安い楽器と高い楽器って何が違うの?失敗談&安い楽器の選び方とより良くする方法について!

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 新しく楽器を始めたいと思い立ったら悩むのが楽器選びですが、もちろんみなさんできれば安く、きちんと練習できるものが手に入ればいいな〜って考えますよね💡

 でも、そういえば安い楽器と高い楽器ってどんな違いがあるのでしょう?

 材質? ブランド? 手作りか機械生産の違い? 音色や音量の違い? 弾きやすさ?

 今回は、そんな安い楽器と高い楽器の違いや、過去に格安すぎる楽器を購入して失敗した体験談、そして安い楽器をより良い状態で使うための活用法などについて紹介します💡

 これから楽器を購入しようと考えている方は楽器選びの参考にしてみてみてください^-^ノ

安い楽器と高い楽器って何が違うの?安いからって悪いわけじゃない!?

 まずは安い楽器と高い楽器って何が違うの?について注目し、安いからといって必ずしも悪いわけではないということも知っておきましょう💡

安い楽器と高い楽器の違いはこちら!

 安い楽器高い楽器
ブランド・無名メーカーや、大衆向けメーカーが作っているもので競争のため価格が下がっている場合がある!・バッグなどと同様、高級イメージのあるブランド名によって価格が上がっていることが多い!
材質・合板やプラスチックなど代替品で作られている場合がある。
・楽器の種類によっては良い材質のもので作られていることもある!
・厳選された素材を使っている場合が多い
・丁寧に塗装されていたり装飾品がついていてそれが高い場合がある。
製法・大量生産がほとんど。・職人が作っている!
・大量生産の場合もある。
音色・良いものもたくさんある!
・粗悪品をつかさまされるとかなりやばいかも。
・当たり外れもあるが、粗悪品はほぼない
・よく響く材質を使っているので音が大きい個体が多い!
演奏のしやすさ・安くても演奏しやすいものもある
・粗悪品を購入するとかなり演奏しずらい。
・演奏しやすい個体が多い!
楽器を手放す時・中古ではほぼ売れないと考えたほうが良い。・中古でも比較的高く売れる!

 安い楽器と高い楽器の違いはこんな感じでしょうか💡こうして見ると楽器選びもバッグや財布選びと同じなのかな?と思いました。

 確かに高い楽器は良い素材が使われていて老舗のブランド力があり安心感がありますね💡

 でも?安い楽器でもブランドが大衆向けなだけで同じ素材を使っていて安い場合があったり、安くて大量生産されていてもきちんと検品はされていますし、なんと言っても器には個体差があるので安くても高い楽器と同等の性能のものを入手できる可能性は大いにあります💡

安い楽器のメリットとは?

 先程も書いたように、大衆向けメーカー製品で素材が良いものを見つければ安い楽器でもきちんとした音が鳴るものがたくさんあります💡

 また、このような安くて良質な楽器は初心者が気軽に楽器に触れて練習を始めるのにも最適です💡

 ただし、格安楽器の中には作りの粗い製品もあり、本来の楽器の音(?)が鳴らなかったり練習に使いにくいものも存在します。

 予算は少ないけど楽器を始めたい!と考えているなら、候補となる楽器の材質について調べたり、実際に演奏されている音を必ず聴いてから決めましょう💡

高い楽器のメリットとは?

 高い楽器のメリットは、やはり細かいところまで精巧に作られいて音色も優れたものが多く、失敗があまりないというところでしょう💡

 多くのプロの方が初心者に高い楽器を勧めるのは失敗して欲しくないという強い思いがあるからです。

 また、高い楽器にはブランド力があるため、もし途中でやっぱりやめた〜っとなって中古で手放すときでもあまり価値が下がることはなく、安い楽器1個分くらいの差額で売ることができます。(壊さなければね!)

格安の楽器を買って失敗してしまった体験談!

 作曲をやっていると、ついついこの楽器はどんなものかと色々な楽器を手にしてみたくなるもので、そんな僕も過去にかなり安い格安楽器を購入して盛大に失敗しております‹‹\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/››‹‹\( ´ω`)/›› 

 今回はそんな中からいくつか、これはやってしまった〜>< 残念な失敗談を紹介したいと思います💡

バイオリン編(弦が硬すぎてびっくりした)

 これはその昔、1万円のバイオリンを購入したときのお話です(ㆆᴗㆆ)b

 バイオリンって楽しそう!葉加瀬太郎の曲とか弾きたい(軽い)、そうだ💡バイオリンを買ってみよう!

