今回はこれからピアノの伴奏練習を始めたいと考えている初心者の方へ向けて、効率の良い伴奏の練習方法について紹介していきます。
初心者の方、特に独学でピアノを勉強しようと考えている方は、どのようにピアノの伴奏を練習すれば上達するのか、その方法を見つけるまでに時間がかかってしまってなかなか練習が進まないということはありませんか?
といっても、実は伴奏の中でもリズムをとったり、時には対旋律が登場したりと基本的なことはピアノソロで行うこととあまり違いはないのです。
この記事では初心者の方が、基礎となるピアノの練習方法を取り入れつつ、伴奏を効率よく身につけるために必要なポイントをまとめたので参考にしてみてください。
ピアノ運指の法則を見つけてイメージ通りに「指を動かす練習」をしてみよう
ピアノを始めてまず最初に目指すところは、「指を思い通りに動かす」ということです。これはピアノソロでも伴奏でも同じです。
ピアノの教本に載っている楽譜には「指番号」が書いてあって、その通りに実践すれば初心者でもきちんとした指使いを覚えることができます。
はじめのうちは、どうしてこのような運指になるのかを考えたり、また手のサイズによっては運指を変えたほうが良いこともあるので、楽譜の指番号を参考にしながらも何故その運指が適しているのか自分なりに法則を発見してみましょう。
イメージ通りに「音を表現する」練習をしてみよう
有効な練習方法に、まずは右手だけで演奏を完成させ、そのあとに左手だけ、最後に両手で演奏を完成させるという練習法があります。
このトレーニングのメリットは何度も繰り返すことで表現を身体に覚えさせ、成功のイメージと実際に演奏できたという感覚を自分に残せるというところです。
まずは成功のイメージを頭に記憶し、完成できたという経験を育てていきましょう。
ピアノの練習時間は?毎日5分でも練習することが大事
練習時間は一日一回、とにかく毎日ピアノに一回は触れると上達が早くなります。
かといって、毎日数時間の練習はノルマになってしまい、途中で嫌になってしまうかもしれませんよね?
そんな方は1日に5分間、指のトレーニングを行うだけでも上達スピードが上がります。
ピアノ練習は自分のペースで「嫌いにならない程度」「楽しんで続けられる程度」に活き活きとしながら継続していくことが一番の方法です。
ピアノ教本は目的に合ったものを選ぶのが上達のコツ
ピアノ教本にはたくさんの種類がありますが、基礎練習、伴奏向けなど用途によって相性があるのでよく見極めて選ぶことが大事です。
はじめての1冊なら「ぴあのどりーむ」がおすすめ
はじめての1冊めはクラシック系で「ぴあのどりーむ」という本がおすすめです。子供向けですが絵も可愛くて大人でも楽しめます(*^。^*)
ピアノの基礎練習(指練習)なら「バーナム」がおすすめ
同じくクラシックの教本で「バーナム」という教本も曲が短くて分かりやすいのでオススメです。小さなフレーズを完璧に仕上げていくと、気がつくと大きな技術が身につく内容になっています。
伴奏に特化したものなら「ポップスのピアノ伴奏ができるようになる本」
こちらはピアノ伴奏に特化した教本で、他の本にはない伴奏の例がたくさん掲載されています。
コードから簡単な伴奏を付けるための技術も学べたり盛りだくさんの内容なので、現在は廃刊になってしまっていますが中古でも手に入れることをおすすめします。
好きな曲のソロや伴奏譜を購入して並行で進めよう
また、教本だけやっていても時には退屈してしまうこともあります、そこでおすすめなのが初心者のうちから並行して弾きたい曲にチャレンジしてみること。
好きな曲で楽しみながら基礎も身に着けていければ上達も早くなります。
何より、実際に出版している楽譜を通して、実践ではどのようなソロや伴奏のフレーズが取り入れらているのかを学ぶことはなによりも力になるのでおすすめです。
YouTubeの演奏を参考にしてみよう
最近はYouTubeで鍵盤を表示しながら視覚的に弾き方教えてくれるチャンネルがあるので、それを見ながら、実際に指を動かし弾いてみると、より早く感覚が身につきます。
ゲームを使って楽譜や音符を楽しく学んでみよう
ニンテンドーDSのゲームで「カンタン音楽力DS」という商品があります。ゲームで遊びながら楽譜や音符や音を楽しんで覚えられるので、紙とにらめっこでなかなか楽譜が身につかない・・・という方は試してみましょう。
小さな階段を登って大きな技術を身に着けていく
「花の種を買う→種を蒔く→水をあげる→芽が出る→蕾が出来る→花が咲く」
こんなふうに段階を少しづつ登る(小さな目標設定をする)ことで今はできないことも必ずできるようになります。
ひとつひとつ達成できた自分のイメージを育て続けることが、ピアノの腕を成長させ続けることに繋がります。
なんでもそうですが、いきなりすらすらとこなせる人はいません。繰り返し練習をして、努力の分だけ素敵な演奏技術が磨かれていきます。
練習におすすめなピアノはこれ!
ピアノの練習にはアコースティックピアノを使いたいところですが、置き場や防音の都合で電子ピアノを利用したいという方も多いと思います。
そんなときにおすすめなのが、ハンマーアクションで本物のグランドピアノのタッチを再現しつつ、88鍵が揃っていてどんな演奏にも対応でき、しかも5万円台と安く購入できる「CASIO PX-350MBK」という電子ピアノです。
これから購入を検討している方は是非候補として取り入れてみてください。