第1位 GENELEC 8010APM(圧倒的におすすすめ!!)
第1位のモニタースピーカーはコスパ最高のGENELEC 8010APM💡 スタジオでも定番のGENELECをホームスタジオ用に設計された8010Aは、中高音域を出すツィーターのクオリティはスタジオそのままに、小型化されて持ち運びや設置も楽々のホームスタジオにピッタリのモデルです! 重さはなんと1.5Kgと軽量なので女性の音楽家でも一人で安心して設置できる一方、本体には金属が使用されているため頑丈で無駄な共振が発生しにくい設計になっています。 スピーカーコーン部分も丈夫な金網で覆われているので誤って破ってしまう心配がないところもポイント! よく、スピーカーは設置する台に共振して音が悪くなることがあるのですが、このモニタースピーカーにはなんと純正の共振防止台(インシュレーター)が付いてくるので安心!! 小型だから音が小さいのでは!?と思われる方もいるかもしれませんが、実際ホームスタジオでは大きな重低音を出せる環境は少ないはずなので、大きなスピーカーはオーバースペックになって性能を発揮できないことが多いです💡 そんな中でこのスピーカーは限られた環境の中で最大限の能力を発揮してくれる素晴らしいスピーカーです!! もう一度書きますが音の解像度が高くてとてもきれいな音がでます!! |
第2位 YAMAHA HS5(最初の1台におすすめ!)
GENELECは少し高くて、まずは他のメーカーで様子を見てみよう!という方は品質が安定しているYAMAHAのスピーカーがおすすめです!! 正直に言うとGENELECほど感動する音は出ませんが、モニタースピーカーとしてきちんとミックスできる音は出ます。 スピーカーコーン部分の保護がないので取り扱いには注意です。特に、重さが5.3kgと重いので小柄な方は一人で設置する際にはよろけたりして破損のないように気をつけましょう。 価格で考えるととてもコスパの良いスピーカーだと思います!! |
第3位 GENELEC 8030C(防音設備があるなら!!)
こちらもGENELECのスピーカーで、8010APMよりも大きなモデルです!! ホームスタジオでもやや大きめの部屋でしっかりとした防音設備が整っている場合は、こちらのモデルがおすすめ!! 8030Cも8010Aと同様に本体には金属が使われていて、コーン部分に金網加工がされているので耐久性は抜群で余計な共振も発生しません。 もちろん設置台との共振を防ぐインシュレーターもGENELEC純正のものがついてくるので設置時のトラブルの心配がなく安心できます。 ただし、重さは1本で5.0kgと、8010Aに比べてかなりの重量感があるので女性の場合、一人での設置は大変だと思います。 最大限の性能を出すためにはかなりの音量が必要で低音もかなり出るので防音設備がないと近所からお怒りの声をいただく可能性があるので注意!! ※こちらのモデルは1本ずつの販売です。 |
3つのモニタースピーカーをそれぞれ比較!
GENELEC 8010APM | YAMAHA HS5 | GENELEC 8030C | |
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画像 | |||
価格 (ペア) | 82,080 円 | 27,000 円 | 162,000 円 |
サイズ | 195 x 121 x 116 mm (H x W x D) | 285 x 222 x 170 mm (H x W x D) | 285 x 189 x 178 mm (H x W x D) |
重さ | 1.5 kg | 5.3 kg | 5.0 kg |
出力 | ・ツィーター:25W ・ウーファー:25W (合計:50W) | ・ツィーター:25W ・ウーファー:45W (合計:70W) | ・ツィーター:50W ・ウーファー:50W (合計:100W) |
音の解像度 | ◎ | ◯ | ◎ |
高音域の音質 | ◎ | ◯ | ◎ |
低音域の音質 | ◎ | ◯ | ◎ |
インシュレーター | GENELEC純正が付属 | なし | GENELEC純正が付属 |
耐久性 | ◎ | △ | ◎ |
本体の素材 | 金属 | 樹脂 | 金属 |
コーン部分の保護 | 金網加工 | なし | 金網加工 |
耐久性 | ◎ | △ | ◎ |
初心者におすすめ | ◎ | ◎ | △ |
設置の難易度 | 簡単 | 重い上に本体の耐久性が低いので破損しないように注意が必要 | 重いのでやや大変 |
適した設置場所 | 一般家屋 | 一般家屋~防音室 | 防音室 |
販売サイト | 販売サイト | 販売サイト | 販売サイト |
あなたにピッタリのモニタースピーカーはどれ?
