この記事は作詞家:つのだゆみこさんによる寄稿でお送りいたします💡

いつも作詞のノウハウ記事を書いてくださっているつのださんが、この度なんと!?作曲(DTM)をはじめることになりました💡
この記事では、作詞家さんが初めてDTMを始める目線から、DTM初心者が難しいと感じたこと、苦労したこと、最初に乗り越えたことなどをこれからDTMを始めたいと考えている方向けにお送りする内容になっています💡
長年DTMをやっていると忘れがちな大事なポイントを改めて初心者目線でお伝えできればと思います^-^ノ
▽それでは本編のはじまりです💡
作詞家の私がなんと作曲(DTM)に挑戦してみました!?
作曲して、それをちゃんと作品として残してみたい!そう思い立って飛び込んだパソコンでの作曲の世界は、本当に知らなすぎて笑っちゃうくらい使われる言葉さえもちんぷんかんぷん!です。
でもでも、諦めたらそこで終わり。できるようになるかどうかの自信なんてないけど、諦めない自信だけは不思議にありそうだから、そのうちなんとかなるだろう♪♪ってゆっくりでも一歩ずつ頑張って覚えようと思います!私の大切な初めての1曲ができるまで♪

もう初めから難関ばかりで悪戦苦闘の連続!そんな私と同じような作曲(DTM)が初めての方に、私が難しかったところ、つまずいたところを紹介しちゃいます。
作詞家の私が作曲を始めたいと思ったきっかけは?果たしてできるだろうか?
作曲の方法っていろいろあって、昔は、譜面に手書きだったり、ギターやピアノを弾きながらだったりしますよね。でも、最近はパソコンで音楽を、メロディを創って発信する時代になっちゃってるんですよ。
作詞をする時も、そのパソコンで創られた曲を聴いて作詞をするので、パソコンでこんなの創れるんだ!って毎回実感するし、スゴイなぁ~って思ってました。
こうやって普通に文章を書いたり、作詞をしたり、HPを始めたりして、ほぼ毎日パソコンは使っているけど、そのパソコンを駆使して作曲するなんて私には無理だって思っていました(作曲や編曲にはすごくお金もかかるってことも聞いているし)。

でもなぁ、実はやっぱりやってみたい!!
- 作詞の仕事で曲を聴いていたら作曲の工程(DTM)に興味を持ったことがきっかけ💡
- 難しそう!大変そう!お金もかかる!?と思いつつもその思いは募っていくことに💡
作詞をやっているとメロディが浮かんでくることがある!?
詞先の作詞をする時は、言葉と一緒になんとなくメロディも浮かんできていて、でもそれはすぐ忘れて消えてしまうんです。
それを残してみたいって思ったのと、言葉が無くて作曲したら自分からどんなメロディが出てくるんだろう?という興味もあります。
そこで、エイヤー!!っと思い切って作曲を始めることにしちゃいました♪

かなり無謀な挑戦の始まりです。

大丈夫💡みんな最初は初心者からスタートですよ〜💡
- 詞先の作詞をしていたらメロディが浮かんできて、それを残したいと思った💡
初心者の最初の疑問!? DTMとDAWの意味は?何がどう違うの?
もう、初歩の初歩、こんな言葉も正確には知らなかったんです。
DTMって何なんだ?!
DTM、これは「Desk Top Music」の略なんだそうです。つまりパソコンを使って音楽を作ることをDTMというらしい。机の上の音楽。

うん、だからPCとかを使ってやるんだね。ギターなんて机の上に置いたら弾けないし、かといって小さな縦笛なんかだって置いたら吹けないし(笑)そういうことじゃないのは知ってます、はい♪
ちょっと脱線したくなっただけ。。
・・・と言っても、ただパソコンだけじゃ当然できやしません。
DTMをやるにはパソコンのソフトが必要!?
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DTMを勧めてくれた音楽仲間からはCubaseというソフトが有能だよ!自分もCubaseを持っているから教えることもできるし・・と言われました。

