DTMで音楽制作をやっているとEQ(イコライザー)というエフェクトが登場しますが、EQとは一体どんな装置で、何のために使用するものなのでしょうか?
今回はEQとは何か?そしてEQを使う目的について紹介していきます^-^ノ
EQ(イコライザー)とは?
音の成分には「低い周波数(低音)」から「高い周波数(高音)」まで多くの周波数が含まれています。
EQとは、そんな音に含まれる多くの周波数成分から、「指定した周波数帯域(範囲)の音量を上げたり下げたりするための装置」です。
例えば上の図では、EQによって300Hz付近の音量を約13dB下げています。
周波数のポイントを変えることももちろん、その周波数を中心とした範囲を広げたり狭めたりすることで音量の変化が及ぶ範囲を設定することもできるのです💡
DTMでEQを使う主な目的は2つ
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EQが誕生した理由は、何らかの事情(録音や機械を通したり)によって変わってしまった音質を元の音質に戻してあげるために周波数を帯域毎に調整する目的で作られました。
それが時代とともに、DTMで元の音色のキャラクターを変えたり、耳障りな音を目立たなくするためにも使われるようになってきたのです。
余計な音をカットして聴き手に心地よさを与える?
例えば、皆さんは金属の「キンキンとする音」を長時間聞いていると耳が痛くなってくるような経験はありませんか?
他にも、大太鼓のドンドンという「もやもやする音」が鳴っていると、会話が聴こえづらいということもあるかもしれません。
そのような音を使って音楽制作を行う際に、聴き手が心地よくリスニングできるように音質を調整することがEQの1つ目の大きな役割です。
EQで新しい音色を作って世界を表現できる
人の声や楽器にはそれぞれ個性があってみんな違いますね💡良いところもあれば、あまり目立たせたくない特性もあるかもしれません。
そこでEQを使うことで、尖ったピアノの音を少し丸くしたり、だみ声を爽やかな透明感のある声質に近づけたり、新しい音色を生み出すことができます。
EQを使えば、レコーディング技術だけでは録ることのできない音色を作ることができるんですね💡
EQを使う目的のまとめ
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今回はEQという装置を使ってできることを簡単にまとめてみました💡
EQの設定項目の名称や役割については「EQの設定項目の名称や役割、使い方などわかりやすく解説!!」の記事で詳しく紹介しているので合わせてご覧ください^-^ノ