ここしばらくの記事では、椅子のメーカーを決めたり、自分の身長から最適な椅子の高さや机の高さ、鍵盤の高さなどを計算して割り出したり、機能性だけでなく個人の体型に合わせて最も使いやすい、人間工学を取り入れたDTMデスクを作る計画を立ててきました💡
そして💡ついに!「椅子の高さ&テーブルの高さ&鍵盤の高さ」すべてが完璧なDTMデスクを完成させることができました⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾
ということで💡これからDTMデスクを作ろうと考えている方へ向けて、今回のDTMデスクを完成させるまでの工程や仕組み、必要なパーツなどについて紹介していきたいと思います^-^ノ
※この5ヶ月後、さらにディスプレイを大型のものに変えた「トリプルディスプレイで80インチの大スクリーンDTMデスク環境を作ってみた!」を公開しています💡
人間工学を取り入れたDTMデスクは最高に使いやすい!こだわったポイントはこんなところ!
今回のテーマは「DTMデスクとしての機能性」はもちろん、普通に「マウス&キーボードを使ってパソコンで作業」を行ったり、「机で書き物をする」ような場合でも楽な姿勢で作業に取り組めるような構造のデスクを作るというものでした💡
そのためにこだわった点についてまずは紹介していきます💡
(1)椅子の座面の高さは人間工学に基づいてバッチリ合わせる!
まずは基本ですが、椅子の座面の高さを人間工学に基づいてバッチしと合わせることにしました💡「座面が高すぎると太ももの血行が悪く」なって、また「低すぎると膝に負担が掛かって疲れやすく」なるのでした💡
身長に対して最適な椅子の高さは「身長に対して理想の机と椅子の高さってどのくらい?」の記事で計算機を載せて実際に割り出しましたね💡
(2)マウスやキーボードを乗せるテーブルも人間工学に基づいてバッチリと合わせる!
以前「DTMデスクは2つのデスクを組み合わせて作るのがおすすめ!」という記事で紹介していたDTMデスクでは、鍵盤の下にスライドを付けていました。↓こんな感じでした💡
でもこれではあまりにも引き出しの高さが低すぎて「マウス操作、キーボード操作がしづらかった」ので、今度は「マウスやキーボードを鍵盤の上に設置する構造」にすることにしました💡
こんな感じに↓
ここでのテーブルの高さも「身長に対して理想の机と椅子の高さってどのくらい?」の記事で求めた高さを採用することにしました💡
(3)鍵盤の高さももちろん完璧な高さで演奏したい!
そして、もちろん鍵盤の高さも演奏しやすいように「椅子の高さを基準にして鍵盤に対して肘が直角〜やや下方向」になるように、そしてテーブルの下に潜り込む高さで最適な位置を見つけました💡
(4)ディスプレイとの距離を離して作業がしたい!
そして今回最大のポイントはパソコンディスプレイにあまり近づきたくないというところ!
ということで、下↓のような2つのデスクを組み合わせた構造ではディスプレイに近すぎて、しかもマウスやキーボードの操作も遠くてし辛いのでNGだったのです💡
そこで今回は3つのデスクを使用して、そのうちの1つをキャスターで可動式にして対応することにしました💡スライド構造でも良かったのですが、それ以上に距離を取れるのでメリットが大きく、実際に使用してみてキャスター式にして正解だと思いました💡
結果的にすべてが完璧な高さ・位置で調整することができた!
そして今回はこれらのポイントすべてをクリアした完璧なDTMデスクを完成させたのですが、使ってみると一つ一つの作業が姿勢の良い状態でとてもスムーズに進み、使いやすく、やっぱり人間工学は取り入れるべきなんだなと思いました💡
具体的には腰痛や肩こりがさらに解消され、タイピングが早くなったり、あとディスプレイが遠いので長時間の作業でも目に優しいというところもポイントです💡
ということで、ここからはこのDTMデスクがどのような構造になっているのか!?具体的な仕組みについて紹介していきます💡
今回作成したDTMデスクの構造はこちら!3つのテーブルを使って実現!
先程から写真で紹介しているDTMデスクですが、わかりやすくCGで見るとこのように高さの異なる3つのテーブルを合わせた作りになっています💡
マウス・キーボード用のテーブルが可動式になっているのでディスプレイから距離を取れるのが最大の特徴です💡
テーブル自体が独立しているので安定もしていて、体からの距離も近くて安定してPCでの作業ができます💡
真横から見るとこのような配置になっています💡
実物はこんな感じ
実物はこんな風にピアノの上に重ねて使ったり💡
目のためにもっと後ろに下げることができるのも独立したテーブルならではのメリットですね⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾
ピアノを演奏するときはテーブルが奥に格納される!
テーブルは可動式なので後ろに引くだけでなく奥に押せば大テーブルの下に潜り込む作りになっています💡
こちらも真横から見るとこのような位置関係になっています💡キャスターが付いているのでスムーズに動いてくれます💡
この状態の実物がこちら!