有難かったです、すごく。
そこで、Cubaseの価格を調べてみました。
もちろんピンからキリまであり、初心者用からレベルの高いものまで。初心者用を買うにもある程度の投資は必要になります。

ん〜、ゲットしてもレベルが高すぎて扱えなかったらどうしよう??? 果たして覚えられるんだろうか??
最終目標は作曲も作詞も全部自分で創りたい!
最終目標は自分で作詞作曲した作品を自分で全部創ってコンペに出す!なんだけど・・

うぉ~!!!
大きく出ちゃいましたが、言わないとめげちゃうかもなので、壮大な目標くらいがちょうどいいかなぁ~と。
半年、1年、3年・・・どのくらい時間がかかるかはわからないけど、いつか、多少なりともできるように・・♪
DAWって何なんだ?!
なんとなくDTMの意味がわかってきたところで新しく出てきたDAWって言葉。

なんだそれ??DTMと似てるような?違うような?
・・で、調べてみると、
DAWは「Digital Audio Workstationの略」
だとか。
- デジタルで音声の録音、編集、ミキシング、編曲など一連の作業がでるように構成された一体型のシステム。

ん~・・・DeskのDじゃなくて、DigitalのDなのね・・もう全くややこしい(苦笑)
DAWってつまりDTMの作業が全部できるソフトのこと!
で、オーディオのワークステーションってことは、その作業を全部できるもの(音楽ソフト)なんだね。。ちょっと納得。

DTMに必要なDAW(音楽制作用のソフト)・・・あ、そっか、それが勧められたCubaseってソフトなんだ!!
まだまだわからないことだらけ・・・こんな初歩的なこともわからないところからできるようになるんだろうか?

・・ちょっと本格的に挫けそうです(苦笑)
Cubaseをゲット♪
2019年6月3日。 な、な、なんと思いきってCubaseを購入しました!!
Cubase初心者、初めの初めのDAWは

でもでも、こうしてゲットしちゃいました!と言えるようになるまでが本当に本当に大変でした。初心者ならではのものすご~く長い道のりを聞いてもらえますか?
Cubaseのダウンロードができない!?どうして!?

実は……ダウンロードなんてすぐできると思っていたんです。
それが大間違い!!・・・甘かった・・・。
え〜何故?
ダウンロードしてデスクトップにCubaseのマーク?もちゃんとあるのに、
クリックしてもエラーになってしまいます!何回やっても何~んにも出てきません!
私のパソコンが古いから(Windows7)なのかな?って思ったけど、でも確か対応してるはずだし。

elicenser*をクリックしてアクティベーションコード(シリアルキー)を入力するのですが、入力してもパソコン内には保存されてないと非情な一言が繰り返されるだけ。。
もう・・・ダウンロードしたのに、何がいけないの~???と本当に半泣きだし、お手上げだし!!
- Steinberg製品のライセンスを認証するための通信ソフトのこと💡
ダウンロードできない理由を探すことに!?

う〜ん、きっと何か理由があるはずだと思い、必死で考えてみました。
(ソフトも高かったし)
(可能性その1)パソコンの容量が足りないから?
まず最初に、「パソコンの容量が足りないからダウンロードできなかった?」と素人考えで思って、ゴミ箱を空にしたり、使わないものを削除したり、USBに移動させたりしてパソコンの容量を増やしても全然ダメ!!
(可能性その2)ウイルスセキュリティソフトが邪魔してるから?
調べていると、ウイルスセキュリティソフトがダウンロードを邪魔する場合もあるとか。ん?そうなのかな?
一時停止するやり方を探して停止させた後でクリックしてみたのですがダメでした。

もう、この時点でくたくたに疲れ果てちゃって、数日、放置してやりました(笑)
Cubaseのダウンロードがなんとかできた!
さて、数日後、オシッ!っと気合を入れなおして。今度こそ!
そう思って、ネットをくまなく探して、目を皿のようにして、くまなく読みました。そしたら、な、なんと
ああ、もう目からウロコな情報発見!!
- まず、アンストールして、
- セキュリティソフトを休止させてから、
- もう一度新しくダウンロードする。
そうだったのね♪