ここからは、皆さんの使用環境や用途に合わせてぴったりのスピーカーを見つけていきましょう💡
一般家屋で防音はないけど、予算はたくさんあって良い音で製作をしたいという方は8010APMがおすすめ!
一般家屋で防音設備はないけれど、そんな制限の中でも近所に迷惑をかけずに一番良い音でリスニングしたいという方はGENELEC 8010APMがおすすめです!
これ以上大きなスピーカーを置いてしまうと低音が強すぎて確実に近所から苦情が来たり、逆に大きなスピーカーの出力を下げてもモニタースピーカーの持つ最大限の音質を発揮できません。
小型のGENELEC 8010Aならば、一般的な防音のない家屋でもその性能を最大限に発揮できるので使用環境を考えると最も良い音で鳴らすことのできる選択になります。
ちなみに小型ですがこの機種でもかなりの音量が出るので、小さいからと言って出力に不満を感じることはないと思います。
とにかく予算は少なく抑えて、早くモニター環境を整えたいという方にはYAMAHA HS5がおすすめ!
今は高いスピーカーとか買っている場合ではなく、予算はないけどとにかく早くモニタースピーカーを設置してきちんとしたモニター環境を整えたいと考えている方にはYAMAHA HS5がおすすめです!
このモニタースピーカーはとにかくコスパが良いので少しでも機材費用を浮かせたいと考えているならこの機種が最適な選択になります。
女性DTMerで一人で設置できるか不安な方には小型で軽いGENELEC8010APMがおすすめ!
女性一人で重たいスピーカーを高い台に設置するのはなかなか大変な作業です。一度設置した後もメンテナンスのことも考えると、落として怪我をしてしまう心配もあります。
そんな方には小型で重量がわずか1.5kgで音質も素晴らしいGENELEC 8010APMがおすすめ!
1.5KGならペットボトル1本分なので設置やメンテナンス、位置を変えたりも楽々にできます!
なんだかんだ言っても安い重たいものを選んで設置の際に怪我をしては大変なので、少々価格は上がりますが健康&安全を一番に考えたら底まで高い出費ではないと思います。
防音設備がしっかり整っていて、低音まで大きな音でドンドン聴けるモニター環境を構築したいという方はGENELEC 8030Cがおすすめ!
やはり低音というのは響きやすく防音しづらいもので、防音環境のない方には8010APMをおすすめしていますが、しっかりとした防音環境があるならばGENELEC 8030C程度のモニタースピーカーで低音をドンドン鳴らしてモニター環境を構築するのがおすすめです。
このクラスのモニタースピーカーになるとかなりの音量が出ます。
設置方法などの手順をしっかり守らないと耳を痛めることもあるのでしっかりと確認して扱うようにしましょうね💡
設置台の共振をどうやって防いだら良いのかわからない方はGENELEC 8010APMがおすすめ!
モニタースピーカーにとって大敵となるのが設置台に振動が伝わることによって生じる共振です。
共振が発生すると本来モニタースピーカーから出るはずのきれいな音がそのままの音で聴こえずに、ある特定の周波数のみが強調されて聴こえてしまいます。
そんな現象を防止するのがインシュレーター(共振防止具)なのですが、これはどんなものでも良いというわけではなくスピーカーの重量や特性にあったものを選ぶことが大切なのですが、適切なものを選ぶのはなかなか大変です。
その点、GENELEC 8010APMや8030Cには、あらかじめメーカーで実験を行って専用に作られた一番効率の良いインシュレーターがセットになって販売されているので、インシュレーターを後から選ぶ必要がありません。
GENELECのスピーカーを購入すればあとは設置するだけ💡共振のことは考えなくても良いのでおすすめです!!
長期的に見て電気代を安くしたいならGENELEC 8010APMがMおすすめ!
