも最も怪しい恐怖の響きを表現したいときにおすすめ♪
  • Cdim7を見ると、Cm7(-5)の短7度の音「B♭」がさらに半音下がって「B♭♭(A)」の音になっていて不協和なトライトーンだらけで構成されていることがわかります
  • dim7のすごいところは「ド・ミ♭・ソ♭・ラ・ド・ミ♭・ソ♭・……」と、どこをとってもそれぞれの構成音同士の間隔が同じところ💡
  • dim7コードもm7(-5)と同じように、パッシングディミニッシュという経過的な使い方ができます(V7→#Vdim7→VI7ハ長調の場合:G7→G#dim7→Am7」)。
  • Cdim7の構成音であるA音は、実際にはB♭♭をわかりやすく表記したものです。

6(メジャーシックス)「 C6 」

6(メジャーシックス)コードについて

  • 長3和音に長6度の音を重ねると6thコードが出来上がります。
  • C6の構成音はAm7と同じですが、元となるコードがメジャーとマイナーの違いがあり、根音がCかAかによって大きく響きの変わるコードです💡
  • 終止の際の扱いも変わってきます6thというコードの存在も頭の片隅に入れておきましょう💡

m6(マイナーシックス)「 Cm6 」

m6(マイナーシックス)コードについて

  • Cmに長6度の音(A)を加えたCm6は、「E♭とAの間でトライトーン」が生じているため、やや不安定な響きを持っています💡
  • また、C6と同様、AをルートにするとAm7(-5)の響きになってしまいコードの性質が変わるので注意

テンションコードに入る前に!?テンションコードの省略系をつくる方法

 それではここからは、いよいよ「9th、11th、13th、♭9th、#9th、#11th、♭13th」のようなテンションコードに進んでいきます💡

 テンションコードと聞くとそれだけで身構えてしまったり、構成音も増えて難しそうに感じてしまうかもしれません💡

 でも、テンションコードを使うといってもこんなにたくさんの音符を鍵盤で押さえるのは大変なので、ジャズなどでも実際には4和音に省略して使うことがほとんどです💡

テンションコードを省略する場合のルール

Chord Rule!

  • 9th(♭9th、#9thも)がある場合には「ルート音を省略」
  • 11th(#11thも)がある場合には「3rdを省略」する
  • 13th(♭13thも)がある場合には「5thを省略」する

 ということで💡 9th、11th、13thの音が入っている場合に、それぞれどの音を省略してボイシングを作っていけばよいのかをまとめてみました💡

 #や♭の有無にかかわらず、「9thが含まれる場合にはRoot音を省略」、「11thが含まれる場合には3rdを省略」、「13thが含まれる場合には5thを省略」して、押さえる鍵盤を減らしていくことになります💡

 そうすると、冒頭に載せた楽譜はというと、

 ↑このようになります💡これなら見やすいし覚えやすいですよね💡

メジャー系のテンションコードを聴いてみよう

 それではここからはメジャー系のテンションコードを一気に紹介していきます💡 それぞれの音を聴きながら響きの違いや特徴などを覚えていってくださいね💡

Cadd9コード

Point

  • add9には7thの音が含まれない点に注意しましょう
 

C9コード

C11コード

C13コード

C7(♭9)コード

C7(♭9,11)コード

C7(♭9,13)コード

C7(♭9,♭13)コード

C7(#9)コード

C7(#9,13)コード

C7(#9,♭13)コード

C7(13)コード

C7(#11)コード

C9(#11)コード

マイナー系のテンションコードを聴いてみよう

 それではここからはマイナー系のテンションコードを一気に紹介していきます💡 それぞれの音を聴きながら響きの違いや特徴などを覚えていってくださいね💡

Cm9コード

Cm7(♭9)コード

Cm7(11)コード

Cm9(11)コード

Cm7(13)コード

コードにはどんな種類がある?3和音や7th、add9、ディミニッシュなどパターンを紹介!音色も聴ける! のまとめ

 今回はたくさんの「コードの種類・変化系」を紹介しました! ここで紹介したコードの種類と響きを覚えて自由に使いこなせるようになれば音楽制作での表現の幅もどんどん広がっていきます💡

 また、今回音源を用意しましたが、それぞれのコードの楽譜を掲載していますので余裕のある方は実際にお手元のピアノやギターを使って様々なボイシングで響きを確かめてみてくださいね^-^ノ