 そんな軽いノリでバイオリンを探していると、「ジャジャーン!初心者セット9,800円!チューナーから教本、松脂までがすべてセットになって誰でも気軽に始められます!」的なのを発見したのです。(セットでこれだけ安いのですから本体は一体いくらなのでしょう。)

 思わずキャッチコピーに惹かれて格安のセットを購入してしまいました。

音は鳴る、しかし!?

 届いて早速試してみると、うん、確かに音は鳴る!?

 でも、弦がとても硬いんです。バイオリンって、こんなに弦押さえるの大変なの?って、思っちゃいますよね?

 それはもうアコギにヘビー弦を張ったかそれ以上の硬さがバイオリンの細い弦から伝わってくる感じ。

後日談♪

 やっぱりどこかおもちゃな感じがしたのと、弦の疑問を解決したかったので、今度は一般的な価格帯の中古を探しにショップへ行きましたm(_ _)m

 すると、見覚えのあるメーカー製で状態の良い中古バイオリンがショップに並んでいて、弦を押さえてみると「や・わ・ら・か・い」!

 どうやら格安バイオリンにはかなり硬い弦が張られていたようで、これが勘違いの元!

 ともあれ本物のバイオリンを触ったらもう格安バイオリンには戻れません。

 中古バイオリンを購入して、格安バイオリンはというと弦を交換した上で、ちょうどバイオリンの構造を学びたいという友人がいたので譲ることにしました💡

ここから学習したこと!

  • 格安すぎる楽器は最初のコンディションが良くないこともあり、きちんとメンテナンスしたりパーツを取り替えないと練習がきつい!
  • 弦を交換するだけでもこんなに変わる?メンテナンス次第では格安の楽器でも練習できる環境は作れるかも!?

エレキベース編(ノイズがひどすぎて使えなかった)

 これは以前、1万円の(また安い)格安エレキベースを購入したときのお話です。まだ懲りておりません(ㆆᴗㆆ)b

 DTMでベースを入れたいな〜。でも、あくまで今使っているベース音源よりも生っぽい音が入ればいいし、そうだ💡安いベースを一つ買ってみよう!

 そう、このベースはあまり良く考えずにノリでポチッとネット通販で購入してしまったのです。

 早速ベースが届いてアンプに繋いでみると、「ジジジーーーーーーーー・・・・」。

 ん、あれ?おかしい、いつも使っているエレキギターはこんなにノイズが入らないぞ?^-^;(なにか設定がおかしいのかな?)

 それからノブを回してみたり、ゲートを通せば無音時のノイズはなくなるけど、演奏しだすと普通に気になるレベルでとてもクリーンなベースの音ではない・・・。

 結局まともに練習する気にもなれず、そのままお蔵入りになり、安いから良かれと思って購入した1万円はパーになってしまいました。(今こうして記事のネタにできるのでOK⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾♪)

後日談♪

 それから数日後、他のベースを探しにクロサワ楽器横浜店へ行き、試奏させていただいて音を聴いた瞬間これだ!と思ったのが今も愛用しているFGN(フジゲン)さんのエレキベース!

 もう音が全く違いました。ちなみにフジゲンさんは国内メーカーでとても安い!のに素晴らしい楽器を作られているメーカーです💡

 海外から買い付けにくる方もいるくらい人気があるので、安くて良いベースを探している方にはおすすめですよ💡

ここから学習したこと!

  • さすがに相場より安すぎる楽器はもうやめよう!と思った!
  • 楽器はきちんと音を聴いてから購入しよう!
  • もうちょっと評判を調べてから購入しよう!

ウィンドチャイム編(サスティンが短くてキラキラ感がなかった)

 これは以前、2,000円程のウィンドチャイムを購入したときのお話です。

 ウィンドチャイムは曲中にきらきら〜んっ☆しゃららら〜んっ☆っと入れるととても綺麗で、DTMの音源を探してもあまりなかったので楽器を購入することにしました。

 さすがに今までの経験で格安の楽器でもう次は!と思ったのですが、またやってしまいましたm(_ _)m製品が悪いわけじゃなく、思ってた音と違ったという失敗です。

 ウィンドチャイムって金属の棒が下がっている構造で、有名メーカーのデモが聴ける楽器となると1〜2万円くらいするんですよ💡

 音がいいのはわかってるけど、う〜ん、ということで比較的作りが良さそうでレビューも良かった製品を購入しました。

す・る・と💡

 あれっ、全然きらきらしない(。’-‘)・・・・・・。しかもサスティン短い・・・。

 2度あることは3度・・・。

後日談

 もうここまで来たら買いますよm(_ _)m ということで実際にデモを聴いて素晴らしい!と感じた製品を購入しました。価格は2万円程(高い)。

 さすがにちょっと使うには高すぎる買い物だったので考えた末に、そうだ💡そういえばウィンドチャイムのフリー音源はあまりなかったから音源にして皆さんに使ってもらおう!ということで誕生したのがこのサイトで配布しているThe WindChimeでした⁽⁽ ◟(∗ ˊωˋ ∗)◞ ⁾⁾良い買い物になりました💡

ここまでに学習したこと!

