ギターと言えば身近で親しみやすい楽器ですが、その種類はとても多く、目指す音を出したければ目的に合った種類のギターを選ぶ必要があります💡
そこで今回は、皆さんが一度は聴いたことがありそうなジャンルに使われているギターの種類と音色の特徴、使い方、などを歴史の長い順に紹介していきます^-^ノ
アコースティックギターの種類
まずはアコースティックギターの種類歴史の古い順に見ていきましょう💡
O:シングルオー(小型のフォークタイプ)
ボディの最大幅が13.5インチ(34.29cm)よりも小さいフォークタイプ(くびれが大きくてひょうたん型)のものをO(シングルオー)と呼びます。 歴史的に最も古くから存在するサイズで、ボディが小さいため音も小さく、軽めの音が特徴的💡 アコースティックギターが登場し始めた頃は、このような小さなギターが主流でした。 |
OO:ダブルオー(グランドコンサート)
ボディの最大幅が14.3125インチ(36.4cm)前後に作られているフォークタイプのアコースティックギターをOO(ダブルオー)またはグランドコンサートと呼びます。 当時まだ小型のO(シングルオー)サイズが主流だった頃、やや大きめのOO(ダブルオー)はコンサートで使用するための大型のギターという扱いでした。 |
OOO:トリプルオー(オーディトリアム)
ボディの最大幅が15インチ(38cm)のフォークタイプギターをOOO(トリプルオー)またはオーディトリアムと呼びます。 弦のテンションも柔らかくて演奏がしやすいのでフォークタイプのアコースティックギターでは定番💡 音は繊細でソロやアルペジオ奏法などに向いている一方で力強さなどを求めるなら後で登場するトレッドノートのほうがおすすめ! |
ドレッドノート(定番のアコースティックギター)
アコースティックギターの種類でも最も定番で大型のドレッドノートタイプは、1916年頃、フランク・ヘンリー・マーティンによって作られた、当時では珍しいくびれの少ないギターです。 現在ではこのクビレの少ないタイプはドレッドノートタイプのほか、ウェスタンタイプとも呼ばれています。 ドレッドノートは当時ではかなり大型のギターで音色も大きく、他の楽器の音量にも負けない大きな音量でギターを鳴らしたいカントリーやブルーグラスなどでバンジョーと共に演奏される定番で、現在でもとても人気があります。 人気のMARTIN D-28もこのドレッドノートモデルです💡 |
ドブロギター(リゾネーターギター)
ドブロギターは、電気を使わずに他の楽器にも負けない大音量を得るために木製や金属製の共鳴板を取り付けたギターです。 ブルーグラスではバンジョーやマンドリンと共に定番の組み合わせであったり、カントリーやハワイアンではギターを横置きにしてスチールギターとして使われることもあります。 その構造から独特の音色が特徴的で金属製の共鳴板を付けた機種では金属的な温かみがあります。 |
OM:オーエム(オーケストラモデル)
OOO(トリプルオー)と全く同じ形状で、ネックが13mmだけ長く、同じ太さの弦を張った場合OOOよりも弦のテンションが少しだけ強くなります! これによってアタックがやや強く、1音1音がはっきりとしたハリのある音が得られるのが特徴💡 当時Martinでは12フレットジョイント(ネックの12フレット目でボディと接続する)タイプが主流でしたが、バンジョー奏者の依頼で14フレットジョイントのネックを付けたことで誕生したのが始まりです。 現在ではほとんどのギターで14フレットジョイントを採用していてネックの長さのみが異なるという仕様に変わっています。 |
OOOO:クアドラオー
ボディの最大幅が16インチ(40.64cm)という巨大なOOOO(クアドラオー)はその大きな音量と低音が特徴的! MARTINでは以前はMシリーズで呼ばれていましたが、最近では0000という名前に変わりました。 |
J(ジャンボ)
現在存在する規格品としては最大のアコースティックギターでOOOOの厚みをさらに分厚く、ドレッドノートと同じ厚さにしたサイズをJ(ジャンボ)と呼びます。 ボディが大きく厚みもあるためかなりの大音量と低音が特徴的なパワフルな音色を奏でます。 |
エレキギターの種類
続いてエレキギターの種類を歴史の古い順に紹介していきます💡
フルアコースティックギター(世界初のエレキギター)
フルアコースティックギターは、名前を聞くとアコースティックギターのように聞こえますが、実はGIBSON社から発売された(ES-150)世界最初のエレキギターです。 仕組みは通常のアコースティックギターにピックアップを取り付けたもので、とても柔らかい音色を作れるのが特徴💡ほんわかとした雰囲気を作ることができます。 |
テレキャスター(アメリカンに最適!)
