DTM用マキシマイザー&リミッターのおすすめを紹介!使いやすい&見やすい&音がきれい に注目!

 音量がピークを超えないために音楽製作の現場で必ず用いられるリミッターですが、実は一定以上の音を圧縮するという性質上、機種によって音質の変化がかなり異なることをご存知でしょうか💡

 また、最近ではよりグラフが可視化されて圧縮前と圧縮後で波形の変化が見やすい製品が登場したり、より音質の変化が少なくクリアに圧縮できたり、リミッターも日々機能や音質が向上を続けています💡

 以前はリミッターとマキシマイザーは区別されていましたが、最近では、ほとんどの機種で音量をOut ceiling(天井)で抑えるリミッター機能と、Gainを持ち上げるマキシマイザー機能を共に備えていますので、リミッター、マキシマイザーどちらを選んでも同じことができます💡

 今回はそんなリミッター(マキシマイザー)の中でも、DTM用途に「使いやすい」「見やすい」「音がきれい」に注目しておすすめの製品を紹介していきます^-^ノ

★第1位★ とにかく見やすく音質変化が少ない! FabFilter PRO-L!

 多くのリミッターの中でも、波形が最も見やすく、さらに音質変化が少ないリミッターがこちら、FabFilterから発売されているPRO-Lというリミッターです💡

 使いやすさ(操作が簡単)、見やすさ、音の変化が少ないという点でDTM用リミッター(マキシマイザー)としてはダントツでおすすめ!

「圧縮前」「処理後(圧縮後やGain UP後)」「圧縮量」の波形を1つのウィンドウで確認できる!

 PRO-Lの優れているところは、圧縮前の波形はもちろん、処理後の波形と圧縮量を1つのウィンドウで、時間の変化とともに確認できところです💡

 マキシマイザーとしてGainを持ち上げた分の波形ももちろん表示されるので、どのくらい持ち上がっていて、その結果としてどのくらい圧縮されているのか、圧縮されている箇所も含めてすぐに把握できるところがおすすめ💡

True Peak(トゥルーピーク)も抑えてくれる!

 また、FabFilterでは、デジタルデータから再生用のアナログデータへ変換される際に生じるTrue PeakもOut Ceilingの範囲内に収めてくれる機能がついています💡

PointTrue Peakって何?

 DTMで音を扱う場合には、例えば48000Hzなど設定したサンプリング周波数に則って音のデータを扱い、DAWのピークメーターにはその粗いデータ内でのピークが表示されています💡

 デジタルデータにリミッターを掛ける場合、サンプリング周波数に応じたカクカクとした粗いデータに処理が行われるのです💡

 でも、そのデータをスピーカーやヘッドホンで再生するために滑らかなアナログデータに変換したとき、デジタルデータではなかったはずのピーク(True Peak)が生じてクリップ(音割れ)してしまうことがあります💡

 これを防ぐためには、デジタルデータの時点で、アナログに変換した際に生じるTrue PeakがOut Ceiling(天井値)を超えない処理が必要になります💡

★第2位★ 見やすい&良音質&入手しやすい! Ozone 8 Maximizer!

 続いてのおすすめがこちら!マスタリングツールとしても定石になっている人気のiZotope Ozone 8に含まれているマキシマイザーです💡

 こちらも見やすさ、使いやすさに優れていて、音質にクセがなく、さらに入手の敷居もマスタリングツールとセットで購入を考えると手に入れやすいという点でもおすすめ💡

圧縮量が時系列で見られる!

 Ozone 8 マキシマイザーでも圧縮量が時間の変化とともにグラフに表示され、広い範囲に渡って視覚的に確認ができるところが素晴らしいですね💡

True Peakにももちろん対応!

 こちらのマキシマイザーも、さすがマスタリングツールにセットということだけあってTrue Peakの圧縮にも対応しています💡

★第3位★ 音質の変化が少ない&入手しやすい! WAVES L2!

 L2リミッターといえば、現存するWAVESリミッターの中でも最も音質の変化が少ないことで有名ですね💡

 操作も簡単シンプルで、入手に関してもWAVESプラグインのバンドルに含まれているので既にお持ちという方も多いかもしれません。

 手軽に入手できる高品質なリミッターとしておすすめしたい逸品です💡

L2リミッターは下記のWAVESバンドルに含まれています!

★第4位★ EDMなどとにかく音圧を上げたいなら! WAVES L3-16!

 こちらはマルチバンドマキシマイザーの中でも16バンドと驚異的な数のバンドを持っているため、極限まで音圧を上げたい!という強者におすすめしたいプラグインです💡

 マルチバンドマキシマイザーという特性から、EDMなどのジャンルで音圧を上げるのに秀でている一方で、マルチバンドならではのバランスの変化や音質の変化が大きいという特徴があります。

 ただし、上手に使いこなせば他のリミッターでは音割れしてしまって上げられないくらいの音圧まできれいに上げられるという点で、音圧を重視するならこれほど優れているプラグインは他にありません💡

L3-16は下記のバンドルに含まれています

DTM用マキシマイザー&リミッターのおすすめを紹介!使いやすい&見やすい&音がきれい に注目! のまとめ!

  • FabFilter Pro-Lはとにかく見やすく音の変化も少ないので多くのプロが選ぶ人気のおすすめリミッター!
  • マスタリングツールとして人気のiZotope Ozoneに含まれるマキシマイザーもかなり優秀!
  • 多くの人が既に手にしているであろうWAVES L2リミッターは音の変化が少なく、実はかなり優秀なプラグイン!
  • とにかくきれいに音圧を上げたいなら16バンドのマルチバンドリミッター、WAVES L3-16がおすすめ!

 リミッターはDTMに限らず、音量がピークを超えて機材を痛めないためにも必須アイテムとなっています。必ず使うものだけに、まずはなるべく癖がないものを選びたいところですね💡

 そこからさらにこだわると、ピークを抑えると言っても、True Peakについても考えたり、マキシマイザーとして持ち上げる際の圧縮量などが波形として見やすいものなど、便利な機能がついているものを選びたくなってきます^-^ノ