ここ数年でブレスコントローラーはかなり進化を遂げ、パソコンへUSB接続をすればDTM用のとてもリアリティのある良質な音源を演奏することもできるようになってきました。
特にDTMへブレスコントローラーを使おうという動きは海外で活発化していて、DTM用の音源自体もブレスコントローラーに特化したものがどんどん増えてきています💡
ということで、今回はそんなブレスコントローラーについて、現在DTM用途に使える機種にはどのような種類があるのか紹介していきます^-^ノ
ブレスコントローラーとは?
ブレスコントローラーは、実際に管楽器を吹くのと同じようにコントローラーへ吹き込んだ息を圧力センサーが感知して数値化する装置です💡
吹き込んだ息はCC2やCC11といったMIDIコントロールチャンジの値として出力することができるので、それをPC側で受信して音源を鳴らす、いわばMIDIコントローラーの一種と言えます。
ブレスコントローラーが受け取る息のデータは人間の演奏そのもの!?
このように、ブレスコントローラーから入力される息のデータというのは人間が実際に演奏している息のデータそのものです💡
タンギングであったり抑揚であったり、こんなにも簡単にDTMで本物そのものなオートメーションを記録できる装置は他にはありません💡素晴らしい装置ですね!?
それではいよいよ、このようにDTMで活かせるブレスコントローラーにはどのような種類があるのか見ていきましょう💡
☆おすすめ第1位☆:AKAI EWI USB
EWI USBは日本国内で手に入るブレスコントローラーの中では最も安く入手することができる製品です! 基本的な運指はサックスのほか、トランペットやフルートなど多くの楽器の運指に設定することもできるので管楽器経験者であれば慣れた運指で演奏できるのもポイント! その名の通り、USBでパソコンと接続してVIENNAやSAMPLE MODELINGの音源を奏でれば本物の楽器を吹いているように、演奏自体を楽しむこともできます💡 created by Rinker Akai Professional (アカイプロ) |
第2位:Roland Aerophone Go AE-05
こちらはRolandから発売されているAerophoneで、EWIと大きく異なる点といえばEWIはキーにタッチセンサーを採用しているところ、Aerophoneはボタン式を採用しているというところです💡 タッチセンサーでは指が触れていると反応してしまいますが、ボタン式であれば押していないときでも常にボタンの上に指を置くことができるので実際の管楽器プレーヤーにとってはAerophoneの方が演奏しやすいと思います💡 その他、運指が変えられることやCCの設定などはEWIとほぼ同じ機能です。 |
第3位:TEControl ブレスコントローラー
こちらはなんとスウェーデンのメーカーが作っている製品でKeyなどは付いていないブレスによるCCを送信する専用のブレスコントローラーです💡 Keyが付いていないため、ノートやモジュレーション、ピッチベンドの送信はお手元の慣れたMIDIキーボードなどを使用しましょう!余計な機能が一切ないことがこの製品の特徴です💡 本体の作りが至ってシンプルで軽いため長時間使っていても疲れないので製作者向けのアイテムといえます💡 個人的にかなりおすすめできるブレスコントローラーですが、日本で取り扱っている代理店がないため海外のサイトから直接取り引きをしなければならない点と、付属のマウスピースがとても使いにくく自分でカスタマイズが必要という点が少し残念! |
演奏やDTMで使えるブレスコントローラーの選び方!!どんな種類があるの? のまとめ!
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今回はDTMで使用できるブレスコントローラーを3種類紹介しました💡
実際にそれぞれの製品を試して比べてみたところ、息の圧力によってコントロールする「ブレスコントロール」の機能についてはどのメーカーでも大きな違いはなく、ユーザー自身がグラフを使って感度を調整するというのもほぼ共通の機能として各メーカーとも搭載されています💡
選ぶ際のポイントとしては、「Keyは必要かどうか?」「Keyは押しボタンかタッチ式どちらが良いか?」の2点を考えれば良さそうです^-^ノ