1950年前後にFENDER社によって開発されたテレキャスターはソリッドギター(空洞が全く無いエレキギターのこと)中では最古で、最初に誕生したソリッドギターです。 音色は歯切れのよい音の粒がはっきりとしたアタック感が特徴的! 1ボリューム&1トーンというシンプルな作りで、特徴的な歯切れのよいアタック音だけでなく甘い音色までを曲調に合わせてコントロールできます。 日本では後に登場する「ストラト」「レスポール」を選ぶ方が多く、テレキャスターは2本目以降に購入する方が多い印象💡 |
レスポール(パワーと色気なら負けない!)
レスポールのギターと言えば、ハムバッカータイプのピックアップを採用した図太いパワーと色気のある音色が特徴で、この音色が好きでレスポールを選ぶという方も多いはず💡 アタック・音の伸びまで重みのある音作りが得意な一方、歯切れのよいサウンドは少々苦手なのでジャンルを選ぶギターでもあります。 この音色が好き!という方はギター選びで迷うことはないはず!レスポールを選びましょう♪ |
ストラトキャスター(どんなジャンルもこなす万能!)
テレキャスターと同じくFENDER社のギターで、テレキャスターをさらに万能に対応できるように進化させたのがこのストラトキャスター! ピックアップが3つ付いているので組み合わせで多くの音が作れ、多くのジャンルでバッキングからソロまでこなせる定番ギターです💡 これからギターを始めて多くのジャンルを演奏したいけどどの種類を購入しようか迷っているという方は1本目にストラトキャスターを選ぶのがおすすめ! |
セミアコースティックギター
セミアコースティックギターは、フルアコースティックギターの中央部分(ピックアップよりも下あたり)に木材が詰め込まれているのが特徴で、フルアコースティックギターとソリッドギターの中間の音がなるギターです。 セミアコースティックが登場するのはフルアコースティックギターのずっと後(22年後)で、1958年、GIBSONがES-335という機種を発売しました。 音色は柔らかさを残しつつ、ソリッドギターのような硬さも兼ね備えていて音作りもどちらに寄せるかを調節しやすく万能で人気があります! 海外ではセミホロー(Semi Hollow)と呼ばれることも多いです。 |
SG(中音域が強く艶があってロックに最適!)
GIBSON社のレスポールは製造コストが高く、さらに「ギター本体の重量が重たい」「ハイポジションが演奏しづらい」「ネックが太い」というユーザーの意見を反映して開発したのがSG! これらのユーザーの声を取り入れているため、演奏者にとってとても演奏しやすいギターであるという点と、マホガニーという柔らかい木材を使用したレスポールに比べてやや軽めの音、中音域が強い艶がある音色がロックにピッタリだということで人気があります。 |
すべてのギターを歴史の古い順に表示
ここからは今回登場したすべてのギターを歴史の古い順番に掲載していきます💡
O:シングルオー(小型のフォークタイプ)
ボディの最大幅が13.5インチ(34.29cm)よりも小さいフォークタイプ(くびれが大きくてひょうたん型)のものをO(シングルオー)と呼びます。 歴史的に最も古くから存在するサイズで、ボディが小さいため音も小さく、軽めの音が特徴的💡 アコースティックギターが登場し始めた頃は、このような小さなギターが主流でした。 |
OO:ダブルオー(グランドコンサート)
ボディの最大幅が14.3125インチ(36.4cm)前後に作られているフォークタイプのアコースティックギターをOO(ダブルオー)またはグランドコンサートと呼びます。 当時まだ小型のO(シングルオー)サイズが主流だった頃、やや大きめのOO(ダブルオー)はコンサートで使用するための大型のギターという扱いでした。 |
OOO:トリプルオー(オーディトリアム)
ボディの最大幅が15インチ(38cm)のフォークタイプギターをOOO(トリプルオー)またはオーディトリアムと呼びます。 弦のテンションも柔らかくて演奏がしやすいのでフォークタイプのアコースティックギターでは定番💡 音は繊細でソロやアルペジオ奏法などに向いている一方で力強さなどを求めるなら後で登場するトレッドノートのほうがおすすめ! |
ドレッドノート(定番のアコースティックギター)
アコースティックギターの種類でも最も定番で大型のドレッドノートタイプは、1916年頃、フランク・ヘンリー・マーティンによって作られた、当時では珍しいくびれの少ないギターです。 現在ではこのクビレの少ないタイプはドレッドノートタイプのほか、ウェスタンタイプとも呼ばれています。 ドレッドノートは当時ではかなり大型のギターで音色も大きく、他の楽器の音量にも負けない大きな音量でギターを鳴らしたいカントリーやブルーグラスなどでバンジョーと共に演奏される定番で、現在でもとても人気があります。 人気のMARTIN D-28もこのドレッドノートモデルです💡 |
ドブロギター(リゾネーターギター)
ドブロギターは、他の楽器にも負けない大音量を得るために木製や金属製の共鳴板を取り付けたギターです。 ブルーグラスではバンジョーやマンドリンと共に定番の組み合わせであったり、カントリーやハワイアンではギターを横置きにしてスチールギターとして使われることもあります。 その構造から独特の音色が特徴的で金属製の共鳴板を付けた機種では金属的な温かみがあります。 |
OM:オーエム(オーケストラモデル)
OOO(トリプルオー)と全く同じ形状で、ネックが13mmだけ長く、同じ太さの弦を張った場合OOOよりも弦のテンションが少しだけ強くなります! これによってアタックがやや強く、1音1音がはっきりとしたハリのある音が得られるのが特徴💡 当時Martinでは12フレットジョイント(ネックの12フレット目でボディと接続する)タイプが主流でしたが、バンジョー奏者の依頼で14フレットジョイントのネックを付けたことで誕生したのが始まりです。 現在ではほとんどのギターで14フレットジョイントを採用していてネックの長さのみが異なるという仕様に変わっています。 |
フルアコースティックギター(世界初のエレキギター)
フルアコースティックギターは、名前を聞くとアコースティックギターのように聞こえますが、実はGIBSON社から発売された(ES-150)世界最初のエレキギターです。 仕組みは通常のアコースティックギターにピックアップを取り付けたもので、とても柔らかい音色を作れるのが特徴💡ほんわかとした雰囲気を作ることができます。 |
テレキャスター(アメリカンに最適!)
