音楽や映像制作では絶対に避けたいノイズですが、もし入ってしまって録り直しができないような場合はうまく取り除いてあげる必要があります。
でも、ノイズを取り除くにしても消したいノイズがどんな種類なのかわからなければどのプラグインを使ったら良いのかわからず、なかなか作業が進みません。
そこで今回はよく知られているノイズの種類を実際に聴いてみて、消すためにはどんなソフトを使用すればよいのか一例を紹介していきます。
ヒスノイズ(His Noise)
ヒスノイズはアナログ機器を通した時に発生しやすいノイズです。音域全体に広がっていてなかなか厄介ですね。
ヒスノイズを除去するには?
ヒスノイズを除去するためには次のソフトを使用するのがおすすめです。
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ハムノイズ(Hum Noise)
ハムノイズはよく真空管などのアンプから生じる、比較的低音のノイズで、日本では交流電流の周波数によって主に50Hzや60Hzあたりの音域に生じます。
ハムノイズを除去するには?
ハムノイズを除去するためには次のソフトを使用するのがおすすめです。
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クリック・クラックル(Click/Crackle Noise)
クリックノイズやクラックルノイズは主にレコードの針がぶつかって入るノイズのことを指しますが、音声中に入ってしまう瞬間的な「ぱちっ」という音はすべてクリックノイズと呼びます。クラックルノイズはやや控えめなパチパチがなり続ける場合に表現として使います。
稀にクリッピングによってクリックノイズが発生することがありますが、その場合もクリックノイズとして除去します。
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クリック・クラックルノイズを除去するには?
クリック・クラックルノイズを除去するためには次のソフトを使用するのがおすすめです。
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クリッピングノイズ(Clipping Noise)
クリッピングノイズとは、音がつぶれすぎてしまう歪みによって生じる全てのノイズのことを指します。
クリッピングによるクリックノイズはクリックノイズを除去するソフトで消していきますが、つぶれてバリバリになって生じてしまったノイズを取り除くのは少し厄介です。
クリッピングノイズを除去するには?
クリッピングノイズを除去するためには次のソフトを使用するのがおすすめです。
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まとめ
今回はよく遭遇するノイズの種類と除去方法について書いてみました。その他にも、風の音などの環境音、飛行機や車の音など多くのノイズがありますが、よほどひどくなければうまく編集すれば大体のノイズは消すことができます。
ノイズに関しては、本当は入らないように収録するのが一番ですが、どうしてもという場合には今回紹介した方法を試してみてください^-^ノ
ちなみに音楽・映像音声のノイズ除去のお仕事も受け付けておりますので、どうしてもという場合にはご相談ください^-^ノ