自宅で歌声を録音する時、スタジオ定番の「Neumann U87 Aiで録音したいけど、高くてとても手が届かない!」なんて悩みはありませんか?
今、他の安いマイクを使っていて満足できていない方は、もしかすると?
なんて、不安を抱えている方も多いかもしれません!
レコーディングは使用するマイクによって完成度の50%は決まります!
大げさではなく、マイクを適当に選んでいる人はそれだけで、既にプロよりも半分くらいクオリティの面で損をしているんです💡
よく、録音後に音を変えればいいや!という方がいます💡
もちろん、録音後に音源をブラッシュアップするためにEQなどで加工できる技術をもっているのは素晴らしいことです! その技術は誇りに思いましょう💡
しかし、そんな方にこそ実は癖がなく原音に忠実に録れる「U87 Ai」が適していることをご存知ですか?
プロのエンジニアはそれをよく理解していているからこそ、スタジオ定番マイクに上り詰めることができた歴史があるんですね💡
実は、何十万円もする高額なマイクは買えないけど良い音で録りたい!という方にぴったりな、格安ながらNeumann U87 Aiの特性にかなり近い「MXL 2003A」というマイクがあるんですよ💡
実はこのマイク、低価格で宅録用途に気軽に使えるハイクオリティなコンデンサーマイクとして数年前から巷で話題になっていて、以前、知人経由で試させてもらった際にその音の素晴らしさににびっくり💡
今回は「安価でU87 Aiの音を手に入れたい!」と考えている方向けに💡
音楽業界で密かに人気の「MXL 2003A」の特性や「Neumann U87 Aiとの比較」などをレビューしていきたいと思います^-^ノ
MXL 2003Aを一言でいえば「宅録で一番コスパが良いマイク」⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾
「MXL2003A」とは?
MXL2003Aには、宅録ユーザーに嬉しい2つの特徴があります💡
これだけなんですけど、もうわかりますよね?
早い話が、2万円でピカピカのNeumann U87 Aiが手に入っちゃうってことです(ちょっと違う)。
このマイクを入手するメリットについても知っておきましょう💡
このマイクを手に入れた瞬間から世の8割の宅録ユーザーにぐんぐんと差をつけ始めたと思ってもらっても大丈夫!
その理由は3つ💡
購入前に多くのマイクを試せない人程、原音に忠実に取れるくせのないマイクを選ぶべきなんです💡
まずは、どんなものか「本体の開封〜設置」風景を紹介します💡 皆さんお手元に届いたつもりでご覧ください^-^ノ
箱をOPEN!内部の梱包はこんな感じ!
箱を開けると中はふわふわのスポンジで囲まれていてしっかりとした梱包になっていますね💡
マイク収納袋は折り畳まれているため、取り出してしばらくは折り目が取れないのがちょっと残念^-^;
豊富なセット!マイク本体にショックマウントが付いてすぐに使い始められる!
マイク本体に加え、スタンドに取り付けるショックマウントまで付属しているので購入後はすぐに使い始めることができます💡
ショックマウントの予備ゴムまで付属しているのもありがたいですね💡
MXL 2003Aには-10dBスイッチが付いている!?
MXL 2003Aを見ると、録音対象の音が大きすぎる場合に感度を落とす-10dBスイッチが付いています💡
MXL 2003AはNeumann U87Aiと同様「ラージダイアフラム」採用のコンデンサーマイクで感度がよく、大音量を入力すると音が割れてしまうのです。
そんなときは-10dBスイッチをONにしてあげましょう💡10dBですから約3倍もの音量を入力できるようになります。
大音量の楽器を録音する際には重宝する機能です!
ローカットフィルターも搭載されている!
MXL 2003Aには便利なローカットフィルターが搭載されています💡
ローカットフィルターを使用すると、録音時に生じる低音域のノイズや、不要な低音域のサウンドをカットできます。後からEQで調節することもできますが、機材のスイッチひとつで調整できるのは便利です💡
ローカットを使用した際の波形変化は、150Hzで6dBの減衰になり、上のグラフのようなイメージになります💡
MXL2003Aってどんなコンデンサーマイク?