一度アンインストールしなきゃダメだったんだ!!
知らないってホント恐ろしいです。
さて、今度はちゃんとインストールできるかな?ドキドキでしたが、やってみました。
試してみた手順はこちら!
- Cubase Elements 10のアンインストール
- Windowsのスタートメニュー >「すべてのプログラム」から「Steinberg Cubase Elements 10」 の「アンインストール」をクリック。
- eLicenser Controlをアンインストール
- Windowsのスタートメニュー >「コントロールパネル」>「プログラムと機能」のプログラムの中から「eLicenser Control」を右クリックし、「アンインストールと変更」をクリック。
- 念のため、PCを再起動。
- ウィルスセキュリティソフトの動作を完全に停止(インストールする前に全部停止)。
- Cubase Elements 10 をインストール。
- Cubaseのインストーラーは残っていたので、そこからインストール。
- インストール完了後、Windowsのスタートメニュー >「すべてのプログラム」
- eLicenserからeLicenser Control Centerをクリック。
- eLicenser Control Centerを起動。
- アクティベーションコードを入力.
- 完了~!できた~!(お、危ない、ウィルスセキュリティソフトの動作を再開)
やっと、やっと、ダウンロードできました!これでCubaseをちゃんとゲットです♪

ここまで来るの、本当に長かった(涙&笑)
音を鳴らさないと始まらない!Cubaseの初期設定をやってみる!
ダウンロードしたからには、作曲に向かって一歩ずつ前進していこう♪と早速準備に取り掛かりました。

ここからはCubasで新しいプロジェクト(新規ファイル)を作って音を鳴らすまでの話になります。
新規プロジェクトの作り方と保存のしかたを覚えなきゃ!
新規プロジェクトとは何かの新しい計画のことではなく、新しい製作用の楽曲ファイルの事です。これがないと、創っても残せないので、必須ですね♪
試してみた手順はこちら!
- 上にあるメニューバーの1番左のファイルをクリック
- 一番上の新規プロジェクトをクリック
- 出てきた画面(steinberg hub)の左上のその他をクリック
- 出てきたEmptyをクリック
- 右半分の下にある規定の場所を使用のところにチェックを入れる
- 規定の場所を設定という画面(Window)が出る
- 保存先の場所を指定する(私の場合、デスクトップに新しく専用フォルダを作成)
- これで、プロジェクト(製作用ファイル)の作成と保存が完了です♪
メニューバーから新規プロジェクトを作成!
♪上記が画面の1番上にあるメニューバーです。この1番左がファイル。
Steinberg hubでプロジェクトの保存先とプロジェクト名を決めて作成完了!
♪上記は3、の画面(steinberg hub)です。最初見た時は何をどうしていいやら??でしたが、左半分は使わないとの事で、ちょっとだけ気が楽になりました。

やっとできました!さて、これで次に、音にとりかかれます。
とりあえず内蔵音源があるらしいので、それを使ってやってみようと思ったのですが。。
どうやって音を出す設定をするんだろう?
音が出るようになるには・・・デバイス設定を・・

デバイスってなに?
デバイスとは(「特定の機能を持つ道具」を表し、転じてパソコンを構成するさまざまな機器や装置、パーツを指す。)
デバイスが見つからない?

どこにあるの?
開いてるCubase elements 10のどこにもデバイスって言葉が見当たりません。
初心者だからわからないのかな?またまた超パニックです!
また、放置したくなっちゃいました・・・
Cubace Elements 10 でデバイスが無いのは何故?
いやいや・・と気を取り直し、いろいろなネット記事をみているうちに・・・・
つ、ついに!!!!!

