超謎解き!DTM探検!!第7回は「曲にパーカッション(打楽器)を足してみよう!」について紹介していきます!!
パーカッションを足すことで、曲がより楽しく賑やかになってきます💡
第7回ということで、リズム楽器はもっと早めに入れたほうがいいのでは?と思う方もいるかと思います。
実は、第6回までにパーカッションを使わなくてもリズムを表現したり、盛り上がりを表現できることを知っていただきたかったのでパーカッションを最後に入れることにしました💡
パーカッションにすべてのリズムを頼ってしまって、他の楽器での作曲技術(表現)が乏しくなってしまうのを避けるためででもあります^-^ノ大事なことですね💡
それでは、前回までに作った曲にパーカッションのリズムを足して、曲を最大限に盛り上げていきましょう!!
パーカッション(打楽器)とは?
パーカッションとは、「打つ&擦る&振る」の3種類の方法をつかって音を出す楽器のことです💡
ただし、弦楽器や管楽器、鍵盤楽器はパーカッションに含まれないことになっているので覚えておきましょう。
皆さんがよく知っている、シンバルやトライアングル、太鼓、ティンパニ、ドラムセット、木琴、鉄琴、チャイム、鈴、ウィンドチャイム、ハンドベル、マラカス、手拍子などもすべてパーカッションです💡
パーカッションのイメージはつかめましたね💡
主なパーカッションの使い方
パーカッションの使い方は主に3つあります!
1つは曲中のリズムをサポートする役割で、背景で常にタカタカシャンシャンと鳴らす使い方です。
2つ目は音程のある楽器でメロディを重ねて演奏する、メロディのサポート役としての使い方です。
そして3つ目は、曲中のここぞというところで登場する、曲の盛り上げ役です。
もちろんパーカッションがメインとなってメロディを演奏することもありますが、サポート役として考えた時に3つの役割があると覚えておきましょう💡
作った曲にパーカッションを入れてみよう!
それでは、この3種類の使い方を意識しながら、前回までに作った曲へパーカッション楽器を足してみましょう💡
ここでは次のサンプル曲を使って実践していきます💡
パーカッションを入れた完成例
実際にパーカッションを足した例を紹介します💡
今回、サビの部分だけを組み立てているので始まり部分が中途半端なのですが、パーカッションを使うことで繋いでカバーしてみました。
パーカッションを入れることで曲が明るくなったり、金属音が入ることによってキラキラさせることもできますね💡
パーカッションには先ほど紹介した3つの要素を入れています。
メロディにハモリを足したバージョン(追加)
伴奏がこれだけ盛り上がっているのにメロディがトランペット1本というのはちょっと寂しいですよね💡
なので急遽トランペットをもう一本使ってハモリを足してみました💡
ハモリの付け方については次回で補足しようと思います。
それぞれのパーカッション
それぞれのパーカッションをどのように使っているか見ていきましょう💡
大太鼓&小太鼓
大太鼓と小太鼓はよく登場する組み合わせですね💡
中盤ではよく吹奏楽のマーチで使われる単純なフレーズを使っていて、大太鼓で拍表(ダウンビート)、小太鼓で拍裏(アップビート)を叩いて演奏しています。
小太鼓はポイントとなる箇所にロール(連打)を入れています。
シンバル
シンバルは大きな1発の他、リズム楽器として弱く叩いて使うこともよくあります。
この曲にも両方の要素を取り入れているので探してみてくださいね💡
チューブラベル
ハンス・ジマーも大好きなチューブラベルを使ってみました。チューブラベルはリズム要員と盛り上げ役の2つの役割で取り入れています。
鉄琴(グロッケンシュピール)
グロッケンは後半からさり気なく入ってきます💡 出だしはトリルから始まってそのままオクターブでメロディを演奏しています。
ということで、グロッケンの役割はメロディサポートと盛り上げ役ですね💡
曲の途中から楽器を追加するときは、このようにトリルで入ったり、対旋律のフィルインとして加えていくと自然に足すことができるので覚えておきましょう💡
初めてのDTM作曲編まとめ
今回で「初めてのDTM作曲編」が完結となります💡
「曲」が成り立つための最少の要素とは何か?皆さんに伝えることができていたら今回の入門編は成功です。
途中、少し細かく説明しすぎた箇所もありましたが、今はすべて覚えていなくても大丈夫です💡
それと、今回の仕上げではメロディに関してはややもの足りず、トランペット1本だけというのは実践ではあり得ない構成ですよね。
もう少し楽器を重ねたり、はもりを付ける方法について書いても良かったのですが、あくまで入門編ということで、この2つについてはまた実践編で取り扱おうと思います💡
ということで、超謎解き!DTM探検!!「初めてのDTM作曲編」、7回に渡ってご視聴くださった皆さまありがとうございます^-^ノ 実践編でまたお会い出来ることを楽しみにしております💡