1950年前後にFENDER社によって開発されたテレキャスターはソリッドギター(空洞が全く無いエレキギターのこと)中では最古で、最初に誕生したソリッドギターです。 音色は歯切れのよい音の粒がはっきりとしたアタック感が特徴的! 1ボリューム&1トーンというシンプルな作りで、特徴的な歯切れのよいアタック音だけでなく甘い音色までを曲調に合わせてコントロールできます。 日本では後に登場する「ストラト」「レスポール」を選ぶ方が多く、テレキャスターは2本目以降に購入する方が多い印象💡 |
レスポール(パワーと色気なら負けない!)
レスポールのギターと言えば、ハムバッカータイプのピックアップを採用した図太いパワーと色気のある音色が特徴で、この音色が好きでレスポールを選ぶという方も多いはず💡 アタック・音の伸びまで重みのある音作りが得意な一方、歯切れのよいサウンドは少々苦手なのでジャンルを選ぶギターでもあります。 この音色が好き!という方はギター選びで迷うことはないはず!レスポールを選びましょう♪ |
ストラトキャスター(どんなジャンルもこなす万能!)
テレキャスターと同じくFENDER社のギターで、テレキャスターをさらに万能に対応できるように進化させたのがこのストラトキャスター! ピックアップが3つ付いているので組み合わせで多くの音が作れ、多くのジャンルでバッキングからソロまでこなせる定番ギターです💡 これからギターを始めて多くのジャンルを演奏したいけどどの種類を購入しようか迷っているという方は1本目にストラトキャスターを選ぶのがおすすめ! |
セミアコースティックギター
セミアコースティックギターは、フルアコースティックギターの中央部分(ピックアップよりも下あたり)に木材が詰め込まれているのが特徴で、フルアコースティックギターとソリッドギターの中間の音がなるギターです。 セミアコースティックが登場するのはフルアコースティックギターのずっと後(22年後)で、1958年、GIBSONがES-335という機種を発売しました。 音色は柔らかさを残しつつ、ソリッドギターのような硬さも兼ね備えていて音作りもどちらに寄せるかを調節しやすく万能で人気があります! 海外ではセミホロー(Semi Hollow)と呼ばれることも多いです。 |
SG(中音域が強く艶があってロックに最適!)
GIBSON社のレスポールは製造コストが高く、さらに「ギター本体の重量が重たい」「ハイポジションが演奏しづらい」「ネックが太い」というユーザーの意見を反映して開発したのがSG! これらのユーザーの声を取り入れているため、演奏者にとってとても演奏しやすいギターであるという点と、マホガニーという柔らかい木材を使用したレスポールに比べてやや軽めの音、中音域が強い艶がある音色がロックにピッタリだということで人気があります。 |
OOOO:クアドラオー
ボディの最大幅が16インチ(40.64cm)という巨大なOOOO(クアドラオー)はその大きな音量と低音が特徴的! MARTINでは以前はMシリーズで呼ばれていましたが、最近では0000という名前に変わりました。 |
J(ジャンボ)
現在存在する規格品としては最大のアコースティックギターでOOOOの厚みをさらに分厚く、ドレッドノートと同じ厚さにしたサイズをJ(ジャンボ)と呼びます。 ボディが大きく厚みもあるためかなりの大音量と低音が特徴的なパワフルな音色を奏でます。 |
ギターの種類はたくさんある!?世界中で使われているギターを歴史の古い順に紹介! のまとめ!
アコースティックギターからエレキギター、またその演奏方法まで同じギターといっても様々な種類がありますね💡
ギターの種類によって音色や得意な演奏も異なるので、ギターを購入する際にはこれらの違いをよく理解した上で購入すれば演奏もより楽しくなること間違いなしです💡
これからギターを購入しようかなと思っている方は是非多くのギターを試して目的の音に近い種類のギターを入手しましょう^-^ノ