アコースティックギターを購入してしばらくすると、自分で新しい弦を選んで張り替えなければならない時が来ます💡
そんなときに迷うのが、どの弦を購入すればいいの?という疑問です。元々ギターに張ってあった弦を調べて購入するのももちろん良いのですが、それと同じメーカーでもさらに音が良くて、コスパが良くて弾きやすくて、それで長持ちする弦があったらそちらを選びたいですよね💡
さらに、良い弦を見つけてずっと使い続けるならあまりマイナーなメーカーよりも大手のほうが安心です💡
ということで今回はアコースティックギターの弦について、どのような種類があるのかを紹介し、そんな中から「音質、コスパ、弾きやすさ、長持ち、入手しやすさ」の点で優れている弦をランキング形式で厳選していきたいと思います^-^ノ
★第1位★ 優れた音色で演奏しやすく長寿命で価格も安くおすすめ!
第1位に輝いたのはTHE定番のマーチン赤弦の長寿命版!コーティング弦で施された滑らかな仕上がりは演奏のしやすさとサビへの強さが実現された逸品💡 特にPHOSPHOR BRONZE弦ではその抜けの良い特性からコーティング弦独特のヌケの悪さをカバーしていてとてもバランスの取れた、ギター本来の鳴りをそのまま引き立てる最高の弦だと思います💡 価格は人気のMARTIN ACOUSTIC SPの2倍ほどですが、こちらの寿命は使い方にもよりますが約3~4倍程度と考えると、かなりコスパの良い弦ですね💡 メンテナンスの時間も大幅に減るので今までアコギのコーティング弦を試したことがない方は是非試してみてください💡 |
★第2位★ とにかく長持ち!交換頻度を極限まで減らしたければこれ!
コーティング弦の代名詞とも言われるエリクサー弦のなかでも、最近ではナノウェブコーティングといって薄めのコーティングを採用したのものが人気で、コーティング弦特有の音色の変化を抑えている弦です💡 弦の表面はつるっつるでまさに滑るような演奏感で時間が経っても劣化がほとんど見られません!エリクサー弦の不思議なところはずっと張りっぱなしで錆びた弦でもつるつる滑るすべるところ!多くのプレイヤーに使われる理由が納得です💡 ただしやはりエリクサーは「エレキギターが得意」なようで、アコギ用の弦でも若干エレキ(?)な感じがするような気がします。 価格がやや高めということでコスパの面で今回は2位になってしまいましたが、そのコーティング技術には歴史が詰まっていて寿命で言えばELIXIRを超えるものは今のところないと思います💡 |
★第3位★ 長寿命&アコギっぽい落ち着いた音色で演奏したいならこれがおすすめ!
人気のD’Addarioからも長寿命でコスパの良いコーティング弦が発売されていますが、こちらの弦が今までと異なる点は、材質が80/20 BRONZEでできている点💡 後ほど違いを詳しく紹介しますが、「80/20 BRONZE」はPHOSPHOR BRONZEに比べて低音と高音が弱く、やや落ち着いた音色になる特徴があります。 元々コーティング弦はノンコーティング弦に比べ中音域が強い傾向があり、他のメーカーは競ってノンコーティング弦に近づけようとしてシャリシャリ感が強くなる一方で、この製品は中音域の良さをそのまま活かした”おとなしめ”なサウンドが特徴的です💡 また、D’Addarioの弦はやや硬めな印象がありますが、コーティング弦では柔らかめに作られていて演奏しやすく改善されているなと感じました。 こちらは自然なアコギの弦!という音が鳴り、滑りもノンコーティングより少し滑るかな?というくらいに抑えられているので、コーティング弦独特の質感が苦手な方にもおすすめできます💡 |
★第4位★ ノンコーティング弦のThe定番!安くて安定した品質!優れた音色!
