前回はLEAP MOTIONの購入レビューについて紹介しましたが、今回はGECOというフリーソフトを使って、LEAP MOTIONをMIDIコントローラー化してみたいと思います💡
実際にGECOを使おうと思って調べてみると、これがまた日本ではなかなか情報がない!
LEAP MOTIONを使ってみたいけど、情報が少ないためにやめてしまった、なんて方も多いかもしれませんね💡
今回は、そんなGECOについて、各項目の設定方法を紹介しつつ、LEAP MOTIONをMIDIコントローラー化する手順を紹介していきたいと思います^-^ノ
GECOをダウンロード&インストールしよう♪
まずはGECOをダウンロードしなければなりません💡
GECOは、以前は有料ソフトでしたが、現在はフリーソフトとして誰でも無料で使えるようになっています(有難いですね〜)。
ダウンロードリンクを張っておくので、必要な方はそちらからダウンロードしてインストールしてください💡
GECOの各設定について!
GECOを起動すると、まずはこのような画面が表示されます💡
右手と左手を区別しつつ、それぞれ9種類の動作を認識できるシステムになっているんですね💡
9種類のジェスチャーについて♪
LEAP MOTIONからの入力を使いこなすためには、まずはGECOが認識できる9種類のジェスチャーについて覚える必要があります💡
動画で一気に見ていきましょう💡
9種類のジェスチャーを学習♪
(1)Pitch Incliation(勾配)
まず最初はこちら、手の指先を上に向けたり下に向けたり、その傾斜角度によってMIDI CCを入力する項目です💡
(2)Left & Riht Position(左右位置)
手を左右に動かした位置によってMIDI CCを入力する項目です💡
(3)Up & Down Position(上下位置)
手を上げ下げする位置によってMIDI CCを入力する項目です💡
(4)Back & Forth Position(前後位置)
手を前後に動かした位置によってMIDI CCを入力する項目です💡
(5)Roll Inclination(転がり傾斜角度)
手を左右に傾けた傾斜角度によってMIDI CCを入力する項目です💡
(6)Yaw Inclination(左右首振り角度)
手首を軸に、手を左右に首振りした動き(角度)によってMIDI CCを入力する項目です💡
(7)Left & Right Distance(左右距離)
中心を基準値として、中心からの左右の距離によってMIDI CCを入力する項目です💡
(8)Up & Down Distance
中心を基準値として、中心からの上下の距離によってMIDI CCを入力する項目です💡
(9)Back & Forth Distance(前後距離)
中心を基準値として、中心からの前後の距離によってMIDI CCを入力する項目です💡
同じ左右の動きでも、「位置」と「距離」の2つがあってちょっとわかりずらいね💡
基本的には「位置」で操作するほうが使いやすいよ💡
各項目について♪
まずは、それぞれ個々のジェスチャーについて、設定できる項目を見てみましょう💡
Output Channel | 送信するMIDIチャンネルを選択する。 |
---|---|
MIDI Message | 送信するMIDI CC番号(0~127)を選択する(PBはピッチベンドのこと)。 |
Data Offset | 基準値(Rest Value)を%で相対的に増減できる。 LASTを使用すると、手がLEAP MOTIONの認識範囲内に戻って最初に認識された値を基準値として扱える。 |
Rest Value | 手がLEAP MOTIONの認識範囲から外れた際、自動的に戻る基準値(ニュートラルポジション)。 デフォルトでは「0」。 LASTにすると、認識範囲から外れたときの値が使用される。 |
Advanced | 詳細設定ができる(後述)。 |
Mute/Solo | ONにすると、この動作を無効にしたり、単独で使用できる。 |
Advanced設定について♪
Advanced設定では、より細い設定を行うことができます。
Mode | 連続か、「offsetとrestの切り替え」を選択。 |
---|---|
Scale | 出力値の感度(手の動きに対する変化量)。 |
Invert | 出力値の±を逆にする。 |
Min | 最小出力値を指定。 |
Max | 最大出力値を指定。 |
Curve | 変化量を直線的(リニア)にするか、曲線的(カーブ)に変化させるかを指定。 |
Attack | ジェスチャーによって入力される値に変化するまでの時間。 |
Decay | 手が認識範囲外に出てからrest値(基準値)に戻るまでの時間 |
設定が複雑で難しいね><
ピッチベンドを入力するならこんな設定になる!
GECOの設定は複雑で、英語の公式サイトにもいろいろと設定について記載されているものの、まずはいろいろ使ってみて挙動を覚えるしかなさそうです💡
とりあえず、LEAP MOTIONでピッチベンドをコントロールする場合にはこんな設定になりました、細かく見ていきましょう💡
ピッチベンドは50%で正しい音程を取ります。
Rest Valueを50%にしておけば、ひとまずLEAP MOTIONから手が外れているときには音程が狂うことがありません💡
もうひとつ、手が認識された瞬間に音程が狂ってしまっては使えないので、Data Offsetを50%にすることで、手が認識された瞬間に正しい音程から操作できるようになりました💡
こうやって実際に設定してみるとなんとなく使い方がわかってくるね💡
意外と簡単かもしれないね💡
ビブラートを調節するプログラムはこんな感じで作れる!
次は、LEAP MOTIONでDTM音源のビブラートレート(ビブラートの振幅数)をコントロールするプログラムを作ってみました💡
LEAP MOTIONでビブラートをコントロールして演奏した例▼
いろいろな入力方法を使ってみましたが、LEAP MOTIONはビブラートのコントローラーに最適だなと思います💡
ちょっとまだ使いこなせていない感じが否めませんが^-^; 今設定したばかりでもとりあえずこれくらいの演奏はできるってことですね。
練習すればかなり自由に演奏できそうなポテンシャルがLEAP MOTIONにはありそうです((。´ω`。))!
ビブラートをこれほど簡単に人間味を持たせられるMIDIコントローラーを他に見たことがありませんよ💡
ビブラート入力のためだけにでも導入する価値あり!!!
GECOでLEAP MOTIONをMIDIコントローラー化!? 各項目の解説など! のまとめ♪
デバイスに触れずに操作するMIDIコントローラーということで、実際に試してみると最初は感覚がつかめず結構難しい!というのが第一印象です💡
使い始めてすぐは、まずLEAP MOTIONが反応する範囲がわからん;;となりつつ、とりあえず触れていると(いや触れないんだけど)なんとなくLEAP MOTIONという空間(?)がわかるようになってきます💡
そうなると自然とその範囲内で手を動かせるようになってくるので、MIDIコントローラーとして実用的に使えるのはこの段階になってからですね💡
初日は結構苦痛で、3日目くらいからこの空間がわかってきて楽しめます!忍耐力のある方は是非^-^ノ