ギターの弦が硬いと感じたときに試したい3つのこと!なぜ弦高が高いと弦が硬いの?

 今回は「ギターの弦が硬いと感じたときに試したい3つのこと!」について紹介していきます💡

 ギターを練習するとき、弦を押さえるとなんだか弦が硬くて押さえづらいと感じることはありませんか?

 すぐに指が痛くなってしまってなかなか練習が捗らずに悩んでいる方も多いですよね?

 この問題、結論から言うと「細い弦を使う」&「弦高を下げる」ことで簡単に解決できます💡

 今回は「弦が硬くて指が痛くなる悩み」を一気に解決するための、

  • 購入時は大抵「太い弦」が張ってある?
  • なぜ「ギターの弦高が高いと弦が硬い」の?
  • ギターの弦高を下げて「弦を柔らかくする」方法!

 の3つを紹介していきます^-^ノ

Yugo
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解決策は「細い弦を使う」「ネックの反りを直す」「サドルを削る」の3つ💡

購入時は大抵「太い弦」が張ってある?

 一度、販売者視点に立ってみましょう💡

 もしあなたが楽器を売るなら、少しでも良い音がなる状態で楽器を販売したいですよね?

 そんな販売者の理由から、一般的に売られているギターには最初「大きな音が鳴る太い弦」が張られています。

 これが、初心者にとって指が痛くなる、練習しづらいギターを作り出してしまっている原因でもあるのです。

ギターを買ったらまずは細い弦に張り替えよう!

 太さ
 Extra Light Gauge(エクストラライト) 010、014、023、030、039、047
 Custom Light Gauge(カスタムライト) 011、015、023、032、042、052
 Light Gauge(ライト) 012、016、025、032、042、054
 Medium Gauge(ミディアム) 013、017、026、035、045、056

 ギターの弦には様々な太さがあるんです。

 今、弦が硬くて指が痛いという方は、まず最初に一番細い「エクストラライト」弦を使って練習を始めましょう💡

 弦を交換するだけなので、誰でも手っ取り早く簡単に改善できる方法です💡

【補足!】一般的なギターに使われる弦の太さはライトゲージ!

 ちなみに、一般的なギターに使われる弦はライトゲージという太さで、市販されているギターの多くは出荷時にこのライトゲージ弦が張られています💡

 バランスが良く、多くのプレイヤーに最も使用されている一般的な弦なので、指が慣れてきた段階でライトゲージに張り替えてみましょう💡

なぜ「ギターの弦高が高いと弦が硬い」の?

 弦高とは、一言でいうと「弦とフレットの隙間の高さ」のことです💡

「弦高を下げると弦が柔らかくなる」といいましたが、なぜでしょうか?

 その理由がこちらです💡

弦高が高い = 張力が強い(しっかり張られている!)

 詳しく見ていきましょう💡

なぜ弦高が高いと弦が硬く感じるの?

 上のイラストは「弦高が高い状態」と「低い状態」で弦を押さえた時のイメージです。

 弦高が高い弦を押さえるということは、既に強く張ってある弦にさらに力を加えて弦高の長さ分弦を伸ばして押さえる必要があります。

 つまり、弦高が高いとその分だけ弦を伸ばさなければならない距離も増え、結果的にさらに張力が増してしまうのです💡

ギターの弦が硬い最大の理由!

  • ギターの弦が硬いと感じる最も大きな理由はギターの弦高が高いということ!
  • 弦高が高いと弦を引っ張って伸ばさなければいけないので弦のテンションも高くなり指に負担がかかってしまう!

ギターの弦高を下げて「弦を柔らかくする」方法!

 先程、ギターの弦高を下げれば「弦が柔らかく」なって弾きやすくなると紹介しましたが、どうやって弦高を下げればよいのでしょうか?

 弦高を下げる方法は2つあります💡

  • ネックの反りを直して弦高を下げる(主に古いギターの場合)
  • ブリッジ(サドル)を削って弦高を下げる(新品のギターの場合)

 1つずつ見ていきましょう💡

(1)ネックの反りを直して弦高を調整する方法!

