【DORICOの使い方②】一緒に楽譜を作って学ぼう!(拍子/調号/テンポ/強弱記号/スラー/音符入力/コード入力/歌詞入力/リハーサルマーク)

〜スポンサー企業によるプロモーション・コンテンツ〜

 今回は「Doricoで一緒に楽譜を作りながら」基本的な作り方を学んでいきましょう^-^ノ

今回はこちらの楽譜を一緒に作っていきたいと思います💡

 第2回目の講座では、

  • 拍子
  • 調号
  • テンポ
  • 強弱記号
  • スラー
  • スタッカート
  • コード
  • 歌詞
  • リハーサルマーク

 の入力方法や、これらを使って「実際にどのような手順で楽譜を作成すればよいのか」が自然と学べます💡

 今回の作業を一緒にやれば皆さんも先ほどのような楽譜が作れるようになりますので、ぜひ最後まで楽しみながら実践してみてくださいね💡

 また、今回は第1回目の講座で設定したショートカットキーを使って入力を行いますので、また設定してないという方は、第1回目の講座もご覧いただいて、ショートカットを設定してから進んでください💡

 それでは早速始めましょう^-^ノ

プロジェクトの作成!

 今回はこちら↑の楽譜を作ります💡

 それでは新しくプロジェクトを作っていきましょう💡 プロジェクトの作成方法については、前回の動画をご覧ください💡

 

 今回も「ソロの歌声とピアノ伴奏」のテンプレートを使って作ります💡

楽譜のタイトルと作曲者名を変えてみよう!

 まずは「タイトル」や「作曲者名」を変えましょう💡

「ファイル」から「プロジェクト情報」をクリックします。

 タイトルは「練習用」としましょう💡

「作曲者」の部分はとりあえず作曲者、と入力しておきます。

 適用を押すと?

 このように表示されました💡

 続いて、この「フロー」という文字がいらないので、

 「フロー」の文字をダブルクリックをして、文字を全て選択したら「deleteキー」で消しましょう💡

 これで準備はできました💡

楽譜の拍子を設定する!

 それでは、まずは拍子から決めていきたいと思います💡

 拍子を追加したい小節(今回は最初の小節)をクリックしましょう💡

 続いて、右側のツールバーにある「3/4」と書かれた拍子記号マークをクリックします💡

 今回は一般的な4/4拍子を指定します💡 こちらをクリックすると?

 このように拍子をつけることができました💡

楽譜の「調性」を設定する!

 これで拍子は設定ができましたが、まだ何調で作るか決めてませんよね?

 見た目はハ長調の譜面になってるんですけれども「実際はまだ何も設定されてない状態」になっているので設定しましょう💡

 まずは、調を設定したい小節をクリックします💡 今回は一番最初の小節です💡

 続いて右側ツールメニューから「シャープが二つのマーク」をクリックします💡

 そうするとこのような画面が出てきますね💡

 例えば💡 今はシャープが1つの「Gの調」のマークが表示されてますね💡

 ここをクリックすると?

 このように譜面に#が付いて「ト長調」に設定することができました💡

 今回はハ長調で作りたいのでこの「▼」マークをクリックすると?

 このように#もフラットも「何もない状態」になるので、再度五線部分をクリックすると?

 これでハ長調になりました💡

 五線の上に「C Major」という赤い四角が出てきますね💡

 これが何も設定していない状態と、ハ長調の譜面として設定されている状態との違いになるので覚えておきましょう💡

音符を入力しよう!

 さて、いよいよ音符を打ち込んできたいと思いますが、その前に💡

 説明のために、小節を増やしておきます💡

 小節を増やすには、五線譜の上に表示されているグレーの番号をクリックしてさらに現れた「+」をクリックすることで追加できます💡

 音符入力前に皆さんに一点、やっていただきたい設定があります。

 Doricoは、打ち込むとき、このようなグリッドが出てくるんですが、初期設定では「8分音符」になってるので、これを「16分音符」に変えましょう💡

 メニューの「記譜」タブから「リズムグリッド」を選択して「16分音符」をクリックします💡

 そうすると、このように16分音符符刻みで入力できるようになりました💡

 これで、音符を入力する準備ができたので入力してみましょう💡

入力モードについて!