昔からアコースティック弦といえば、MARTINの赤弦、ACOUSTICシリーズが定番でした💡 以前はこの1つ下の「ACOUSTIC」というSPの付いていない紫色パッケージのものが主流でしたが、最近はSPのほうが売れ行きがよいらしく、サウンドハウスではより高級なSPのほうが安く手に入るのでこちらを掲載することにします💡 コーティング弦の音がちょっと苦手だなーという方はこちらの弦を使ってみてください!!寿命は短いですが(これはすべてのノンコーティング弦にいえることですが)、張りたての時はとてもきれいな音が鳴ります! 例えばこれからレコーディング!という前にこの弦に張り替える!なんて使い方をするのにもってこいな製品だと思います💡 |
アコースティック弦の太さにはどんな種類がある?
太さ | |
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Extra Light Gauge(エクストラライト) | 010、014、023、030、039、047 |
Custom Light Gauge(カスタムライト) | 011、015、023、032、042、052 |
Light Gauge(ライト) | 012、016、025、032、042、054 |
Medium Gauge(ミディアム) | 013、017、026、035、045、056 |
アコースティック弦には同じメーカーであっても「太め」や「細め」など異なる太さの弦が発売されています💡
この太さには各社共通の呼び名があって、太い順に「ミディアム」「ライト」「カスタムライト」「エクストラライト」という名称でパッケージされています。(中にはミディアム弦よりも更に太い「ヘビー」という弦を出しているメーカーもあります。)
パッケージを見ると場所は様々ですが「LIGHT」や「EXTRA LIGHT」など英語表記で表示されています💡
太さが変わると音も変わる!?
太い弦 ↔ 細い弦 |
アコギの弦は、張り替える太さを変えるとギターの音色も変わるので覚えておきましょう💡
太い弦ほどパワフルで太い低音が強くなって、細い弦を使用するとシャリシャリとした繊細な音になります。
また、太さによって得られる音量も変わってくるので、“好みの音”や”音量”に合わせて弦の太さを選びましょう💡
太さによって押さえる力や指への負担も変わってくる?
弦は太くなるほど押さえる力も必要になってきますので、練習中に指が痛くなるという方は、最初のうちはあまり太い弦は使わず、細い弦から練習を始めるのがおすすめです💡
多くのギターは購入時にLIGHT弦が張ってある!
購入時にどんな弦が張ってあるのか気になる方が多いと思いますが、アコースティックギターの購入時にはLIGHT弦がセットされていることがほとんどです💡
もし、最初の弦を張り替える際に同じ物が欲しい!という場合にはLIGHT弦を選びましょう💡
ただし、マーチンの場合はデフォルトでMEDIUM弦が張ってある場合も多いので確認してみてください!
弦の素材は2種類ある!?欲しい音色に合わせて選ぼう!
弦の素材 | 特徴 | |
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80/20 BRONZE | ・銅 :80% ・亜鉛:20% | ・銅に亜鉛が20%含まれた真鍮弦(5円玉と似た素材)! |
PHOSPHOR BRONZE | ・銅 :92% ・スズ:8% ・リン:≧1% | ・銅にスズとリン含まれた青銅弦(10円玉と似た素材)! |
アコースティックギター用の弦には、使われている素材の比率によって2種類の弦が製造されています💡
80/20 BRONZE弦について!
1つは「80/20 BRONZE」弦といって、その名の通り銅が80%、亜鉛が20%の割合(真鍮)で作られている弦です。
音に特徴がなく安定したサウンドで、ギター本来の鳴りを程良く引き出す弦として人気があります💡
真鍮製なので5円玉のような黄色っぽい真鍮の色をしています💡
PHOSPHOR BRONZE について!
「PHOSPHOR BRONZE」は「80/20 BRONZE」に比べて明るいキラキラとした音色が特徴的で弦の存在感が強いキャラクターを持っています💡
また、素材が青銅ということで真鍮製の80/20BRONZE弦に比べて汗に対する耐久性がやや強い半面、わずかに硬度が高く、微々たる差ですが押さえるのに少しだけ力が必要です。
低音域と高音域が強く出て、中音域がやや弱いため、中音域が強めのコーティング弦と組み合わせると相性がとても良いです💡
青銅製のため、10円玉のようなオレンジ色の弦が張ってあったらPHOSPER BRONZE弦だと見分けられます💡
寿命が長い!?コーティング弦について!
