パソコンで手軽に音楽を作れるDTMですが、これから作曲を始めようと思っている方は覚えることがたくさんあって何から勉強したら良いのか悩んでしまうかもしれません。
メロディ作り、コード、編曲、楽器練習、ミックス、マスタリング、などなどたくさんありますが、実は曲作りを始めて少ししたらミックスから勉強していくと効率よく作業を進めていくことができるのです!!
今回はDTMでミックスから学んでいくことのメリットについて紹介していきます^-^ノ
DTM初心者が陥りやすい失敗とは
DTMを始めたばかりの人は、一生懸命勉強をして時間をかけてなんとかメロディを作り、そしてなんとか編曲をやって初めての1曲を完成させていきます。
でも最初のうちはどんな音色をどこに使えばよいのかわからずに曲作りを進めているので、多少違和感があってもその辺はミックスで作っていけるんじゃないの!?という期待を持って曲を仕上げていきます。
そしてやっとミックスの段階まで来るのですが、なかなか思い描いていたように綺麗に仕上げることができずに悩んでしまって、最後は「音色の使い方がまずかったのかな」と思って完成に至らないということがよくあります。(よくありました)
ミックスから学ぶメリットとは
ここで本題ですが、なぜミックスから学ぶと良いのでしょうか?みていきましょう。
ミックスからおぼえるメリット
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ミックス段階で未完成になる心配がなくなる
一番のメリットはなんといってもこれです。折角編曲まで頑張ったのにミックスで涙をのむのはなんとも悔しいものなので、皆さんにはそんな思いをして欲しくありません。
ミックスは人に頼んでも良いのですが、最初のうちはまだお金を払って人に頼むほどのものが作れるかわかりませんし、それにずっと人に頼んでいたら上達もそこで止まってしまいます。
自分でミックスして完成させてこそDTMの醍醐味でもあると思うので、早めに上達させておくと今後の作曲のモチベーションも上がっておすすめです。
音色同士の相性の善し悪しがわかるようになってくる
なんでしょう・・・、確かにミックス段階でいろいろ修正することもできます。例えばノリの悪かったのっぺりとした音をミックスでノリノリに変えたりできないことはありません。
でもやはり元の音というのはとても大事で、レコーディングでもそうですが、ミックスというのは微妙な音をまともな音に変える作業ではなくて、元々素晴らしい音をさらに磨き上げるのが目的です。
ミックスに慣れていると作曲でシンセサイザーの音色を選ぶときにも、「これはこのフレーズに合っている」や「これは修正に時間がかかる」などを考えるので、プリセットから選ぶだけでも選択肢が狭まって音色選びがとても楽になります。
楽器の使い方の良くない箇所が見えるようになってくる
ミックスをやっていると、音色を磨き上げることに全力を注ぎます。それを続けていると、ミックスの前の段階でもっとよく出来るのでは(?)と考えるようになってきます。
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などが見えるようになってきます。例えばミックス段階でノリを出すようにコンプレッサーで頑張っていたけど、もっとノートを短くして打ち込めば解決するじゃないか💡 など、演奏段階でできることがたくさんあることに気がつきます。
作曲・編曲段階でミックスのことまで考えられるようになる
ここまでのまとめになってしまいますが、ミックスのゴール(目標点)を知っているとミックスの作業がし易いように打ち込みをするように自然となっていきます。
よく、目標を決めてからそこに到達するまでの計画を立てましょう💡 といいますが、まさにその目標がミックスの完成で、それを達成するために打ち込みの段階から計画を立てて作っていくと良いものが作れる(目標が達成できる)というわけです。
まとめ
DTMは覚えることがたくさんあって、1曲を作れるようになるまではトライアンドエラーを繰り返して、でもそれをこなせば誰でも必ず作れるようになってきます。
今回ミックスという最終地点から学ぶという方法を紹介したのは、曲の完成形に近いところから触れていったほうが、何もない真っさらなところから手を付けていくよりも早くイメージをつかむことができて、さらにすべての工程に必要な要素を取り入れることも身に付けられるかなと思ったからです。
ミックスは誰かに頼むつもりの方でも、ミックスでどんな作業をして仕上げるのかを知っておいたほうがもちろん良い作品が作れます。
これからDTMを頑張ってみようと思っている方は参考にしてみてください^-^ノ もちろんこのやり方が合わなければ好きな順序で勉強してみてください。