 入力方法ですが、入力したい箇所(小節)をダブルクリックをすると「音符の入力モード」に切り替わります💡

 そして、この状態で「escキー」を押すと入力モードから抜けることができますので、覚えておきましょう💡

 それでは早速入力してみます💡

入力してみよう!

 このあたり、詳しくは動画で紹介しているので、分かりづらい方は動画も合わせてご覧ください💡

 まずは四分音符を入力します(音符の長さは後で変えることもできます)。

 それでは最初にこのグリットの一番左にカーソル(キャレット)を合わせて、「ド」の位置をクリックして入力をしましょう💡

 このように入力できましたか?

 次は8分音符を入力します💡

  入力する音符の長さは、左側のツールバーから選択できるので「♪」マークをクリックして8分音符を選択しましょう💡

 最初の音符は後で付点音符に変換するので、4分音符の1.5倍の位置!ですね💡 

 ここに「ソ」を入力します💡

 そしたら一度この音符を編集したいので「escキー」を押して編集モードを会場しましょう💡

 この音符を付点音符に変えたいので、前回第1回目の動画で割り当てたショートカットキー(テンキーの「.」)を押しましょう💡

 するとこのように「付点音符」に変換できました💡

 続きも同様に作っておいてください💡

同じ形は「コピー&ペースト」で入力する!

 続いては、先程入力したものと「同じ形」が登場するので、再利用して入力したいと思います💡

 まずはコピーしたい箇所を選択しましょう💡

 選択の方法は、1つ目の音符をクリックしてから、もう一つの音をshiftキーを押しながらクリックします💡

 この状態でコピーをします。

 コピーは、右クリックからコピー、またはショートカットキーでも可能です💡

  • 「右クリック」>「コピー」
  • または、「⌘(Ctrl)+C

 貼り付けるときは、貼り付けたい箇所の休符をクリックした状態で貼り付けを行ってください💡

 そうすると同じ形で貼り付けることができました💡

 貼り付けはできましたが、この音符の高さが違うので、正しい音程に変えましょう💡

 こちらも前回ショートカットキーを設定しています💡

  • 選択した音を高く「カーソル↑」
  • 選択した音を低く「カーソル↓」

 こちらもまだ設定していない方は、便利なショートカットキーなので、第一回目の講座を見て設定しておきましょう💡

 ここでは、「↑」キーを押して音を高くします💡

 ここまで仕上がりました💡

音を再生してみよう!

 ここで一度音を再生してみましょう💡

 入力した音を再生するには、再生を開始したい箇所(音符など)をクリックで選択後、スペースキーで再生します。

 ちなみに、こちらも第一回目で設定したオリジナルショートカットキーです。

 まだ設定していない方は「P」キーで再生しましょう💡

 同様に最後までメロディを入力してください💡

 動画版では更に便利な入力方法をいくつか紹介しているので、興味がある方は動画版も御覧ください💡

Yugo
Yugo

文章だと説明しづらい部分がありまして^-^;

強弱記号を入力しよう!

 先程この楽譜を再生した際、このソフト内の音源を使って鳴らしましたが、実際の楽譜でも、この楽譜を「どのぐらいの音の強さで演奏したい」かを指定する必要があるんですよ💡

 そこで使用するのが、強弱記号です!

 早速、強弱記号を設定してみましょう💡

 強弱記号は、右側の「F」マークをクリックすると設定画面が出ます💡

 このマークについて解説すると、

  • 「p」はピアノ(弱く)
  • 「f」はフォルテ(強く)

 という意味になります💡

 基本的に、このpの数が増えるほど弱く、fは増えるほど強くなると覚えておきましょう💡

 あと、mp(メゾピアノ)やmf(メゾフォルテ)はこの中間ぐらいで演奏せよ、という意味になります💡

 それでは、今回は「mf」を指定しましょう💡

 強弱記号は、楽譜中で最初に登場(最初に発音)する音符には必ず付ける決まりになっています。

 まずは、強弱記号を付けたい音符を選択した状態で「mf」をクリックしましょう💡

 すると、選択した音に「mf」が指定されました💡

 強弱記号は後から何度でも変えることもできます💡

 また、強弱は曲の途中で変えることもできます💡

 例えばこのように、途中から少し弱く演奏してほしい!という場合や、

 徐々に音を弱めて演奏してほしい!という場合は、その範囲を指定してヘアピン「>」マークをクリックすると?

