Cubaseで複数MIDIノートのベロシティ値を一括で変更する方法!複数イベント間でも可能!?

 DAWでMIDIを入力していくと、ふとした瞬間に全体のベロシティを一括して持ち上げたい!下げたい!ということはありませんか?

 1つのイベント中ならまとめて選択すれば簡単に調整できるのは知っているけど、複数のイベントを作って既に結構作り込んでいるとなると、イベントごとに調整していく作業はとても大変ですよね!?

 今回はCubaseで複数のMIDIノートのベロシティ値を一括で変更する方法を紹介していきます💡 この方法では複数のイベントを結合することなくまとめて一括でベロシティ値を変更することもできますので参考にしてみてください^-^ノ

まずはベロシティを変更したいイベントをすべて選択する!

 まず最初に、ベロシティを変更したいイベントをすべて選択します。もちろん1つだけでも構いませんよ💡

 選択したら、選択されているうちのどれか一つのイベントをダブルクリックしてキーエディタを開きましょう💡

方法その1:情報ラインから操作すると1つのイベント中のMIDIノートしか操作できない!?

 まず、一般的によく知られている方法として、Cubaseの情報ラインからベロシティを上下に操作して値を変える方法がありますが、ご覧の通り、この方法では1つのイベント中に含まれるMIDIノートしか一括で変更することができません💡

 複数のイベントを一括して変更する場合は次に紹介する方法を使って行いましょう!

方法その2:ショートカットキーを押しながら操作する!

 この方法を使えば複数イベント上にあるMIDIノートすべてのベロシティ値を一括で変更することができます💡

 まずはキーエディタ上でベロシティ値を変更したいすべてのノートを選択します。ここではすべてのノートを一括で選択したいので「Command+A(Ctrl+A)」で選択しています。

ショートカットキー「Command+Shift(Ctrl+Shift)」を押しながらどれか1つノートをクリックする!

 次に、ショートカットキー「Command+Shift(Ctrl+Shift)」を押しながらどれでも良いので任意のノート上にカーソルを乗せると、カーソルがスピーカーマークに変わります💡

 その状態でクリックをして、マウスを上下に動かすことでベロシティ値をまとめて変更することができます💡

ショートカットキーを使った方法!

  1. ベロシティ値を変更したいすべてのMIDIノートを選択!
  2. 「Command+Shift(Ctrl+Shift)」を押しながら1つのノート上にマウスカーソルを乗せる!
  3. カーソルがスピーカーマークに変わったらクリック&上下に動かしてベロシティ値を調整する!

方法その3:MIDI機能のベロシティから数値を指定して増減させる!

 次は、もちろん複数イベントのベロシティをまとめて変更できるのはもちろん!数値を指定して増減させたい場合に使える方法です💡

 まず、ベロシティ値を変更したいMIDIノートをすべて選択するところまでは先程と同じように行い、次に「MIDI」→「機能」→「ベロシティ」と選択してベロシティ設定ウィンドウを開きます。

 ウィンドウが開いたら、「タイプ:加算/減算」を選んで、量から±でベロシティを増減させたい値を決めて「OK」を押せば数値を指定した増減が可能です💡

数値を指定して変更する方法!

  • ベロシティ値を変更したいすべてのMIDIノートを選択する!
  • メニューの「MIDI」→「機能」→「ベロシティ」からベロシティ設定ウィンドウを開く!
  • タイプ「加算/減算」を選択して、増減させたい量を指定する!

Cubaseで複数MIDIノートのベロシティ値を一括で変更する方法!複数イベント間でも可能!? のまとめ! 

  • 情報ラインからの操作では、1つのイベントに含まれるMIDIノートのみ一括で編集することができる!
  • ショートカットキー「Command+A(Ctrl+A)」を使えば複数のイベント上にあるMIDIノートすべてについてベロシティ値を一括で変更できる!
  • より細かく、ベロシティの増減を数値で指定したい場合には「MIDI」→「機能」→「ベロシティ」からベロシティ設定ウィンドウを開くことで実現できる!

 打ち込みで音楽を制作する場合、楽器を複数足したときに音量や強弱のバランスとしてベロシティ値を一括で変えたいなぁというときがあります。

 Cubaseでは、複数イベントにあるMIDIノートのベロシティ値をまとめて編集する方法が分かりづらく、イベントをくっつけなければできないの?と思われるかもしれませんが、今回の方法を使えばイベントが別れていても簡単に編集できますね💡

 特に打ち込み音楽ではミックスに進む前に、一度ベロシティ値を使って演奏段階でさらにクオリティアップができないかを確認してみましょう^-^ノ