持っているだけで作業時間が短縮できたり、簡単にプロのような仕上がりのボーカルトラックを作れるプラグインがもしあったら、手に入れたいと思いますか?
実は、そんな便利なプラグインは各社からたくさん発売されているのです💡
今回はボーカルをプロのトラックのように仕上げるなら是非手に入れたい、魔法のようなボーカル用プラグインを紹介していきます^-^ノ
- ボーカルのノイズを簡単&綺麗に消せる「Dialogue Isolate」
- ボーカルの音量を自動で整えてくれる「Vocal Rider」
- 有名マイクの音を再現できる「Mic Mod EFX」
- Abbey Road Reverb Plates
- コーラス(合唱)効果を簡単に付けられる「Doubler」
- ボーカルを明るく!ドライに馴染ませる「Noveltech Vocal Enhancer」
- ボーカル用光学式コンプレッサーの定番!「CLA-2A」
- ピッチ補正が簡単自然!?「WAVES Tune」
- 周波数を確認しながら編集できる!?「H-EQ」
- 耳が痛くなる音域を圧縮軽減!「R-DeEsser」
- DTMで使えるボーカル用プラグインのおすすめ10選! のまとめ!
ボーカルのノイズを簡単&綺麗に消せる「Dialogue Isolate」
iZotope RXシリーズと言えば、強力なノイズ除去プラグインとして知られていますが、中でも最上位パッケージのiZotope RX6 Advancedに含まれる「Dialogue Isorate」というプラグインがすごいのです! Dialogue Isorateという名前の通り、スペクトラム解析を使って人の音声のみを綺麗に抜き出すことのできるプラグインで、ジェット機のエンジン音でさえ分別して消すことができる優れもの! さらにこのプラグインのすごいところはボタン一つ、ユーザーが設定するのはノイズを何db低下させるかだけ!基本的にソフトが自動ですべて音声の判別を行ってくれます。 特に宅録では必ずと言っていいほどノイズが混入しますので、綺麗にノイズを除去できるプラグインを導入して差をつけていきましょう💡 iZotope RXの使い方は「iZotopeRXの使い方」で紹介しています。 |
ボーカルの音量を自動で整えてくれる「Vocal Rider」
とても有名なプラグインですね💡 スタジオでエンジニアがボーカルの編集をする際には、ボーカルの音量の大きいところではフェーダーを下げて、音量の小さいところではフェーダーを下げて、時間をかけて音量を一定の範囲内で聴きやすいように調整を行っています。 このプラグインではそんな作業をすべて自動でやってくれるのです💡 もちろん、全自動ではちょっと手動で修正したいという箇所がでてくる場合もあるのですが、このプラグインのすごいところは自動で描かれたフェーダーのオートメーション(記録されたグラフ)を後から自由に、修正したい箇所だけ修正できるところ! ボーカルのフェーダー処理はコンプレッサーで音量を整えた後、最終調整として抑揚を整えるために使用するのがおすすめ💡 ちなみにこちらの製品はWaves Horizonバンドルにも含まれているので、他のWAVESプラグインとセットで購入したい場合はバンドルで購入するとお得です! |
有名マイクの音を再現できる「Mic Mod EFX」
ボーカルを録音するときは誰でも高級なマイクを使いたいと思いますよね💡 もちろんスタジオでは高級なマイクをレンタルすることもできるのですが、宅録では録音環境が整っていないなどの理由でコンデンサーマイクが使えなかったり、コンデンサーマイクが使える環境であっても高級マイクはちょっと手が届かないという方が多いと思います。 そんな時に使えるのがこのMic Mod EFXというマイクシミュレータープラグインで、例えばSHUREのSM58で収録した音をNEUMANNのU87Aiという30万円程のマイクの音に変えることができます。 実際に試してみると、収録環境のマイク機種とマイクからの距離を正確に入力するとかなり正確にシミュレートされていてびっくりします! シミュレートできるマイクの種類もかなり豊富で有名なマイクはほぼ再現することができます💡これで3,980円とはかなりお買い得なプラグインですね! |
Abbey Road Reverb Plates
ボーカルを綺麗に仕上げるためにプレートリバーブを隠し味として使うことがあります。 そんなプレートリバーブですが、実はプラグインによってかなりクオリティに差が出ることをご存知ですか? プレートリバーブを使ってもなんだかボーカルがぼやけてしまったり、仕上がりがいまいちだなぁと感じている方がいるならば、それは技術のせいではなくプラグインが出せる音に限界があるのかもしれません。 そんな方に試していただきたいのがこのAbbey Road Reverb Platesというプレートリバーブです💡 このリバーブはとても透明感があって、深く掛けても元のボーカルの輪郭がぼやけずに透き通った音色になります。よく洋楽などで特徴的なリバーブがありますが、まさにあの響きを簡単に再現できるプレートリバーブプラグインですね💡 |
コーラス(合唱)効果を簡単に付けられる「Doubler」