ありました~♪
「デバイス設定が見つからない」って質問記事!
そ、そ、それです!!私がまず知りたかったのは!!
なになに?
- 「デバイス設定」は「スタジオ設定」に変わりました。
- 「VSTコネクション」は「オーディオコネクション」に変わりました。

メニュー・バーの「デバイス」は「スタジオ」に変わりました・・・
そうだったのか~。デバイスが無いんじゃなくて名前が変わっただけだったのね!
いつから変わったんだよ~・・初心者を路頭に迷わせないでよ~

もう・・え?を100回言いたい気分(苦笑)
いろ~んなとこ、そこらじゅうクリックしまくったのに無かったのはそういうこと、見つからなくて当たり前だったのね。ちょっと脱力感(笑)

でも、見つかって良かった!ふぅ~、やっと1つ解決♪
試してみた手順はこちら!
- メニューバーのスタジオをクリック
- 1番下のスタジオ設定をクリック
- 左側のデバイスと書いてある中にあるVSTオーディーシステムをクリック
- Generic Low Latency ASIO Driverに設定(内蔵音源を使用)
♪1はこのメニューバーの左から8番目にあるスタジオをクリックです
これでcubase と オーディオインターフェイス(私の場合は内蔵のもの)の設定がセットできたようです。

ホッ♪
ホ〜ッ♪
さ~て、ちょっとは安心したけど、本当に音が出るのか心配です。設定したのだから音は出るはずですよね?
大丈夫かな??
インストゥルメントトラックを作って音源を選ぶ!
さ~て、音を出す設定を勉強して覚えなきゃ♪です。Cubaseで音を出すには新しくトラックを追加する必要があるのですが、基本はインストゥルメントトラックでOK♪
試してみた手順はこちら!
- 入出力チャンネルの枠内を右クリック
- インストゥルメント トラックを追加をクリック
- ポップアップで「トラックを追加」という枠が出現するので、「トラックを追加」をクリック(画像アリ)
- HALION SONIC SE(内蔵音源) の音色を選ぶ画面が現れる(画像アリ)
- 例えばpianoをクリック(どんな音色でもOK)
- その下のpianoの種類をダブルクリック
- 画面の左の欄にその音色(pianoの種類)が記載される
- 画面の下に鍵盤が出てくるので、そこで選んだ音色を確認しながら、いろんな音色を試せます♪
4で現れたトラックを追加のポップアップ
5~8を設定する画面です
これで音色を読み込んだので右上の×で音色を選ぶ画面は消して大丈夫だそうです。
恐る恐る「×」をクリック・・

よかったぁ~♪
もう一度、音色を選ぶ画面を出したいときは?
再度、音選びの画面を表示したい場合は、左側のinspectorという枠の真ん中より少し上にあるHALION SONIC SEの斜め下のピアノマークか、入出力チャンネルにあるHALION SONIC SEのインストゥルメントを編集をクリックすればいいそうです。

やっと音が出るようになりました。
やっと音が鳴るよ〜♪鳴ってるよ~!!
なんだか安堵と感激で数分間放心状態(笑)
音も出るようになったし、さぁて、次はいよいよMIDIトラックに打ち込みです。
いよいよ、ワクワクなMIDI打ち込みを開始です!
音も出るようになって、初めから音の出るところまで繰り返し繰り返し練習しました。
まだまだわからないことが山盛りですが、とりあえずキーエディター(ピアノロール)を使いこなさないまでも、使い方を覚えないとです!

先ずはMIDIイベント(音を入力する為の箱や枠のような書き込む場所)を作ります。
試してみた手順はこちら!
- ツールバーから鉛筆を選んで、入出力チャンネルと書かれてる欄の下にトラック名があるので、その横にMIDIイベントを鉛筆で何小節か作る。(画像アリ)
- 作成したMIDIイベントをダブルクリック
- キーエディター(ピアノロール)が出る(画像アリ)
鉛筆ツールを選んでイベントを作成してみた!
1のツールバーです。鉛筆マークがありますよね。
トラック上で鉛筆を右に向かってギュイ~ンと動かします。すると、鉛筆の動きと共に色が多少変わりますよね?!

これが、そうです、MIDIイベントです♪
イベントをダブルクリックするとピアノロールを開ける!?
作成したMIDイベントをダブルクリックでキーエディター(ピアノロール)が出現します。

やっと、やっとです♪
これで作曲が始められます。
先ずはキーエディター(ピアノロール)の扱いを少しずつ覚えなくちゃ!です。

頑張ろう♪
~ 続く予定 ~