GENELEC 8010APM自体の製品価格はやや高めですが、長く使うことを考えるととても電気代がお得になる機種とも言えます。
初期投資は少しだけ掛かりますが、GENELECのモニタースピーカーは耐久性も強く長持ちするので、長期的に見て使えば使うほど電気代がお得になるのは嬉しいポイントです💡
接続のためのXLRケーブルを用意しておこう
GENELECのモニタースピーカーは業務用機器なので、オーディオインターフェイスの接続にはXLRケーブルという業務用のケーブルを使用します。
まだ持っていない方はモニタースピーカーと合わせて購入しておきましょう。
ちなみに、ショップで選ぶ際に「キャノンケーブル」と書かれたものはXLRケーブルと同じものです、迷った場合は店員さんに聞いてみるか、このページで紹介しているケーブルと同じものを探してもらえば使用できます。
モニタースピーカーは左右で2本設置するのでケーブルも2本購入しておきましょう。
オーディオインターフェイスにXLRジャックが無くてモノラルジャックを使用したい人でも変換ケーブルを購入すれば大丈夫!
もし、オーディオインターフェイスの出力にXLRケーブル用のジャックが付いていないという方でも大丈夫です。
そんなときは、XLRケーブルをモノラルケーブルに変換できるケーブルが売っているのでそちらを使うことで解決できます。
こちらも、モニタースピーカー2本を設置するためにケーブルも2本購入しておきましょう。
スピーカーの高さを調節できるスピーカー台を用意しておこう!
モニタースピーカーを設置するテーブルに十分な高さがないと、モニタースピーカー本来の音を正確にリスニングできないことがあります。
そんなときは、モニタースピーカーの高さをかさ上げするためのスピーカー台を用意するのがおすすめ!
モニタースピーカーを設置する高さの目安は?
モニタースピーカーを設置する高さの目安は、モニタースピーカーのツィーター(小さい方のコーン)がちょうど耳の高さになるように設置するのがベストです。
スピーカー台には様々な高さの製品や、高さを調節できるものも発売されているので環境にあったものを選びましょう。
ちなみに、今回紹介したGENELECモニタースピーカーにはインシュレーターがついているので、スピーカー台をDIYで自分で作ってしまうことも可能です。
もし市販のスピーカー台で高さの合うものがない場合は高さを図って自分で作ってしまいましょう💡材料は金属でも木材を使っても大丈夫です。
ただし、スピーカーは重さもずっしりとしていて精密機器なので、くれぐれも台が壊れてスピーカーが落下することのないよう、自分で作る際は頑丈に作ることが大切です。
モニタースピーカーへの雷サージ対策は必ずしておこう!
モニタースピーカーに限らず、パソコンやオーディオインターフェイスにも言えることですが、万が一のための雷サージ対策は必ず行っておきましょう。
付近への落雷によって機械は一瞬で壊れる可能性があります。数百円で数万円の機材を守れる安い保険なので必ず通しておきましょう?
もしパソコンやオーディオインターフェイスなどにも使用する目的で、急な停電時に電源を落としたくないという場合には、雷サージにも対応したUPS(無停電電源装置)を使用するという手もあります。
ホームスタジオDTM用途におすすめのモニタースピーカーランキングTOP 3! のまとめ!
ホームスタジオ用途のモニタースピーカーで求められることは「小さい音でも最大限に能力を発揮できる」ことです💡
大きなスピーカーのほうが音が良いような気がしてしまいますが、大きなスピーカーで小さな音を出して使うなら、小さいスピーカーでMAXまで音量を上げて使ったほうが良い結果が得られます💡
特に低音に関しては、防音設備や音響の設計がされていない部屋では共振の原因にもなるのであまり低音が出ることを重視するのも時と場合によっては良くない結果を伴います。
補足すると、モニタースピーカーと一言に言ってもすべて同じ音がでるわけではないので、どちらにせよそれぞれの機種の特性をきちんと理解して、耳を慣らして、自分の中でモニタースピーカーとして耳を育てる作業が一番大切です。
ということで、使用するお部屋の環境に合ったサイズのスピーカーを選んで楽しいDTMライフを満喫してくださいね^-^b