コーティング弦 とは? | ・弦を被膜でコーティングすることで、演奏のしやすさと長寿命化を図った新しい弦で最近では多くの奏者に人気! |
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コーティング弦の 特徴! | ・弦の金属部分に直接汗が付着するのを抑えられるためサビに強い! |
寿命が長くメンテナンス頻度が減り、さらに演奏もしやすいことから現在では多くのギタリストが使用しているのが「コーティング弦」と呼ばれる、ここ数年で大きく進化した新しいタイプの弦です💡
特殊な被膜でコーティングされているからサビに強い!
コーティング弦とは、その名の通り特殊な樹脂で弦に皮膜を作っているため、金属部分が直接指に触れることがありません!
ということで、手汗によるサビなどの腐食がかなり遅く、とても長持ちする弦なのです💡
指が引っかかってキュッキュする感じがない!
アコギを演奏していると、弦を張り替えて数時間も演奏するだけで特に5、6弦あたりの滑りが悪くなってきてきゅっきゅっ♪という軽快なフレットノイズが鳴り始めます💡
さらに滑りも悪くなってスライドをする指にも負担が掛かるので気になる奏者が多いのではないしょうか?
そんなときこそ!コーティング弦を使えばすべて悩みが解消されます💡
コーティング弦を覆っている樹脂はとても滑りがよく、弦の潤滑剤を塗った直後のような滑らかな使い心地がずっと続きます💡
最近は価格が安くなって主流になってきた!?
以前はコーティング弦といえばエリクサーというブランドがとても品質が良く、唯一の選択肢で価格も高価なものという印象がありました。
ところが最近では、他社メーカーもコーティング弦以外の弦に付加価値を付けたり、演奏しやすい弦を区別して少し高めで出し始め、1000円前後の弦を選ぶプレイヤーも増えてきました💡
そうなると以前は寿命も3~4倍だけど価格も3倍!と言われていたコーティング弦ですが、あと数百円足して3~4倍長持ちするならそちらのほうが安い!という考え方に変わってきたのです💡
さらに、最近ではマーチンやダダリオなど大手のブランドがコーティング弦に力を入れ始め、より安い価格で品質の良いコーティング弦が手に入るようになったこと加えてここ数年で一気に人気が加速して多くの奏者が日常的に使用するようになりました💡
抜けの良い「PHOSPHOR BRONZE 弦のコーティング弦」を使用すると、コーティングしていない「80/20 BRONZE」のような音になる!?
コーティング弦というのは、最近ではかなり音質が改善されてきていますが、それでもやはり別の成分が被膜として加工してあるので音色としては若干籠もったような、特に低音と高音が弱く中音域が目立った抜けの悪い音になるのもまた特徴です。
そこで、元々コーティングされていないPHOSPHOR BRONZEが好みであれば少々物足りない結果になってしまうかもしれませんが、「80/20 BRONZE弦」の音が良い!と感じているのであれば、「PHOSPHOR BRONZEのコーティング弦」を使用すると90/20 BRONZEに近い音で弾きやすく長持ちする環境を手に入れることができます💡
もし興味がありましたら参考までに試してみてください💡おすすめはMRTINのLIFESPAN SP PHOSPHOR BRONZE LIGHT弦です💡
アコースティックギター弦の種類は?音質・コスパ・弾きやすさ・長持ち!の点から人気のおすすめ弦を紹介!
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アコースティックギターの弦にはまだまだたくさんの種類があって、追求していくとキリがないかも知れませんね💡
あまり店頭に並ばないマニアックな弦を探し回るのもまた一つの楽しみではありますが、それはさておき、今回はアコースティックの弦を始めて交換する方向けに!最初に交換するのがどんなのが良いのか?初心者にとって大変なメンテナンス回数を減らしつつ、演奏のしやすさとコスパの良い弦を選んで紹介してみました^-^ノ 慣れてきたらいろいろな弦を試してみてください💡