DTMで曲作ってる〜っていう感じの見た目になりますね💡
それぞれのテーブルや椅子、鍵盤の高さなどを紹介!
今回作成したDTMデスクの各パーツの高さはこのようになっています💡
大テーブル天板の高さ | 775mm |
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鍵盤(白鍵)の高さ | 620mm |
可動デスク天板の高さ | (713mmは書き物にベストな高さで-30mm) |
椅子座面の高さ | 420mm |
今回の高さは身長170cm±1cmの方におすすめの高さです💡ちょうど同じくらいの身長の方は参考に💡それ以外の方は「身長に対して理想の机と椅子の高さってどのくらい?」の記事を参考に理想の椅子&机の高さを割り出して高さを決めてみてください💡
※当初可動デスク天板の高さを713mmとして算出していましたが、これは書き物にベストな高さで、パソコン作業では3cmほど下げたほうが使いやすいという結果に落ち着きました💡
自作DTMデスクを作るための材料は?
では、実際にDTMデスクを作るためにはどのような材料が必要なのか見ていきましょう💡
(1)天板(テーブル3つ分)
DTMデスクを作るためには天板が欠かせません💡天板用の木材は様々ありますが、このページで紹介しているDTMは次のサイズの天板を使って組み立ててあります。
↑こちらは大テーブル用の天板として使用する木材です💡
↑こちらは鍵盤を乗せるテーブル用の天板として使用する木材です💡
↑そして最後💡こちらは可動テーブル用の天板になる木材です💡
(2)テーブル用の丸脚
続いて、DTMデスクには脚が必要となるので揃えます💡ここではテーブルを3つ使うので3つ分(12本)の丸脚を揃えておきましょう💡
「大テーブル」と「鍵盤を乗せるテーブル」には直径60mmの太い脚を使用して安定感を持たせます💡特に鍵盤用のテーブルに細い脚を使ってしまうと演奏に支障が出るのでしっかりと太い脚を購入しましょう💡
可動テーブルには直径43mmの丸脚を使用しましょう💡こちらは鍵盤をまたぐような作りになるので、あまり太い脚を使用すると鍵盤が通らなくなるので注意しましょう💡
(3)移動用のキャスター(固定車)
可動テーブルを動かすキャスターは車輪がぐらつかない固定車のタイプを使用するのがポイント💡
キャスターはトラスタッピングネジを使って脚にこのように固定します💡
(4)キャスターを固定するトラスタッピングネジ
トラスタッピングネジは太すぎず小さめなキャスターにも対応できるM4x25mm程度のものを用意しておくのがおすすめです💡
作る前に揃えておこう!持ってると作業が捗る工具一覧!
ここからはDTMデスクを綺麗に!&スムーズに作り上げるために持っていると便利(持ってないとできない工程もあり)な工具を紹介していきます💡
インパクトドライバ
DTMデスクを作る際にはネジを大量に回す作業が待っています。ひたすら手で回して作り上げることもできますが、腱鞘炎になったり時間も掛かってしまうので電動ドライバを用意しておくと便利です💡とても安全な工具です💡
ホビーカンナ
とっても小型のカンナで、木材の面取り(角を丸くする)に使います💡天板の木材は角がしっかり残った状態で届きますのでそのまま机として利用すると手が痛いです^-^;
そんな角ばった面をホビーカンナで3回程度滑らせればもう面がとれるので是非手に入れておきましょう💡
(ヤスリでも面取りできますが木粉がすごく時間も掛かるのでカンナのほうがおすすめ💡)
ノコギリ
天板を加工する必要はありませんが、脚の長さは自分でカットして調整する必要があるためのこぎりが必要になります💡新しい切れ味の良いものを1本調達しておきましょう💡
ソーガイドという商品を一緒に購入しておくと簡単に木をまっすぐ切ることができるのでおすすめです💡
皆さんも専用のDTMデスクを作りに挑戦してみませんか!?
今回改めて自作DTMデスクについて書いたのは、やっぱり自分の体型に合ったものって使いやすいよね!ということを改めて実感したからです💡
既成品ってもちろん作りもしっかりしていて見た目も綺麗で美しいんだけど、それは大衆向けであってぼくの専用ではないのです。
今回は人間工学を取り入れたり、さらにマニアックに追求したりもしましたが、こうやってミリ単位で微調整できるのもやっぱりDIYならではの良さですね💡
ということで、理想のDTMデスク作りの度は一旦これにて完結^-^ノまたなにか改造を加えたら追ってレポートするかもしれません💡
皆さんも興味がありませしたら是非!けがをしないように気をつけながらDTMデスクを組み立ててみてくださいね^-^ノ楽しいですよ♪
続編:トリプルディスプレイで80インチの大スクリーンDTMデスク環境を作ってみた