  • 失敗しても学べるからそれは失敗じゃない!(?)
  • 失敗すればするほど最終的にもっと良いものと出会える!良いものが良いとわかる!
  • つまり、積極的に失敗しよう!(?)

楽器の種類ごとに見た、安い楽器と高い楽器の“差”と活用法について!

 これまでに格安の楽器での失敗談を紹介しましたが、安くても良い楽器だってたくさんありました💡

 ここからは、楽器の種類ごと安い楽器と高い楽器の差や、安い楽器を選ぶ際のポイントやよりよい状態にカスタマイズ方法について紹介していきます💡

各楽器の価格ごとの違いや選び方、安心できる最低価格など!

 安い or 高い の違い安い楽器の選び方&活用法
アコースティックギター 

・材質の違い
・個体差やメーカーごとに音色の特徴があり価格差よりも大きい
・価格による弦高の違いはなく、どちらも初期状態では押さえるのに力が必要!

・トップ材が単板、側板と裏板が合板で安い機種は音が良い
・国内メーカーなら作りが安定している!
・弦を交換すると演奏のしやすさや音が変わる
・25,000円以上の製品を選ぶのがおすすめ!
エレキギター ・ベース・材質の違い
・格安のものはノイズが多いこともあるので注意!
・購入する前にノイズチェックは絶対!
・弦を交換すると演奏のしやすさや音が変わる
・40000円以上くらいの製品なら安心
・フジゲンというメーカーがおすすめ!
バンジョー・リゾネーターの有無
・格安のものはリゾネーターがついていてもバンジョーの音がしないことがある。
・リゾネーターの音を確認してから購入しよう
・リゾネーターの音が良くない場合は取り外してオープンバックバンジョーとして使用するのがおすすめ
・60,000円以上のものがおすすめ!
ハーモニカ・材質の違い
・価格によるハズレはほぼない!
・Suzukiのハーモニカが安くて品質も良くおすすめ!
擦弦楽器・材質の違い
・仕上げの高級感がかなり違う!
・弦を交換すると演奏のしやすさや音が変わる
・松脂を違うものに変える
・弓を変えるのも1つの方法!
金管楽器・管の溶接や太さの精密さ
・抵抗感の違い
・唇の振動で音をだすので比較的左右されにくい!技術が大事な楽器
・マウスピースをブランド品に変えたりカスタマイズできる
・各管でピッチが合うものを選ぶ
・YAMAHAのような国内メーカーなら失敗がなく安心!
木管楽器・材質の違い
・材質によって音色が変わる
・リードを変えると音が変わる
・YAMAHAのような国内メーカーなら失敗がなく安心!
ピアノ・材質の違い
・本体の大きさの違い
・調律を直したり、鍵盤の重さを変えることで調整できる!
電子ピアノ・鍵盤の重さ
・鍵盤の数
・鍵盤のサイズ
・音源の種類
・鍵盤の数やサイズ、重さによるタッチの違いをよく調べてから選ぶ!

安い楽器と高い楽器って何が違うの?失敗談&安い楽器の選び方とより良くする方法について! のまとめ!

  • 安い楽器が安い理由には、メーカーが大衆思考で競争のために価格を下げていたり、材質を安い材質に変えたり、機械で大量生産してコストを下げている場合もある!
  • 安くても良い材質を使っていたり音の良い当たりもたくさんある!
  • 安くて良い楽器と巡り合うには知識を蓄えて自らの足で旅に出て、音を聞いて、触れて探さなければならない!
  • 相場を大きく下回る格安の楽器は失敗してしまうこともある!
  • 失敗の数ほど良いものの良さがわかるようになる!

 楽器の購入は、何も考えなくても気がついたら運良く良い楽器を持っていた、なんてこともあれば、なかなか価格と実用性の条件にあったものが見つからないこともあります💡

 でもこうして振り返ってみると、なにも楽器を購入できるのは1度だけではない💡最初から最高の楽器を見つけようとしなくても良いんじゃないか?と思えますね💡

 初心者の方にとって最初に持った感触も大事ですが、その楽器が当たりにせよハズレにせよ、続けたい思いがあれば続けるし、そうでなければやめてしまうのは同じ💡

 楽器を長く続けていけるくらいの思いがあれば、最初はどんな楽器から始めても良いのかなと思いました^-^ノ