右に回れば5度上、左に回れば4度上にずれた関係になっているサークル・オブ・フィフス(Circle of fifthes:五度圏)を知っていると、コード付けから楽器の即興演奏まで幅広く役に立ちます。
今回はそんなサークル・オブ・フィフスについて、音楽学習がより楽しくなる活用法を紹介していきます^-^ノ
サークル・オブ・フィフス(五度圏)とは
サークル・オブ・フィフスは五度圏とも呼ばれ、右隣の音が5度上の関係になるように並べられ、最終的に元の音まで戻ってくる円盤です。
結果として、「時計回りの隣りは完全5度上」「反時計回りの隣りは完全4度上」という関係が出来上がりました。
1・4・5度のコードをセットで覚えよう!
例えばC調(ハ長調)の「IV(4度)の音はF」、「V(5度)の音はG」です。
「Iのコードはトニック」「IVのコードはサブドミナント」「Vのコードはドミナント」といってコード進行の流れを作るための基本的な音です。
この関係をサークル・オブ・フィフスで見ると、Cを基準とすれば隣り合ったFとGのコードがサブドミナントとドミナントの関係にある音だとすぐにわかりますね💡
トニック・ドミナント・サブドミナントについて詳しく知りたい方は「コード機能のトニック・ドミナント・サブドミナントってなに?」をご覧ください💡
近くにあるコードほど進行しやすい!
サークル・オブ・フィフスでは5度上・4度上を基準に関係が作られているため、隣り合った音どうしの関係が強いことがわかりましたね💡
そして、視野を広げれば隣だけでなく、さらにその隣にある音との関係も比較的親和性が高いことがわかります。
まとめ
サークル・オブ・フィフスを覚えれば楽器演奏の指の運びを自然と覚えられたり、コード付けが苦手という方でもコード進行の選択肢が見えてくるようになります💡
とても便利ですので是非活用してみてくださいね^-^ノ