 このように徐々に音を小さくする強弱記号を指定することもできます💡

 反対に「<」マークをクリックすると、徐々に音を大きく演奏する記号を入力することもできます💡

テンポを指定しよう!

 次にテンポを指定しましょう💡

 テンポは右側「♩=72」と書いてあるボタンを押して設定します💡

基本的にテンポは「一番最初の音」から指定するので、最初の音符をクリックして選択します💡

今回はテンポ120で設定するので、数値が120になっているの確認したら「作成」ボタンをクリックします💡

 すると、このようにテンポが追加されましたね💡

一息で演奏(スラー)を入力しよう!

 ここまでに「メロディー」を打ち込みましたが、実際に歌う際は、このメロディを全部一息で歌うわけではないですよね?

 途中で息継ぎをする位置を指定しなければ、思ったように演奏してもらえません💡

 そこで使うのが「スラー」です💡

 スラーを付けると、指定した箇所は1つのまとまりとして、滑らかに演奏してください!という意味になります💡

 まずは、選択したい「最初の音符」をクリックした状態で、shiftキーを押しながら「最後の音符」をクリックします💡

 そうするとこのように全て選択することができるので、この状態でキーボードの「s」を押します💡

 これで、スラーが付いて「ここのまとまりは一息で歌ってください」というまとまりになりました💡

 他の所も同じようにつけていきましょう💡

重要なPoint!

 すべての箇所にスラーを追加しました💡

 ところで、皆さんは歌を歌うときって、小さい頃から滑らかにつなげて歌うというのが当たり前のようになっているかと思います💡

 なので、歌の譜面を作る際は、あまりこのスラーの重要性に気づかないかもしれませんが、これが管楽器や弦楽器の話になると話は全く別!

 これらの楽器で滑らかに演奏して欲しい箇所には必ずスラーを付けなければなりません!

なぜなら!?

 スラーが付いていない箇所は、一音一音を区切って演奏するという意味になってしまうからです!

 ボーカルの場合はスラーが付いていなくても上手に歌っていただけるかもしれませんが、楽器の場合はそうはいかないので注意しましょう!

 ちなみに、スラーは💡

  • 管楽器の場合は「一息で」
  • 擦弦楽器の場合は「一弓で」

 という意味になります💡

 重要なポイントになるので覚えといてください💡

コード記号を入力しよう!

 続いてはピアノの伴奏を入力していきたいところですが、その前にこのメロディに対するコード記号を入れてあげると分かりやすくなりますね💡

 コードの付け方はとても簡単で、コードを付けたい音符をクリックして

 右側メニューの「C7」というボタンをクリックします💡

 またはショートカットキー「shift+Q」でも大丈夫です💡

 するとこのように入力する画面が出てくるので、最初は「C」と入力します💡

 これでコードが入力できました💡

 他の箇所も同様に入力してみましょう💡

ピアノの伴奏部分を入力しよう!

 ピアノの譜面は、高音部と低音部に分かれているので、まずは低音部(ベース部分)から作ってきたいと思います💡

 音符の入力方法は先ほどと同じです💡

 ここまで入力してください💡

 (動画ではもう一度細かく解説しているのでわからない方は動画をご覧ください💡)