ボーカルがやたらと浮いてしまって、他の伴奏とうまく混ざり合わないという悩みはありませんか?そんなときに使えるのがWAVESから発売されているDoublerプラグインです💡 Doublerはコーラス(合唱効果)を付けるプラグインで、デチューン(音程をずらす)やディレイ(発音のタイミングを遅らせる)を掛けたコーラスを最大で4つ足すことができるプラグインです。 こちらも洋楽ではよく使われていて、先程のAbbey Road Reverb Platesと合わせて使用すれば洋楽特有のふわふわとしたボーカルトラックが簡単に作れます💡 Doublerを購入するなら単体で購入するよりもバンドルで購入するほうがお得です。先ほど紹介したVocal Riderと一緒に揃えたいという方はWAVES Horizon バンドルを購入すれば一度に揃えられます。 |
ボーカルを明るく!ドライに馴染ませる「Noveltech Vocal Enhancer」
Noveltech Vocal Enhancerはボーカルに特化したエンハンサープラグインです。 エンハンサーとは何をするプラグインかといえば、特定の周波数の倍音を増やして歪ませることで音の抜けを悪くして他のトラックと馴染ませやすくするものです。 エンハンサーを使用するとボーカルがシュワシュワとした明るい印象になるので、元気な曲、アイドルやEDMのボーカルに使用すると効果的です! 特に、ボーカルをドライに仕上げつつ伴奏になじませたいときに力を発揮するプラグインとしておすすめです! |
ボーカル用光学式コンプレッサーの定番!「CLA-2A」
ボーカル向けのコンプレッサーとして昔からスタジオでよく使用されてきたLA-2Aという光学式のコンプレッサーがありまして、CLA-2AはWAVESから発売されているLA-2Aを忠実に再現したプラグインです。 光学式コンプレッサーの特徴は自然に、緩やかにかかること💡 ボーカルの音量を均一化するため、1段目に掛けるコンプレッサーとしておすすめです! CLA-2AもWAVES Horizon バンドルに含まれているのでまとめて購入するとお得💡 |
ピッチ補正が簡単自然!?「WAVES Tune」
ボーカルを収録したら、もしかするとピッチ補正処理が必要になるかもしれまえん💡 ピッチ補正ソフトにはメロダインやオートチューン、DAWに付属のソフトなど多数ありますが、自然&綺麗に補正するならWAVES Tuneが最も簡単に綺麗に補正することができます! WAVES Tuneは音を作るよりもとにかく綺麗に補正することに特化しているため余計な機能が少なく、プラグイン自体が軽く、特化しているため画面もわかりやすいという特徴があります。 画面が少し小さくて見づらいのが難点ですが、完成品を聴く人にとっては完成された音がすべてです!綺麗に補正できるWAVES Tuneを是非試してみてください💡 [ |
周波数を確認しながら編集できる!?「H-EQ」
ボーカルにイコライザーを掛けるとき、どの周波数帯域にどのくらい音が存在しているのか目で見ながら編集できたら楽ですよね? そんなアナライザーが付いたイコライザーがWAVES H-EQです! そして、H-EQのすごいところは単にアナライザーが付いているだけではなく、ビンテージのアナログ質感も、過去の有名機材から選んでシミュレートできるところ💡 アナログセクションを切り替えれば、PultecやNeve 1073、Neve1081、API、SSL といった定番機材を通した質感をこのプラグイン1つで実現できるお得な仕様になっています。 H-EQの使い方は「WAVES H-EQの使い方」で詳しく紹介しているのでご覧ください💡 |
耳が痛くなる音域を圧縮軽減!「R-DeEsser」
ボーカルを再生すると、どこか耳がキンキンして痛くなる音域はありませんか? そのような音を長時間聴いていると耳を痛めてしまう心配があります💡そこで登場するのが、耳に不快な音域をピンポイントで圧縮してくれるコンプレッサー、ディエッサーです! ディエッサーはマルチバンドコンプレッサーの1つのバンドのようなもので、不快な音域を圧縮するだけでなく、狙った音域をピンポイントで圧縮するという目的でも使用できます。 たとえば、EQである特定の音域を削ってしまうと、元々音量が小さな箇所でも削られてしまいますが、ディエッサーなら音の小さな箇所は削られず、音量が大きくなったときにだけ圧縮されます💡 目的別で使い分けることで自然なトラックに仕上げられるので是非用意しておきましょう💡 ディエッサーは様々なプラグインがありますが、WAVESのR-DeEsserは視覚的にも見やすくて使いやすいのでおすすめです! R-DeEsserもWAVES Horizon バンドルに含まれているのでまとめて購入するとお得💡 |
DTMで使えるボーカル用プラグインのおすすめ10選! のまとめ!
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ボーカル用のプラグインにはたくさんの選択肢がありますが、どれを選べばよいのか迷ったときは、まずは今回紹介したプラグインの中から検討してみてください💡
また、今回の記事中でWAVES Horizon バンドルについて紹介しましたが、こちらのバンドルは他にも多くのコンプレッサーやEQ、ディレイ、リバーブなどのプラグインが70種類以上も含まれていてとてもお買い得なセットなので、紹介したプラグインを揃えるならまずはWAVES Horizonバンドルから購入するのがおすすめです^-^ノ