 中古ギターなど製造されて年数の経っているギターは、ネック部分が弦の張力に負けて反ってしまっていることがあります。

 こうなると弓を思い浮かべていただきたいのですが、反っている分だけ弦がフレットから離れてしまい弦高が高くなる原因となるのです💡

 こうなると、とても弾きにくいのでネックの反りを直して弦高を低く調整しましょう。

トラスロッドを回してネックの反りを直す方法!

 ネックの反り具合は「トラスロッド」というパーツを六角レンチで回すことで調整できます。

 弦の張力に負けてネックが反ってしまっている場合、トラスロッドを時計回りに回してネックの反りを解消しましょう💡

 トラスロットを回すための六角レンチですが、一般的に売られているものでは長さが足りない場合が多いので、専用の六角レンチを使用する必要があります💡

(2)ブリッジ(サドル)を削って弦高を下げる方法!

 アコースティックギターにもエレキギターにも、弦を支えるためのブリッジ(サドル)という部品が使われていますよね?

 このブリッジの高さが高いと弦高が高くなるんです💡

 そしてこのブリッジですが、出荷時には多くのギターで高くなっていることが多いのです。

 その理由は2つ💡

  • ブリッジを削ることはできても、高くしたい場合には新しいブリッジを購入して削り直す必要があるため!
  • 弦高が高いほうが大きな音がでるため高く設定している!

 このような理由から、出荷時には高めに設定されています。

 万一、加工を失敗してしまった場合、代わりのパーツはAmazonなどから簡単に購入することができるので、慌てずに対応しましょう💡

 削る前に予め予備パーツを用意しておくのがおすすめです💡

ギターのブリッジを削る方法!

 ギターのブリッジを削る際は、一度ギター本体からブリッジを取り外してから下の部分を削っていきましょう💡

 ブリッジはギター本体に差し込んであるだけなので弦を緩めれば簡単に外せます💡

 削る際は、あまり粗目のヤスリをかけてしまうと面がザラザラになって収まりが悪くなってしまうので1000番程度の細かいヤスリで削ると微調整もやりやすくておすすめです💡

弦高の目安は12フレット目で2.5mm前後!

~理想の弦高は!?「12フレット目で2.5mm」~

 弾きやすい弦高の目安は12フレット目で2.5mm前後と言われていて、開放弦を鳴らした時に弦がビリビリといわないように調整するのがポイントです💡

 12フレット目で3ミリ以上の弦高があるならば、そのギターはまだまだ弾きやすくできる可能性を秘めていると言うことでもあります!

 弦高を調整する際の目安として覚えておきましょう^-^ノ

 弦高を測る には、専用の定規を購入しておくと見やすくて便利です💡

ギターの弦が硬いと感じたときに試したい3つのこと!なぜ弦高が高いと弦が硬いの? のまとめ♪

  • ギターの弦が硬いと感じる原因は「ギターの弦高が高い」「太い弦が張ってある」の2つ!
  • ギターの弦を柔らかくしたければ「細い弦に変える」「ネックの反りを直す」「サドルを削る」の3つを試す!
  • 弦高とは「弦からフレットまでの隙間の高さ」!
  • 弦高の目安は、12フレット目で2.5mm前後!

 以前、ギターの練習時の指の痛みはどのくらいで解消されるか?という記事でも紹介した通り、 ギターの弦が硬いと感じる場合でも練習を繰り返していくうちにある程度は少しずつ慣れていきます💡

 それでも楽器の練習とは日頃から長時間行うものなので、できる限り楽に練習ができる環境を整えていきたいですね💡

 そんな時は今回紹介した方法を使ってギターのネックの状態を調整したり弦高を下げることで今すぐに指が痛くない環境で練習を始めることができますので悩んでいる方は試してみて下さい^-^ノ

 注意点として、自分でカスタマイズすると失敗して壊してしまうこともあるので、できればショップに持ちこんで調整してもらうのがおすすめです💡