 続いて、高音部(和音)を入力する方法を紹介します💡

 今度は、1拍目を空けたいので、2拍目にキャレットを移動させます。

 midiキーボードを持っている方は、鍵盤を押すと簡単に入力できるんですが、持っていないという方はモードを切り替える必要があります💡

 まずは左側ツールバーから「和音」をクリックして「和音入力モード」に切り替えてください💡

 和音入力モードでは、同じ拍に複数の音符を入力できるので「ド」「ミ」「ソ」と一つずつクリックして入力しましょう💡

 入力が終わったらもう一度「和音」をクリックして和音入力モードを解除します。

 一度入力したーコードは「コピー&ペースト」で使いまわしましょう💡

 貼り付け後は「↑」「↓」キーで音程を変えて、違うコードを作ると作業がスムーズです💡

 ちなみに「#」を付けたい場合は、音符を選択した状態で、左側ツール一覧から「#」をクリックすると#を付けることができます💡

 それでは、続きも入力しておいてください💡

スタッカートを入力しよう!

 先程入力した楽譜、聴いてみると最後がちょっと間延びしている印象があったので、スタッカートをつけて歯切れの良い音に変えてみましょう💡

 スタッカートというのは「この音を大体半分ぐらいの長さで演奏してください」という意味なんですけども、

 ↑このような状態とはまた少しニュアンスが異なります。

 少し分かりづらいと思うので、まずは実際にスタッカートを付けて、再生して聴いてみましょう💡

 スタッカートをつけたい箇所を選択して、左側のツール一覧から「・」と書かれたスタッカーとボタンをクリックします💡

 音符に付いた「・」記号がスタッカートです💡 再生してみると、歯切れの良い音になりましたね?

 これは、作曲者が「意図的に音を短くしたい!」という意思を演奏者に伝えるための記号になります!

 なのでこういう表現をしたい場合には、音を半分にするのではなくてスタッカート記号を使うことをおすすめします💡

ピアノ伴奏にも強弱記号をつけよう!

 先ほど強弱記号を付けましたが、ピアノの方にはまだつけていないので、同様に強弱をつけましょう💡

ピアノの楽譜の場合は、強弱記号は上の段だけにつければ下の段にも反映されることになってますので、付ける際はこの上段にだけ付けましょう💡

リハーサルマークを付けてみよう!

 続いてはリハーサルマークをつけてみましょう💡

 曲の中には、いくつか展開が変わっている場所がありますが、そんな箇所に付けるマークをリハーサルマークといいます💡

 こちらも分かりづらいので、とりあえず付けてみましょう💡

  まずは、最初の小節をクリックして、右側のツール一覧から「A」というマークを探してクリックします💡

 すると、このように四角に囲まれた「A」のマークが付きました💡

 もう一箇所、同様に5小節目にも付けてみましょう💡

 今度は「B」になりました💡

 リハーサルマークは、自動的に「abc」とアルファベットが増えていくような形で付けてくれるのです💡

リハーサルマークって何の役に立つの?

 ところでこのリハーサルマーク、つけると何が便利かというと!?

 例えば、演奏の練習をするとき、

  • 「もう一度 B から練習してみようか〜」
  • 「じゃあ C からスタートしましょう」

 のように、効率よく練習できる効果があるので、付けると親切ですよ〜💡

歌詞を入力してみよう!

 最後に歌詞の付け方を紹介します💡

 まずは「歌詞をつけたい音符」をクリックして、 右側ツール一覧の「V1」と書かれているボタンをクリックします💡

 そうすると入力画面が出てくるので、例えば「ら」と入れてスペースキーを押すと?

 このように入力されて、次の音に移動します💡

 この作業を繰り返すと、どんどん歌詞を入力できます💡

 また、例えばこの音に「2文字の歌詞」を入れたい!なんてときは、2文字入力すると?

 このように「らら」と二文字入れることができます💡

 続きも同様に入力すれば完成です!

動画版も是非ご覧ください!

 なんとかここまで楽譜を作ることができました!

 少し難しい部分もあったかもしれませんが^-^; 初めての方は最初から全部わからなくても大丈夫です!

 より詳しく解説している動画版を見ていただいたり💡 それでも分からない箇所があればYoutubeなどでコメントをいただければ、また新たに解説動画を作って紹介いたします!

 Doricoは他のソフトと違って「グリッド」が表示されたり、視覚的にもわかりやすいので、初心者の方にもオススメなソフトですね💡

 それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!