マイクタイプ | コンデンサーマイク(ラージダイアフラム) |
---|---|
指向性 | 単一指向性 |
周波数特性 | 20Hz-20KHz |
出力インピーダンス | 200Ω |
S/N比(信号とノイズの比率) | 83dB |
最大入力許容音圧(SPL) | 152dB |
サイズ | 55mm x 195mm、456g |
電源 | 48V ± 5V |
価格 | 22,680 円 |
MXL2003Aは単一指向性に作られ、狙った音を低音から高音まで周波数帯域による味付けがほとんどなくフラットに録音できるコンデンサーマイクです💡
低価格帯のコンデンサーマイクは音に癖のあるものが多い中、20,000円台で購入できる自然な音色で収録できる驚異的なマイクとして、初めてコンデンサーマイクを購入する方からプロの方にまで幅広く愛用されている人気の製品!
スタジオ定番のNEUMANN U87AIの周波数特性に似ていることも人気の秘密!?
また、MXL 2003Aが人気の秘密は、格安でありながらも多くのスタジオで定番マイクとして使用されているNeumann U87Ai(税抜27万円)の周波数特性にがっつり似ているというのも理由の一つ!
実際に音を録音してみると、ドンでもなくシャリでもない至ってシンプルな自然なあのU87Aiの質感にそっくりなので驚きです💡
1つ持っていればどんな録音にも使える、毎回マイクを選ぶのが面倒!という方にピッタリのマイクなんですね💡
MXL2003AとNeumann U87Aiの周波数特性をグラフで比べてみよう!
グラフ中の赤線は2003A、黄色線はU87Aiの特性を表しています💡
価格差が25万円もあるのでそのまま比較するのは少々酷な気もしますが、まずは周波数特性を比較してみましょう💡
Neumannは素直で癖がなく得意不得意がない!
まずはU87Ai(黄色)ですが、全体的にフラットなグラフで、特に高音域は6kHz付近までフラットでほぼ味付けのない素直な音が録れる特性になっていることがわかりますね💡
市場のマイクの多くは良くも悪くもキャラクターを持っていてそれを上手に使い分けるわけですが、U87Aiはできるだけキャラクターを少なくして得意不得意を無くしたマイク、つまりどのような用途にも使いやすいというのが最大の売りです💡
癖のないマイクはマイキングで音を作りやすいため重宝する!?
癖のないマイクを使用すると、女性ボーカルでも男性ボーカルでも、楽器でも、良い音も悪い音もすべてそのまま発せられた音が録音されます。
つまり音のキャラクターはマイキングによって音を調整して作られるのです。
いくつもの特徴のあるマイクを用意して使い分けるのは有効な手段ですが、数少ないマイクを選ばなければならないというときにはやはりこのような癖のないマイクが有力候補になります💡
MXL 2003Aも負けてないくらい均等!
グラフを見てみると、なんとMXL 2003Aもスラーッとしたフラットで、高音域も4kHzくらいまではほぼ均等!!癖が全くありません💡
1つ特徴的な点を述べれば5kHzが3dB(約1.3倍ほど)ほど高くなっているというところですが、範囲も狭くEQでサッと下げてあげるだけで完全なフラットになります。
この特性を知っていれば使いやすいというのもこのマイクの良いところですね💡
U87Aiの音により近づけるためにはどうすればよい?
U87Aiの方は「50Hz以下の低音」や「16kHz以上」の不要な帯域を予めカットしているようです。
さらに、グラフを見ると「140Hzと2kHzを-1dBずつ」、そして「5kHzを-3dB」削って「8~9kHzを+2dB」をすれば数値の上ではさらにU87Aiと似た音色で録れるということになります💡
2万円台でこれだけのコンデンサーマイクが手に入るのはすごいこと!?
と、ここまでにMXL 2003Aについて紹介してきましたが、もう一度確認しておきたいのはこのマイクが22,680円という格安で購入できる製品だということ💡
安価で購入できるマイクの多くが高音域が強かったり、低音が籠もった印象になるのに対し、2003Aはクリアで原音に忠実な音で自然な音を拾ってくれます💡
今回紹介した2003Aと同じようなパフォーマンスを実現できるマイクといえば他にAudio TechnicaのAT4050などが思い浮かびますが、こちらは75000円と3倍以上の価格!
マイク選びで、安くてU87 Aiに近いコンデンサーマイクが無いかなと探している方は、この最高のコスパを誇る「MXL 2003A」が最高におすすめです^-^ノ