シネマスコープサイズで動画を撮れるアプリFiLMiC Pro がすごい! 使い方とレビュー

 以前、16:9で撮影した映像をシネマスコープサイズに加工する方法をご紹介しましたが、今回はスマホアプリで「2.39:1」のシネマスコープ録画が可能なスマホアプリ「FiLMiC Pro」をご紹介します💡

 海外では劇場版映画の撮影にも使われたというすごいアプリで、実際に使ってみたところものすごいアプリだったので使い方とレビューを書いてみます。

 ちなみに以前紹介した黒枠素材の配布はこちらのページで行っています。

動画を映画のようなシネマスコープサイズにする方法
 以前「映像に合わせて音楽を付ける方法」で公開した映像で、動画を映画のシネマスコープサイズ(2.35:1)に設定していました。こちらの記事↓...
   

FiLMiC Pro とは

 FiLMiC Proは気軽に持ち運べるスマートフォンで本格的な映像撮影ができることをコンセプトに作られたソフトです。

 撮影できる映像比率の種類の多さはもちろん、直感的に扱うことの出来るカラーグレーディング(カラーコレクション)機能もついて、なんと解像度は4Kに対応しているという映画監督にとって至せり尽くせりのアプリケーションなのです。

FiLMiC Proの基本機能

 FilLMiC Proの設定はとても簡単で右下のギアマークを押すだけで基本的な設定の全てを行うことができます。

ギアマークから設定できる項目一覧

 押すと設定画面がでてきます。

解像度

 画面の比率と解像度を設定することができます。一番右の「2.39:1」がシネマスコープサイズです。4Kの設定もここからすることができます。

フレームレート

 フレームレート(1秒間のコマの数)を設定することができます。映画撮影なら24fpsに設定しましょう。

オーディオ

 オーディオを録音するマイクの選択と保存形式などを設定することができます。

 「動画のみ」をONにすると音声は録音されません。

デバイス

 録画した映像を直接カメラロールに保存したり、アップルウォッチをリモコンとして使用するなど、etcな設定ができます。

プリセット

 いろいろと作り込んだ設定をプリセットとして名前をつけて保存することができます。

 いくつも保存しておくと場面ごとに使い分けができて便利です。

CMS

 CMS(コンテンツマネジメントシステム)を使うことでシーンやテイクを名前をつけて管理することができます。

ハードウェア

 別売りのジンバル(手ブレ防止機)やレンズなどを使用する際はここから設定を行います。

同期

FiLMiCのクラウドにログインすることでデータを同期することができます。

コミュニティ

 お持ちのSNSアカウントとFiLMiC Proを連携することができます。しなくて良いと思います。

概要

 現在の設定を一覧で確認することができます。

手ぶれ補正

 ONにすると手ぶれを補正してくれます。この手ぶれ補正の精度がとても高くて驚きました。

 パンを振っても不自然な動きにならないところも素晴らしいです。

カメラ

 広角や望遠、ズームやインカメラ(ディスプレイ側の自撮り)などレンズを切り替えることができます。

トーチ

 スマフォのLEDが点灯して暗いところでも撮影できるようになります。明るさはOFFから最強まで4段階選ぶことができます。

ガイド

 ONにすると水平と垂直のガイドを表示することができます。

 こんな感じのやつです。(わかりやすく赤線で強調してます)

情報

 スタートガイドやチュートリアル、サポートページなどソフトの使い方を助けてくれます。

オートモード

 オートモードでは測光とフォーカスを自動で調節してくれます。

 画面左側にある◯印(赤枠)は測光ポイントで、指で自由に移動させることができます。

 同様に◻(黄枠)はフォーカスを合わせるポイントを指定するものでこちらも指で自由に移動することができます。

 画面右端、オレンジ色の部分を上下に移動することでズームアップ・ダウンをすることができます。

マニュアル(シャッター速度・ISO・フォーカス・ズーム)

 赤枠のボタンをタップするとマニュアルモードになります。

 マニュアルモードでは、画面左側のシャッター速度(紫枠)やISO感度(黄枠)、そして画面右側でフォーカスの遠近、ズームの調整をすることができます。

 分度器のようなメーターを指で動かすことで値を変えることができます。

 シャッター速度や露光は、数字部分をタップすることで固定することができます。

 例えば次の例ではシャッター速度をタップして「1/24」で固定してISO感度のみを増やして明るくしてみた例です。

ライブ分析の活用

 FiLMiC Proには本格的なライブ分析機能があります。

 ライブアナリティクスを使用するには画面左下赤枠「A」をタップしましょう。

ゼブラストライプを使って白飛びと黒つぶれを確認

 ゼブラストライプを使うと、露出過度エリアは赤いストライプで表示され、露出不足エリアは青色のストライプで表示されます。

 画像では黒つぶれしかないのですが青色で表示されていますね💡

クリッピング

 こちらもゼブラストライプと似ていて、赤は露出過多を、青は露出不足を表しています。

偽色

 暗視ゴーグルのような色になっていますが、映像中の露光量を表しています。

 緑色に表示されている箇所は適正値、赤いエリアは露出過多、青いエリアは露出不足を意味しています。

 画像では青がないようですね。

フォーカスピーキング

 ピントが合っている箇所の輪郭を強調して表示してくれる機能です。緑色の輪郭が最も制度が高くピントが合っている箇所で、水色はまあまあきれいにピントが合っている状態です。

カラーグレーディングの設定

 カラーグレーディングは、左下にあるいかにもカラー設定な雰囲気を醸し出しているこのマークをタップすることで行なえます。

色温度の調整

 色温度を調整することができます。色味の補正から直感的に色味を変えて世界観を作り出すこともできます。

トーンの設定

 トーン(コントラスト)の設定を行うことができます。※この機能は追加で購入が必要なのでご注意ください。

 中でも一番右の「Log」というのはハイダイナミックレンジ撮影といって、暗いところが黒つぶれすることもなく、明るいところが白潰れすることもなく、明暗の幅を広く撮影することができる機能です。

 ソフトに取り込んで編集をすると幻想的な世界を映すことができるので是非使ってみてくださいね。

 ちなみに映画だとLogで撮影した後にコントラストを強くするといかにも映画らしい映像に仕上げることができます。

彩度の調整

 彩度の調整をすることができます。やや彩度を下げたほうが映画らしい映像になります。

録画方法

 録画は画面右下にある丸い大きなボタンをタップすると開始されます。

 もう一度押すと録画が終了します。

録画した映像の確認

 録画した映像は右下の▶ボタンをタップすると一覧が表示されます。

まとめ

 そんなこんなで長くなってしまいましたが、業務用カメラも顔負けのこのアプリの凄さがわかっていただけたと思います💡

 実際使ってみて画質もものすごく綺麗で驚きました💡 昼間であればスマートフォンの小さなレンズでも光量は全く問題ないですし、もし必要であれば別売りのレンズを取り付けて光量を増やすことも可能です。

 大きな業務用カメラを持ち歩くのはなかなか大変な労働でもあります^-^;

 映画監督さんは是非一度このアプリ(2,000円程度)なので試してみてくださいね^-^ノ

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