作曲を始めたばかりの頃、ドラムのフィルインについての情報があまりにもなくてリズムトラックを仕上げるのに苦労した思い出があります。
歌ものですとドラムの良し悪しで作品のクオリティが半分くらい決まってしまうので、リズムパターンに加え、今回のフィルインの作り方についても是非押さえておきましょう^-^ノ
ドラムセットの仕組み
フィルインの前にドラムの仕組みを見てみましょう。ドラムセットは次のような組み合わせで構成されています。
フィルインは、主に「スネアドラム」や「キックドラム」、「タム類」、そして適度にシンバル類を入れたり入れなかったりして作っていきます。
ピアノロールの見方
フィルインの打ち込み例ではピアノロールを使って説明していきます。例の前にピアノロールの見方を簡単に説明していきましょう。
キックドラム
キックドラムは一番下の「赤色のノート」で表しています。
スネアドラム
スネアドラムは「黄色と桃色」で、両手で叩くことを想定して2本の鍵盤を使用しています。
※リムショットは「緑色」になります。
ハイハット
ハイハットはスネアドラムの上の方に表示されています。
タム
今回は4種類のタムを使用します。ピアノロールでは上から音の高い順に割り当てています。
クラッシュシンバル
クラッシュシンバルは2種類を使用していて、ノートを長く伸ばして区別しています。
スネアドラムのみを使ったフィルイン
まずは一番基本的なスネアドラムのみのフィルインを作ってみましょう。
スネアのみのフィルは単調になりやすいので、強弱でアクセントをつけたり、リズムを跳ねさせたりして使うと効果的です。
スネアだけのフィルインでも全然物足りなさを感じさせないものが作れます。
スネアとタムを使ったフィルイン
スネアだけで作ったフィルインの一部をタムに置き換えてみました。
タムを入れることでまとまり感が一層高まりました。
スネアとキック、タム、ハイハットを使ったフィルイン
アクセントとして「オープンハイハット」を混ぜています。ハイハットは腕で叩くものなので、2本の腕で無理なく演奏できるフレーズを作るのがポイントです。
長めのフィルインを作ってみよう
先程までは1/2小節しかフィルインを演奏しませんでしたが、今度は1小節をまるごと使って演奏してています。
サビの前など、これから盛り上げるきっかけを作りたい時には1小節から2小節をフィルインにすることで盛り上がりの前兆を表現できます。
まとめ
ドラムセットの使い所は馴染みがないと少しわかりずらいと思います。特に、フィルインについてはどのような演奏ができて、どのような演奏ができないのかを判断するのは最初のうちは迷います^-^;
そんな時は、もし鍵盤を持っている方は実際にドラムセットを手足で叩いているつもりになって音源を演奏をしてみてください。そうしているうちに無理のない演奏が少しずつ身についていきます^-^♪
Addictive Drums2を持っている方はこちらのページでキーマップを紹介しているので参考にしてみてください。